コスギラン Huperzia selago
ヒカゲノカズラ科 コスギラン属
生育している環境:標高3000m稜線付近。稜線の風衝地。ハイマツ帯上部、周辺にはハイマツが生育。陽当たりのよい丈の低いお花畑に生育。
観察された特徴:葉は開出してつき、黄緑色。立ち上がった茎の下部~上部まで階段状に無性芽をつけた痕跡が残る。胞子嚢は二枚貝状で下部~上部までつく。無性芽をつけるのはコスギラン属の特徴。冬季は多少の積雪によって保護されるのであろうか。
(1)キバナシャクナゲやイワヒゲと共に生育するコスギラン
(2)チシマゼキショウと共に風衝地に生育するコスギラン
※赤いチシマゼキショウについて、「チシマゼキショウでいいと思います。赤くなっているのは、花が終わって実ができ始めると赤くなるためです。」(詳しい方からコメントをいただきました。)