コケシノブ Hymenophyllum wrightii

コケシノブ科 コケシノブ属

コケシノブ。2015年8月8日 八丈富士

生育している環境:山頂付近。玄武岩の溶岩の切り立った崖に生育。上部は樹冠に覆われている。窪地のような地形で空中の湿度は高そうであるが岩壁はウエットではない。
観察された特徴:常緑性。葉の大きさは2~4㎝、2回羽状に分かれ、葉は光沢が無く中軸・羽軸の黒褐色が目立つ。羽片は中軸に対して狭い角度でつき岩壁から垂れ下がるような形で生育。胞子嚢群は葉身の中にあり短い裂片の先につく。包膜は三角状卵形、基部まで裂け胞子が熟すころには二枚貝のように大きく開く。

岩壁に群生するコケシノブ。2015年8月8日 八丈富士 岩壁に群生するコケシノブ。2015年8月8日 八丈富士
(1)岩壁に群生するコケシノブ
(2)コケシノブ、羽片

コケシノブ、胞子嚢群。2015年8月8日 八丈富士 コケシノブ、胞子嚢群。2015年8月8日 八丈富士 
(1),(2)コケシノブ、胞子嚢群



戻る