山中湖畔から見た富士山。2020年10月31日 御殿場

10月の末、8月に続き御殿場の森をみなさんで歩きました。ヒロハイヌワラビはまだ元気でしたがカラクサイヌワラビは枯れかけていました。スギ・ヒノキ林を中心に歩きました。ヒノキ林だけでなくスギ林でもあまりに密に生育しているところではシダの生育が少なく、適度に他の樹木が生育していたり、渓谷沿いなど環境の変化に富んだりしているところの方がいろいろなシダが見られるようです。


トウゲシバ(短葉・線形type)
観察会の始まる前に立ち寄ったスギ林内(上小林)。あまりウエットではない樹齢を経たスギー夏緑広葉樹林林床に生育。葉の長さは短く線形。無性芽は確認できなかった。ある程度標高が高いところや寒いところで観察されることがある。

トウゲシバ(短葉・線形type)2020年10月31日 御殿場 
トウゲシバ(短葉・線形type)

あまりウエットではない樹齢を経たスギー夏緑広葉樹林林床に生育するトウゲシバ(短葉・線形type)2020年10月31日 御殿場
トウゲシバ(短葉・線形type)

トウゲシバ(短葉・線形type)葉先。2020年10月31日 御殿場 トウゲシバ(短葉・線形type)2020年10月31日 御殿場
(1)(2)トウゲシバ(短葉・線形type)

トウゲシバ(短葉・線形type)葉の長さ10㎜・幅1㎜程度。2020年10月31日 御殿場 トウゲシバ(短葉・線形type)葉の長さ10㎜・幅1㎜程度。2020年10月31日 御殿場
(1)(2)トウゲシバ(短葉・線形type)葉





フユノハナワラビか
裂片の先がアカハナワラビのように尖るハナワラビの仲間を観察。
畑の一角の果樹の根本に5~6株が生育。ある程度日が差し込む環境。3~4回羽状に分かれる。裂片の先端は尖るが辺縁の鋸歯は鋭くない。フユノハナワラビは葉形に変化が大きいので、これもその1形と言えるのかもしれない。詳しい方にも見ていただいたが、フユノハナワラビであろうとのことであった。

フユノハナワラビか、栄養葉。2020年10月31日 御殿場
フユノハナワラビか

フユノハナワラビか、胞子葉。2020年10月31日 御殿場 フユノハナワラビか。2020年10月31日 御殿場
(1)フユノハナワラビか、胞子葉
(2)フユノハナワラビか

フユノハナワラビか(同じ個体 別角度)2020年10月31日 御殿場 フユノハナワラビか、小羽片・裂片。2020年10月31日 御殿場
(1)フユノハナワラビか(同じ個体 別角度)
(2)フユノハナワラビか、小羽片・裂片





コウヤワラビ
林縁の畑の周りの明るい土手に生育。胞子葉をつけていました。

林縁の畑の周りの明るい土手に生育するコウヤワラビ。2020年10月31日 御殿場
林縁の畑の周りの明るい土手に生育するコウヤワラビ

コウヤワラビ。2020年10月31日 御殿場
コウヤワラビ





ヒロハイヌワラビ
ヒロハイヌワラビはまだ元気でしたがカラクサイヌワラビは枯れかけていました。

ヒロハイヌワラビ。2020年10月31日 御殿場
ヒロハイヌワラビ

ヒロハイヌワラビ、葉身。2020年10月31日 御殿場 ヒロハイヌワラビ、羽軸には毛が生える。2020年10月31日 御殿場
(1)ヒロハイヌワラビ
(2)ヒロハイヌワラビ、羽軸





カラクサイヌワラビ
カラクサイヌワラビ。2020年10月31日 御殿場
カラクサイヌワラビ

カラクサイヌワラビ、羽片裏側。2020年10月31日 御殿場 カラクサイヌワラビ、胞子嚢群。2020年10月31日 御殿場
(1)カラクサイヌワラビ、羽裏側
(2)カラクサイヌワラビ、胞子嚢群





