キヨタキシダ Diplazium squamigerum
メシダ科 ノコギリシダ属
標本1 標高1600~1700m
生育している環境:釜無山中腹1400~1700mまで生育を確認。場所によっては近くにはミヤマシダが生育。
観察された特徴:夏緑性。葉の大きさは35~45㎝、2~3回羽状に深裂し裂片には鈍鋸歯がある。葉柄には黒褐色の鱗片がやや密につく。最下羽片は最大となるが特に発達することはなく下側小羽片は他の小羽片よりも多少大きい程度である。小羽片の先は円頭。胞子嚢群は線形で弓形に曲がり中肋に接するようにつく。包膜は弓形。
ただし、標本2は、近くには多少離れてはいるがミヤマシダが生育しており、切れ込みの浅いミヤマシダの可能性も考えられる。kiyo-seita20190713
標本2 標高1400~1500m
針葉樹や夏緑広葉樹が茂る林道わき。