オオシマベニシダ(ハチジョウベニシダ×ベニシダ)Dryopteris ×izuoshimensis nom. nud.
ハチジョウベニシダ Dryopteris caudipinna [#af1a487f]
オシダ科 オシダ属
※今までハチジョウベニシダとして掲載していましたが、胞子の観察により雑種と判明しました。訂正いたします。2018年8月26日。
生育している環境:砂浜に続く海岸林の緩やかな斜面。クロマツ・トベラ・モッコクなどが茂る林床に生育。
観察された特徴:葉の大きさは60~80㎝、光沢は強くなく葉の質は薄い感じだがハチジョウベニシダにくらべると厚い。小羽片は浅~深裂し、ベニシダにくらべ細く・長く・薄く先端はヘロヘロと伸びる感じ。ベニシダとの区別は見慣れないと難しい。包膜は白く紅色をおびない。雑種。有性生殖種。
胞子のようす:胞子数は60個程度確認できるが、大きさに大小があり、形も歪なものが多く、雑種と考えられる。
(1)ハチジョウベニシダ、葉身上部
(2)ハチジョウベニシダ、葉身中部
(1)オオシマベニシダ(ハチジョウベニシダ×ベニシダ)ハチジョウベニシダ、最下羽片
(2)オオシマベニシダ(ハチジョウベニシダ×ベニシダ)ハチジョウベニシダ、羽片
(1),(2)オオシマベニシダ(ハチジョウベニシダ×ベニシダ)ハチジョウベニシダ、小羽片
(1,(2))オオシマベニシダ(ハチジョウベニシダ×ベニシダ)ハチジョウベニシダ、新芽
(1)オオシマベニシダ、羽片裏側
(2)オオシマベニシダ、包膜