イワイタチシダ Dryopteris saxifraga
オシダ科 オシダ属
生育している環境:渓谷の両面がほぼ切り立った岩壁に生育。
''観察された特徴:葉柄には鱗片が開出してつく。葉の大きさは25~45㎝、葉は広披針形で艶が無く青味を帯びた白緑色。胞子数は57個確認でき有性生殖種と言える。胞子の形はすべて整っている。
(1)切り立った岩場に生育するイワイタチシダ(中央)
(2)イワイタチシダ、中軸裏側
(1)イワイタチシダ、葉柄の鱗片
(2)イワイタチシダ、中軸裏側
(1)イワイタチシダ、胞子を採取した葉
(2)イワイタチシダ、胞子数
(1)イワイタチシダ、胞子上面
(2)イワイタチシダ、胞子側面
(1)イワイタチシダ、胞子上面
(2)イワイタチシダ、胞子側面
標本2
生育していた環境:渓谷の沿いの岩壁や山地上部の岩場に生育。
観察された特徴:常緑性。葉柄や中軸の鱗片は軸に直角に開出してつき先端は上を向く。葉の大きさは8~40cmで非常に小さな個体でも胞子のう群を付けることがある。葉の色は鮮緑色~青緑色、光沢はない。春先の展開した若葉は黄緑色。
生育確認数:渓谷上流部や山地上部の岩場で普通に見られる。白丸、越沢、海沢、大楢峠
イワイタチシダ(上上左)
イワイタチシダ、新芽(上上右)
イワイタチシダ、葉柄鱗片(上左、上中、上右)
イワイタチシダ、葉身(下左、下右)
イワイタチシダ、羽片(下下左)
イワイタチシダ、胞子のう群(下下右)