コスギラン Huperzia selago

ヒカゲノカズラ科 コスギラン属

コスギラン、階段状につく無性芽痕。2018年7月24日 北岳 

生育している環境:標高3000m稜線付近。稜線の風衝地。ハイマツ帯上部、周辺にはハイマツが生育。陽当たりのよい丈の低いお花畑に生育。

観察された特徴:葉は開出してつき、黄緑色。立ち上がった茎の下部~上部まで階段状に無性芽をつけた痕跡が残る。胞子嚢は二枚貝状で下部~上部までつく。無性芽をつけるのはコスギラン属の特徴。冬季は多少の積雪によって保護されるのであろうか。

風衝地に生育するコスギラン。2018年7月24日 北岳 
アオノツガザクラなどとともに風衝地に生育するコスギラン

コスギラン。2018年7月24日 北岳 コスギラン。2018年7月24日 北岳
(1),(2)コスギラン

キバナシャクナゲやイワヒゲとコスギラン。2018年7月24日 北岳 3㎝程度の紅色のチシマゼキショウと白っぽいチシマゼキショウ(右下隅)と一緒に生育。2018年7月24日 北岳 
(1)キバナシャクナゲやイワヒゲと共に生育するコスギラン
(2)チシマゼキショウと共に風衝地に生育するコスギラン
※赤いチシマゼキショウについて、「チシマゼキショウでいいと思います。赤くなっているのは、花が終わって実ができ始めると赤くなるためです。」(詳しい方からコメントをいただきました。)

コスギラン、先端につく無性芽(むかご)2018年7月24日 北岳 コスギラン、無性芽(むかご)2018年7月24日 北岳 
(1)(2)コスギラン、無性芽(むかご)



戻る