ミヤマクマワラビ
よく茂った樹林下で見られました。オシダに比べると少ないですが時々見られます。ほとんど枯れかけていました。

ほとんど枯れかけたミヤマクマワラビ。2020年10月31日 御殿場
ミヤマクマワラビ

ミヤマクマワラビ、冬芽。2020年10月31日 御殿場 ミヤマクマワラビ、葉柄の鱗片は黒褐色。2020年10月31日 御殿場
(1)ミヤマクマワラビ、冬芽
(2)ミヤマクマワラビ、葉柄の鱗片

ミヤマクマワラビ、葉身下部。2020年10月31日 御殿場 ミヤマクマワラビ、裂片の側脈は枝分かれしない。2020年10月31日 御殿場
(1)ミヤマクマワラビ、葉身下部
(2)ミヤマクマワラビ、葉脈





オオクジャクシダ
スギ林内に生育。葉柄~中軸にかけての鱗片は淡褐色で膜質。葉の大きさは45~50㎝、黄緑色~鮮緑色。あまり大形の個体は見られなかった。葉の表面は葉脈に沿って窪む。胞子嚢群は辺縁寄りにつく。

オオクジャクシダ。2020年10月31日 御殿場
オオクジャクシダ

オオクジャクシダ。2020年10月31日 御殿場
オオクジャクシダ

オオクジャクシダ、葉柄。2020年10月31日 御殿場 オオクジャクシダ、葉柄。2020年10月31日 御殿場
(1)(2)オオクジャクシダ、葉柄

オオクジャクシダ、葉柄の鱗片。2020年10月31日 御殿場 オオクジャクシダ、葉柄の鱗片。2020年10月31日 御殿場 オオクジャクシダ、葉柄の鱗片。2020年10月31日 御殿場 
(1)(2)(3)オオクジャクシダ、葉柄の鱗片

オオクジャクシダ、中軸の鱗片。2020年10月31日 御殿場 オオクジャクシダ、中軸の鱗片。2020年10月31日 御殿場 
(1)(2)オオクジャクシダ、中軸の鱗片

オオクジャクシダ、葉表側。2020年10月31日 御殿場 オオクジャクシダ、葉裏側。2020年10月31日 御殿場
(1)オオクジャクシダ、葉表側
(2)オオクジャクシダ、葉裏側

オオクジャクシダ、葉身下部。2020年10月31日 御殿場 オオクジャクシダ、中軸および羽片基部。2020年10月31日 御殿場
(1)オオクジャクシダ、葉身下部
(2)オオクジャクシダ、中軸および羽片基部

オオクジャクシダ、葉身上部裏側。2020年10月31日 御殿場 オオクジャクシダ、葉身上部裏側。2020年10月31日 御殿場
(1)(2)オオクジャクシダ、葉身上部裏側

オオクジャクシダ、羽片。2020年10月31日 御殿場 オオクジャクシダ、羽片裏側。2020年10月31日 御殿場
(1)オオクジャクシダ、羽片
(2)オオクジャクシダ、羽片裏側





キヨズミオオクジャク
スギ林内に生育。葉柄~中軸にかけての鱗片は黒褐色。葉の大きさは45~50㎝、黄緑色。葉の色はオオクジャクシダよりもやや明るい黄緑色。葉の表面は葉脈に沿って窪む。胞子嚢群は中間につく。

キヨズミオオクジャク。2020年10月31日 御殿場
キヨズミオオクジャク

キヨズミオオクジャク(上)とオオクジャクシダ(下)。2020年10月31日 御殿場 キヨズミオオクジャク、葉柄。2020年10月31日 御殿場
(1)キヨズミオオクジャク(上)とオオクジャクシダ(下)
(2)キヨズミオオクジャク、葉柄

キヨズミオオクジャク、葉身下部。2020年10月31日 御殿場 キヨズミオオクジャク、葉身中部。2020年10月31日 御殿場 キヨズミオオクジャク、葉身上部。2020年10月31日 御殿場
(1)キヨズミオオクジャク、葉身下部
(2)キヨズミオオクジャク、葉身中部
(3)キヨズミオオクジャク、葉身上部

キヨズミオオクジャク、葉柄の鱗片。2020年10月31日 御殿場 キヨズミオオクジャク、葉柄の鱗片。2020年10月31日 御殿場
(1)(2)キヨズミオオクジャク、葉柄の鱗片

