''''**ハマホラシノブ [#v673dd14]
ホラシノブ科 ホラシノブ属 Sphenomeris biflora
生育している環境:高く切り立った岩壁に群生。生育している岩壁の周りはほかの植物があまり生えていないようなドライな岩壁。裂片や胞子のう群のようすは八丈島のハマホラシノブ ?をご覧ください。
観察された特徴:葉の大きさは25~40㎝。葉身の形は下部の羽片が発達し底辺が広い三角形。扇形をした裂片は厚みがあり幅も広い。胞子のう群は肉厚の裂片の先端にうずもれるようにしてつく。
胞子から栽培されている方から今回の個体の発芽情報を頂きました。アイホラシノブなどの雑種ではないことが分かりました。
生育確認数:1地点、切り立った岩壁の数か所に群生。神奈川県西部海岸
以下の前葉体・胞子体発芽画像については観察会同行の方が栽培・撮影・解説されているものです。
観察機器
実体顕微鏡 LEICA ES2 ・カメラ オリンパス TG-4
胞子を採取した葉 2017年1月30日
(1)ハマホラシノブ、胞子を採取した葉
(2)ハマホラシノブ、採取した胞子
胞子の播種2016年12月26日2017年12月26日訂正します。
2017年1月26日 胞子発芽確認
2017年1月26日(播種から1か月後)発芽したばかりの配偶体(前葉体)
2017年3月6日 前葉体(配偶体)
2017年3月6日 仮根を伸ばす配偶体(前葉体)
2017年4月1日 胞子体発芽
2017年4月1日 配偶体(前葉体)から胞子体が発芽
2017年5月27日 植替え
2017年5月27日 ハマホラシノブを石系の培地に植え替え。次の葉が出てきそうな膨らみがある。前葉体も枯れる。
2017年6月23日
(1) ハマホラシノブ、胞子体の成長
(2)ハマホラシノブ、放置している方(蒔いた方)も沢山胞子体が出てます。
2017年7月24日
ハマホラシノブ、三枚目の葉っぱが出ました。
''2017年7月24日 観察 ハマホラシノブ。
2017年8月30日
2017年8月30日 ハマホラシノブ、胞子体の成長
一枚目の葉っぱが枯れて、4枚目が出つつあります。新たに植え替えた石系と水苔は枯れてしまいました。一株ずつにしないで、塊で水苔に植え替えてみています。
2017年9月12日
(1)ハマホラシノブ、ひっくり返して中身がでました。
(2)ハマホラシノブ、培地を石系から水苔に変更。
2017年11月3日
ハマホラシノブ、順調に成長してます。
2018年5月12日 観察
2019年1月8日 枯れてしまいました。 終了
※栽培者は、2年以上経過した乾燥標本から再度胞子を撒き、栽培を試みられたそうです。”たくさん撒いた中からわずかだが発芽した”とのご連絡を頂きました。
胞子の播種2019年2月14日
(2016年12月26日播種で使用した葉。紙に包んでビニール袋に入れて室温・暗所・乾燥状態で保管していた)
胞子を採取した葉
(1)ハマホラシノブ2広範囲1拡大1
(2)ハマホラシノブ2広範囲1拡大2
2020年1月16日 観察
(1)ハマホラシノブ2植え替え前1
(2)ハマホラシノブ2植え替え後
※前回から9ヶ月放置して、2株だけ胞子体が確認できた。
2021年5月8日 観察
①ハマホラシノブ2-1-1
②ハマホラシノブ2-1-2
2021年5月9日 観察
①ハマホラシノブ2-1植え替え
②ハマホラシノブ2-1植え替え後
※ハマホラシノブ「1」を植え替えました。