ニッコウシダ(陽光地に生育する個体)Thelypteris nipponica

ヒメシダ科ヒメシダ属

高原の草原や林縁の明るい林に生育するニッコウシダ。20年9月5日 入笠山
①高原の草原や林縁の明るい林に生育するニッコウシダ

生育している環境:高原の湿った草原や林縁の明るい林に生育する。広い範囲に群生する。
観察された特徴:葉柄はわら色~淡緑色、濃い栗色~黒褐色の鱗片をつける。葉の大きさは30~45㎝、広披針形、淡緑色。最下羽片は短縮する。胞子葉の羽片は日当たりの良いところで生育する個体では栄養葉にくらべ細身になり、葉身上部の羽片は鎌曲する。裂片の裏側には包膜が重なるように密につく。

ニッコウシダ、葉柄は淡緑色。20年9月5日 入笠山 ニッコウシダ、葉柄には短毛が生え、濃い栗色~黒褐色の鱗片がつく。20年9月5日 入笠山
②ニッコウシダ、淡緑色の葉柄
③ニッコウシダ、葉柄につく濃い栗色~黒褐色の鱗片

ニッコウシダ、栄養葉は黄緑色~淡緑色。20年9月5日 入笠山 ニッコウシダ、栄養葉の最下羽片は短縮する。20年9月5日 入笠山
④ニッコウシダ、黄緑色の栄養葉
⑤ニッコウシダ、短縮する栄養葉の最下羽片

ニッコウシダ、栄養葉の羽片。20年9月5日 入笠山
⑥ニッコウシダ、栄養葉の羽片

ニッコウシダ、胞子葉の羽片は栄養葉に比べ細身になる。20年9月5日 入笠山 ニッコウシダ、胞子葉の羽片は栄養葉に比べ細身になる。20年9月5日 入笠山
⑦ニッコウシダ、羽片がスリムな胞子葉
⑧ニッコウシダ、胞子葉の裏側

ニッコウシダ、裂片の裏側には包膜が重なるように密につく。20年9月5日 入笠山
⑨ニッコウシダ、裂片の裏側には包膜が重なるように密につく