キヨズミオオクジャク、中軸の鱗片。2020年10月31日 御殿場 キヨズミオオクジャク、中軸の鱗片。2020年10月31日 御殿場
(1)キヨズミオオクジャク、中軸下部および羽片
(2)キヨズミオオクジャク、中軸および羽片

キヨズミオオクジャク、中軸の鱗片。2020年10月31日 御殿場 キヨズミオオクジャク、中軸の鱗片。2020年10月31日 御殿場
(1)(2)キヨズミオオクジャク、中軸の鱗片

キヨズミオオクジャク、下部羽片。2020年10月31日 御殿場 キヨズミオオクジャク、羽片。2020年10月31日 御殿場
(1)キヨズミオオクジャク、下部羽片
(2)キヨズミオオクジャク、羽片

キヨズミオオクジャク、胞子嚢群。2020年10月31日 御殿場 キヨズミオオクジャク、胞子嚢群。2020年10月31日 御殿場
(1)(2)キヨズミオオクジャク、胞子嚢群





イワヘゴ
ややウエットな林床に生育していた。

イワヘゴ、葉身。2020年10月31日 御殿場 
イワヘゴ、葉身

イワヘゴ。2020年10月31日 御殿場
ややウエットな林床に生育するイワヘゴ





アイノコクマワラビ(クマワラビ×オクマワラビ)
クマワラビとオクマワラビの雑種と推定される。クマワラビやオクマワラビがともに生育するスギ林内でときどき見られる。薄暗い画像では判断しにくいが葉柄が長く、葉身下部はあまり短縮しない。葉の表面では葉脈に沿って窪みが確認でき、葉の先端は残存している。(逆光の写真で見にくくなってしまいました)

アイノコクマワラビ(クマワラビ×オクマワラビ)2020年10月31日 御殿場
アイノコクマワラビ(クマワラビ×オクマワラビ)

アイノコクマワラビ(クマワラビ×オクマワラビ)葉柄は長く、下部羽片はあまり短縮しない。2020年10月31日 御殿場
(1)アイノコクマワラビ(クマワラビ×オクマワラビ)、葉柄

アイノコクマワラビ(クマワラビ×オクマワラビ)葉身下部。2020年10月31日 御殿場 アイノコクマワラビ(クマワラビ×オクマワラビ)葉脈。2020年10月31日 御殿場
(1)アイノコクマワラビ(クマワラビ×オクマワラビ)葉身下部
(2)アイノコクマワラビ(クマワラビ×オクマワラビ)葉脈





フジオシダ(羽片がしだれない個体)フジクマワラビ
観察会の始まる前に立ち寄ったスギ林内(上小林)。周辺にはオシダやクマワラビ、オクマワラビが生育する。
詳しい方に見ていただきフジオシダであることが分かりました。訂正いたします。頂いたコメントを掲載いたします。2020年11月17日
「フジクマワラビは葉柄の鱗片が明るい褐色で、濃褐色の部分はありません。実葉はクマワラビと同様に葉の先端部が縮小しその部分にソーラスをつけ、クマワラビほどではありませんが、秋にはソーラスをつけた部分が早く枯れます。葉脈はフジオシダよりもよく凹み、葉の裏面は白色味が強くなります。実葉部分の縮小と早く枯れることがポイントだと思います。」

フジオシダ<del>フジクマワラビ</del>(オシダ×オクマワラビ)2020年10月31日 御殿場
フジオシダフジクマワラビ(オシダ×オクマワラビ)

フジオシダ<del>フジクマワラビ</del>(オシダ×オクマワラビ)葉。2020年10月31日 御殿場 
フジオシダフジクマワラビ(オシダ×オクマワラビ)葉

フジオシダ<del>フジクマワラビ</del>(オシダ×オクマワラビ)葉柄の鱗片は黒褐色。2020年10月31日 御殿場 フジオシダ<del>フジクマワラビ</del>(オシダ×オクマワラビ)葉柄の鱗片は黒褐色。2020年10月31日 御殿場
(1)(2)フジオシダフジクマワラビ(オシダ×オクマワラビ)葉柄の鱗片

