ニセコクモウクジャク

メシダ科 ノコギリシダ属 Diplazium virescens Kunze var. conterminum 

ニセコクモウクジャク。2016年12月25日 和歌山県新宮市

生育している環境:スギ植林地内、ウエットな渓谷沿い切り立った岩壁付近に生育。
観察された特徴:コクモウクジャクの変種。常緑性。大形のシダ。葉柄下部には辺縁に鋸歯のある披針形黒褐色の鱗片が密につく。葉の大きさは100~150㎝、三角状卵形、2回羽状に分かれ小羽片は浅~中裂する。葉は光沢があり表面は平坦でなめらか。小羽片は短柄~ほぼ無柄、基部は切形から心形、先端は鋭尖頭。裂片の側脈は単脈。胞子のう群は線形で辺縁寄りにつく。コクモウクジャクに似るが以下の点で違いがある。①胞子のう群は辺縁寄りにつく。②葉の表面はなめらか。③小羽片の基部はやや切形、柄はほとんど無いかごく短い。
生育確認数:1地点。個体数は多い。

ニセコクモウクジャク。2016年12月25日 和歌山県新宮市 ニセコクモウクジャク、葉柄基部の鱗片。2016年12月25日 和歌山県新宮市
岩壁に生育するニセコクモウクジャク(上左)
ニセコクモウクジャク、葉柄基部の鱗片(上右)

ニセコクモウクジャク、最下羽片。小羽片にはほとんど柄が無い。2016年12月25日 和歌山県新宮市 ニセコクモウクジャク、最下羽片。小羽片にはほとんど柄が無い。2016年12月25日 和歌山県新宮市
ニセコクモウクジャク、最下羽片(上左、上右)

ニセコクモウクジャク、羽片表面は平面的でなめらか。2016年12月25日 和歌山県新宮市 ニセコクモウクジャク、羽片表面は平面的でなめらか。2016年12月25日 和歌山県新宮市
ニセコクモウクジャク、羽片表面(上左、上右)

ニセコクモウクジャク、胞子のう群は辺縁寄りにつく。2016年12月25日 和歌山県新宮市 ニセコクモウクジャク、胞子のう群は辺縁寄りにつく。2016年12月25日 和歌山県新宮市
ニセコクモウクジャク、胞子のう群(上左、上右)



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