シケシダ Deparia japonica
メシダ科 シケシダ属
生育している環境:三原山中上部や八丈富士上部で観察。標高の低いところでは観察できなかった。明るい滝のそば、明るい疎林林床など。
観察された特徴:まだ胞子は確認できていない。岩上に生育しているためか葉が小さく12~18㎝。胞子嚢群は中肋寄りにつき、包膜の辺縁は内曲し全縁に見える。八丈富士上部で観察したシケシダは包膜が有毛で、タマシケシダ(シケシダ×フモトシケシダ)の可能性も考えられる。
渓谷沿いの岩場にはコシケシダとシケシダとコシケシダ×シケシダの3種が生育。
小形のシケシダ(右手前)とコシケシダとその雑種と思われるシダが生育(中央奥)