フジオシダ<del>フジクマワラビ</del>(オシダ×オクマワラビ)、葉身下部。2020年10月31日 御殿場 フジオシダ<del>フジクマワラビ</del>(オシダ×オクマワラビ)、葉身中部。2020年10月31日 御殿場 フジオシダ<del>フジクマワラビ</del>(オシダ×オクマワラビ)、葉身上部。2020年10月31日 御殿場
(1)フジオシダフジクマワラビ(オシダ×オクマワラビ)、葉身下部
(2)フジオシダフジクマワラビ(オシダ×オクマワラビ)、葉身中部
(3)フジオシダフジクマワラビ(オシダ×オクマワラビ)、葉身上部

フジオシダ<del>フジクマワラビ</del>(オシダ×オクマワラビ)葉身上部胞子嚢群をつける羽片は表面で窪む。2020年10月31日 御殿場 フジオシダ<del>フジクマワラビ</del>(オシダ×オクマワラビ)葉身上部胞子嚢群をつける羽片は表面で窪む。2020年10月31日 御殿場
(1)(2)フジオシダフジクマワラビ(オシダ×オクマワラビ)葉身上部胞子嚢群をつける羽片

フジオシダ<del>フジクマワラビ</del>(オシダ×オクマワラビ)小羽片の表面は葉脈に沿って窪む。2020年10月31日 御殿場 フジオシダ<del>フジクマワラビ</del>(オシダ×オクマワラビ)胞子嚢群。2020年10月31日 御殿場
(1)フジオシダフジクマワラビ(オシダ×オクマワラビ)小羽片上の葉脈
(2)フジオシダフジクマワラビ(オシダ×オクマワラビ)胞子嚢群





フジオシダあるいはミヤマオクマワラビ(ミヤマクマワラビ×オクマワラビ)
観察会ではフジクマワラビではないかとお話ししましたが、詳しい方から以下のコメントを頂きました。今後、観察会ではさらに慎重に詳しく観察していかなければならないと思います。
「フジオシダあるいはミヤマオクマワラビかもしれません。ミヤマオクマワラビは御殿場ではフジオシダほど多くありませんが、稀に見られます。」

スギ・ヒノキ林林床に生育。周辺にはオシダやミヤマクマワラビ、クマワラビ、オクマワラビが生育する。展開する葉は葉身の幅が異なる葉をつけていた。葉柄の鱗片は黒褐色。
フジオシダあるいはミヤマオクマワラビ。2020年10月31日 御殿場
フジオシダあるいはミヤマオクマワラビ

フジオシダあるいはミヤマオクマワラビ、葉柄には黒褐色の鱗片をつける。2020年10月31日 御殿場 フジオシダあるいはミヤマオクマワラビ、葉柄には黒褐色の鱗片をつける。2020年10月31日 御殿場
(1)(2)フジオシダあるいはミヤマオクマワラビ、葉柄の鱗片(ピンボケですみません。)

展開する葉によって羽片の幅や羽片間の間隔が異なる葉をつけるフジオシダあるいはミヤマオクマワラビ。2020年10月31日 御殿場 展開する葉によって羽片の幅や羽片間の間隔が異なる葉をつけるフジオシダあるいはミヤマオクマワラビ。2020年10月31日 御殿場
(1)(2)展開する葉によって羽片の幅や羽片間の間隔が異なる葉をつけるフジオシダあるいはミヤマオクマワラビ

フジオシダあるいはミヤマオクマワラビ、葉の表面。2020年10月31日 御殿場 フジオシダあるいはミヤマオクマワラビ、葉の表面。2020年10月31日 御殿場
(1)(2)フジオシダあるいはミヤマオクマワラビ、葉の表面

フジオシダあるいはミヤマオクマワラビ、葉身裏側。2020年10月31日 御殿場 フジオシダあるいはミヤマオクマワラビ、胞子嚢群。2020年10月31日 御殿場
(1)フジオシダあるいはミヤマオクマワラビ、葉身裏側
(2)フジオシダあるいはミヤマオクマワラビ、胞子嚢群




