トヨグチイノデ Polystichum ohmurae

オシダ科 イノデ属

釜無山上部石灰岩地帯、樹冠に覆われた石灰岩の岩壁の周辺や腐食が載った岩棚に生育するトヨグチイノデ。2019年7月13日 釜無山  

生育している環境:釜無山では稜線付近の樹林帯内の石灰岩(あるいは石灰岩を含む岩石)の岩壁・多少腐食が堆積した岩棚に生育。
観察された特徴:葉柄~中軸にかけて淡褐色・膜質の鱗片をつけ、植物体の大きさの割に大きな鱗片をつける。小形のイノデ。葉の大きさは20~30㎝、淡緑色、光沢は乏しい。葉はネクタイ形(倒披針形)~紡錘形で下部の羽片は短縮する。葉身や羽片の先は鈍頭。胞子嚢群は辺縁寄りにつく。

トヨグチイノデ、葉身。2019年7月13日 釜無山 トヨグチイノデ、羽片。2019年7月13日 釜無山
(1)トヨグチイノデ、葉身
(2)トヨグチイノデ、羽片

トヨグチイノデ、葉柄の鱗片。2019年7月13日 釜無山 トヨグチイノデ、中軸の鱗片。2019年7月13日 釜無山
(1)トヨグチイノデ、葉柄の鱗片
(2)トヨグチイノデ、中軸の鱗片

トヨグチイノ、胞子嚢群は辺縁寄りにつく。2019年7月13日 釜無山 トヨグチイノ、胞子嚢群は辺縁寄りにつく。2019年7月13日 釜無山
(1)(2)トヨグチイノデ、胞子嚢群


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