ミタケハリガネワラビ(仮称)

ヒメシダ科 ヒメシダ属  

ミタケハリガネワラビ 2014年7月27日 御岳山山頂

生育していた環境:山地上部チャートの岩場の上に薄い表土が乗った環境、夏緑広葉樹林が広がる。林床・岩壁の基部に群生。付近にはイワハリガネワラビが普通に生育。ハリガネワラビも見られる。(上の写真の個体はイワハリガネワラビが着生する岩壁の基部に生育)
観察された特徴:夏緑性。葉柄および中軸は細くわら色~黄緑色。葉の大きさは30~45cm、葉身は卵形で幅が広い。各羽片は幅が広く、最下羽片基の小羽片はあまり短縮しない。胞子のう群をつけた部分は2回羽状に分かれるが、葉身下部の小羽片はさらに浅く裂け3回羽状浅裂となる。葉の裏側には腺点があり、胞子のう群は中間につき、包膜上には短い微毛が密生する。胞子のう群をつけていない葉では小羽片の側脈は2叉することがある(イワハリガネワラビでも見られることはある)。
生育確認数:1地点、10株程度。御岳山。

林床に生育するミタケハリガネワラビ 2014年7月27日 御岳山山頂 ミタケハリガネワラビ、葉身 2014年7月27日 御岳山山頂
(1)ミタケハリガネワラビ
(2)ミタケハリガネワラビ、葉身

ミタケハリガネワラビ、下部羽片 2014年7月27日 御岳山山頂 ミタケハリガネワラビ、新芽 2014年7月27日 御岳山山頂
(1)ミタケハリガネワラビ、下部羽片
(2)ミタケハリガネワラビ、新芽

胞子のう群をつけない下部羽片の小羽片には2叉する側脈が混ざる(向軸側)。2014年7月27日 御岳山山頂 胞子のう群をつけない下部羽片の小羽片には2叉する側脈が混ざる。(背軸側)2014年7月27日 御岳山山頂
(1)ミタケハリガネワラビ、小羽片(向軸側)の側脈
(2)ミタケハリガネワラビ、小羽片(背軸側)の側脈

ミタケハリガネワラビ、胞子のう群 2014年7月27日 御岳山山頂 ミタケハリガネワラビ、周りには腺点が確認でき、包膜上には短い微毛が密生する。2014年7月27日 御岳山山頂
(1)ミタケハリガネワラビ、胞子のう群
(2)ミタケハリガネワラビ、包膜