アイツヤナシイノデ(ツヤナシイノデ×サカゲイノデ)
ツヤナシイノデとサカゲイノデの雑種と推定される。観察会の始まる前に立ち寄ったスギ林内(上小林)に生育。周りに生えるツヤナシイノデよりも大きく、1m近い葉を立ち上げていた。
ツヤナシイノデとサカゲイノデの雑種と推定される。1mほどの大型になる。外観はサカゲイノデに似るが羽片はそれほどシャープではなくツヤナシイノデのようにぽってりし、白緑色をしている。葉柄の鱗片はツヤナシイノデに似て大きく丸い鱗片が横に張り出すようにつきツヤナシイノデに似る。葉身は白緑色で光沢はない。中軸の鱗片はサカゲイノデと同じように下向きに貼り付くようにつくが大きく・辺縁に長い毛状の突起が目立つ。胞子は葉身上部からつけ、葉身下部にはつていない。胞子嚢群は下部ではやや辺縁寄りにつくが、他は中間につく。胞子嚢は弾けずに固まっている。

アイツヤナシイノデ(ツヤナシイノデ×サカゲイノデ)2020年10月31日 御殿場
アイツヤナシイノデ(ツヤナシイノデ×サカゲイノデ)

アイツヤナシイノデ(ツヤナシイノデ×サカゲイノデ)2020年10月31日 御殿場
アイツヤナシイノデ(ツヤナシイノデ×サカゲイノデ)

アイツヤナシイノデ、表側。2020年10月31日 御殿場 アイツヤナシイノデ、裏側。2020年10月31日 御殿場
(1)アイツヤナシイノデ(ツヤナシイノデ×サカゲイノデ)、表側
(2)アイツヤナシイノデ(ツヤナシイノデ×サカゲイノデ)、裏側

アイツヤナシイノデ、表側。2020年10月31日 御殿場 アイツヤナシイノデ、表側。2020年10月31日 御殿場
(1)(2)アイツヤナシイノデ(ツヤナシイノデ×サカゲイノデ)、表側

アイツヤナシイノデ、裏側。2020年10月31日 御殿場 アイツヤナシイノデ、裏側。2020年10月31日 御殿場
(1)(2)アイツヤナシイノデ(ツヤナシイノデ×サカゲイノデ)、裏側

アイツヤナシイノデ、葉柄。2020年10月31日 御殿場 
アイツヤナシイノデ(ツヤナシイノデ×サカゲイノデ)、葉柄

アイツヤナシイノデ、葉柄の鱗片。2020年10月31日 御殿場 アイツヤナシイノデ、葉柄の鱗片。2020年10月31日 御殿場 アイツヤナシイノデ、葉柄の鱗片。2020年10月31日 御殿場 アイツヤナシイノデ、葉柄の鱗片。2020年10月31日 御殿場 
(1)(2)(3)(4)アイツヤナシイノデ(ツヤナシイノデ×サカゲイノデ)、葉柄の鱗片

アイツヤナシイノデ、中軸の鱗片。2020年10月31日 御殿場 アイツヤナシイノデ、中軸の鱗片。2020年10月31日 御殿場 アイツヤナシイノデ、中軸の鱗片。2020年10月31日 御殿場 
(1)(2)(3)アイツヤナシイノデ(ツヤナシイノデ×サカゲイノデ)、中軸の鱗片

アイツヤナシイノデ、中軸の鱗片。2020年10月31日 御殿場 アイツヤナシイノデ、中軸の鱗片。2020年10月31日 御殿場 アイツヤナシイノデ、中軸の鱗片。2020年10月31日 御殿場
(1)(2)(3)アイツヤナシイノデ(ツヤナシイノデ×サカゲイノデ)、中軸の鱗片

アイツヤナシイノデ、中軸の鱗片拡大。2020年10月31日 御殿場 アイツヤナシイノデ、中軸の鱗片拡大。2020年10月31日 御殿場 
(1)(2)アイツヤナシイノデ(ツヤナシイノデ×サカゲイノデ)、中軸の鱗片拡大

