ベニシダかとマルバベニシダの中間typeあるいはイヌナチクジャクか
メシダ科 メシダ属
生育している環境:標高100m、谷戸の奥に長く伸びる森の沢沿いのややウエットな林床に生育。
観察された特徴:マルバベニシダのような鱗片を持つ葉の質が厚い濃緑色のベニシダ。小羽片の幅が狭いエンシュウベニシダの可能性もあるがエンシュウベニシダの葉柄下部の鱗片は葉柄に多少巻き気味につく。葉の質感はサイゴクベニシダのように濃緑色・やや厚み・光沢がある。ベニシダの1形に入るのであろうが特徴的なシダなので記載する。同様の個体は高尾山大垂水峠?でも観察している。
葉柄には明褐色~明るい黒褐色・披針形・直線的・辺縁はほぼ全縁の鱗片を密生させる。葉柄上部~中軸下部にかけては葉柄下部よりはやや濃い黒褐色・披針形の鱗片をやや密につける。羽軸裏側には袋状の鱗片が密につき狭披針形・黒褐色の鱗片をまばらにつける。胞子嚢群は中肋寄りにつき、包膜は円腎形で辺縁はほぼ全縁。
(1)ベニシダかあるいはイヌナチクジャクか
(2)ベニシダかあるいはイヌナチクジャクか、葉柄
(1)(2)ベニシダかあるいはイヌナチクジャクか、葉柄下部の鱗片
(1)(2)(3)ベニシダかあるいはイヌナチクジャクか、葉柄上部
(1)(2)ベニシダかあるいはイヌナチクジャクか、葉身上部羽片裏側