コケシノブ Hymenophyllum wrightii
コケシノブ科 コケシノブ属
生育している環境:標高250~300m、低山の山中、小さなの湖のそばに生育。標高は低いが険しい山に囲まれた湖の周りは夏でも涼しいと思われる。林内の岩上に生育。岩を覆うように群生。関東では標高の高いところに生育。加賀地方南部では一般にどのくらいの標高のところに生育しているのか調べていない。
観察された特徴:岩上や樹幹基部などに葉が垂れ下がるようにして群生する。葉は暗緑色で中軸・羽軸は黒色、葉の表面が蝋を引いたような光沢がある。羽片は中軸に対して60°程度の角度で下向きにつける。葉身下部の中軸には狭い翼があり葉身上部に行くに従い翼の幅は広くなる。羽片の内側(前側)、基部の小羽片の先に先が尖った二枚貝状の包膜をつける。
(1)(2)低地にある天然の湖のそば、岩を覆うように生育するコケシノブ