アイツヤナシイノデ、胞子嚢群。2020年10月31日 御殿場 アイツヤナシイノデ、胞子嚢群。2020年10月31日 御殿場 
(1)(2)アイツヤナシイノデ(ツヤナシイノデ×サカゲイノデ)、胞子嚢群





ゴテンバイノデ(イワシロイノデ×アイアスカイノデ)
イワシロイノデとアイアスカイノデの雑種と推定される。樹齢を経たスギ林林床で観察。周辺で6~7株程度(1辺約5m範囲)まとまって生育。よく成長した株では葉は1mに達し、多少白味を帯びた緑色で艶が乏しく線形、葉身基部はそれほど短縮しない。葉柄~中軸にかけて鱗片は淡褐色で白っぽく、広披針形で幅の狭い鱗片をつけている。葉柄には大きく幅の広い鱗片が混ざるほか葉柄基部には先端に栗色が入る入る鱗片が混ざる。胞子嚢群は葉身下部では辺縁寄りにつき、胞子嚢は弾けずに固まっている。

ゴテンバイノデ(イワシロイノデ×アイアスカイノデ)。2020年10月31日 御殿場
ゴテンバイノデ(イワシロイノデ×アイアスカイノデ)

ゴテンバイノデ(表側)。2020年10月31日 御殿場 ゴテンバイノデ(裏側)。2020年10月31日 御殿場
(1)ゴテンバイノデ(表側)
(2)ゴテンバイノデ(裏側)

ゴテンバイノデ、葉身上部。2020年10月31日 御殿場 ゴテンバイノデ、葉身下部。2020年10月31日 御殿場
(1)(2)ゴテンバイノデ(表側)

ゴテンバイノデ、葉身上部。2020年10月31日 御殿場 ゴテンバイノデ、葉身下部。2020年10月31日 御殿場
(1)(2)ゴテンバイノデ(裏側)

ゴテンバイノデ、葉柄。2020年10月31日 御殿場
ゴテンバイノデ(イワシロイノデ×アイアスカイノデ)、葉柄

ゴテンバイノデ、葉柄上部。2020年10月31日 御殿場 ゴテンバイノデ、葉柄中部。2020年10月31日 御殿場 ゴテンバイノデ、葉柄基部。2020年10月31日 御殿場
(1)ゴテンバイノデ(イワシロイノデ×アイアスカイノデ)、葉柄上部
(2)ゴテンバイノデ(イワシロイノデ×アイアスカイノデ)、葉柄中部
(3)ゴテンバイノデ(イワシロイノデ×アイアスカイノデ)、葉柄基部

ゴテンバイノデ、葉柄基部の栗色が入る鱗片。2020年10月31日 御殿場 ゴテンバイノデ、葉柄基部の栗色が入る鱗片。2020年10月31日 御殿場
(1)(2)ゴテンバイノデ(イワシロイノデ×アイアスカイノデ)、葉柄基部の栗色が入る鱗片

ゴテンバイノデ、中軸の鱗片。2020年10月31日 御殿場 ゴテンバイノデ、中軸の鱗片。2020年10月31日 御殿場
(1)(2)ゴテンバイノデ(イワシロイノデ×アイアスカイノデ)、中軸の鱗片

ゴテンバイノデ、上部羽片の胞子嚢群。2020年10月31日 御殿場 ゴテンバイノデ、上部羽片の胞子嚢群。2020年10月31日 御殿場
(1)(2)ゴテンバイノデ(イワシロイノデ×アイアスカイノデ)、上部羽片の胞子嚢群

ゴテンバイノデ、下部羽片の胞子嚢群。2020年10月31日 御殿場 ゴテンバイノデ、下部羽片の胞子嚢群。2020年10月31日 御殿場
(1)(2)ゴテンバイノデ(イワシロイノデ×アイアスカイノデ)、下部羽片の胞子嚢群





ハタジュクイノデ(イノデモドキ×アイアスカイノデ)

どちらかというとアイアスカイノデ似のハタジュクイノデ

イノデモドキとアイアスカイノデの雑種と推定されます。前回の御殿場での観察会ではイノデモドキ似のハタジュクイノデが観察されましたが、今回はアイアスカイノデ似のハタジュクイノデが観察されました。よく成長した株は1mに達し、葉の色は濃緑色、葉の形は線形で葉身の先はそれほど尾状にならない。葉柄は30㎝程度あり、葉柄の鱗片は披針形~広披針形で辺縁は細かくほつれ、栗色がよく入る。葉身下部の羽片には一部未発達な小羽片がつくことかある。また下部羽片では胞子嚢群が小羽片の耳垂に沿って1~2個ずつつくことがある。胞子嚢群は辺縁寄りにつき、胞子嚢は弾けず残存する。

アイアスカイノデ似のハタジュクイノデ。2020年10月31日 御殿場
アイアスカイノデ似のハタジュクイノデ

アイアスカイノデ似のハタジュクイノデ。2020年10月31日 御殿場
アイアスカイノデ似のハタジュクイノデ

アイアスカイノデ似のハタジュクイノデ、表側。2020年10月31日 御殿場 アイアスカイノデ似のハタジュクイノデ、裏側。2020年10月31日 御殿場
(1)アイアスカイノデ似のハタジュクイノデ、表側
(2)アイアスカイノデ似のハタジュクイノデ、裏側

アイアスカイノデ似のハタジュクイノデ、葉柄。2020年10月31日 御殿場
アイアスカイノデ似のハタジュクイノデ、葉柄

アイアスカイノデ似のハタジュクイノデ、葉柄上部の鱗片。2020年10月31日 御殿場 アイアスカイノデ似のハタジュクイノデ、葉柄の上部の鱗片。2020年10月31日 御殿場
(1)(2)アイアスカイノデ似のハタジュクイノデ、葉柄の上部の鱗片

アイアスカイノデ似のハタジュクイノデ、葉柄基部の鱗片。2020年10月31日 御殿場 アイアスカイノデ似のハタジュクイノデ、葉柄基部の鱗片。2020年10月31日 御殿場
(1)(2)アイアスカイノデ似のハタジュクイノデ、葉柄基部の鱗片

アイアスカイノデ似のハタジュクイノデ、葉柄の鱗片拡大。2020年10月31日 御殿場 アイアスカイノデ似のハタジュクイノデ、葉柄の鱗片拡大。2020年10月31日 御殿場
(1)(2)アイアスカイノデ似のハタジュクイノデ、葉柄の鱗片拡大

アイアスカイノデ似のハタジュクイノデ、中軸の鱗片拡大。2020年10月31日 御殿場
アイアスカイノデ似のハタジュクイノデ、中軸の鱗片拡大

アイアスカイノデ似のハタジュクイノデ、葉身下部の羽片には一部未発達な小羽片がつく。2020年10月31日 御殿場 アイアスカイノデ似のハタジュクイノデ、葉身下部の羽片には一部未発達な小羽片がつく。2020年10月31日 御殿場
(1)(2)葉身下部の羽片には一部未発達な小羽片がつくアイアスカイノデ似のハタジュクイノデ

アイアスカイノデ似のハタジュクイノデ下部羽片、胞子嚢群は耳垂に沿って1~2個ずつつく。2020年10月31日 御殿場 アイアスカイノデ似のハタジュクイノデ下部羽片、胞子嚢群は耳垂に沿って1~2個ずつつく。2020年10月31日 御殿場
(1)(2)耳垂に沿って胞子嚢群が1~2個ずつつくアイアスカイノデ似のハタジュクイノデ下部羽片

アイアスカイノデ似のハタジュクイノデ、胞子嚢群は辺縁寄りにつく。2020年10月31日 御殿場 アイアスカイノデ似のハタジュクイノデ、胞子嚢群は辺縁寄りにつく。2020年10月31日 御殿場
(1)(2)アイアスカイノデ似のハタジュクイノデ、胞子嚢群

アイアスカイノデ似のハタジュクイノデ、胞子嚢は弾けず残存する。2020年10月31日 御殿場 アイアスカイノデ似のハタジュクイノデ、胞子嚢は弾けず残存する。2020年10月31日 御殿場
(1)(2)アイアスカイノデ似のハタジュクイノデ、胞子嚢群