シマイヌワラビ Athyrium tozanense

メシダ科 メシダ属

シマイヌワラビ。2017年10月8日 黒味歩道
シマイヌワラビ。屋久島の個体は非常に小さい。(葉身の長さ:6~8㎝ 幅:3~4㎝)

生育している環境:ヤクスギの森上部(1500~1700m)の林床や明るい林縁に生育。

観察された特徴:屋久島高地で見られるものはたいへん小さく葉の大きさは10~12㎝(葉身の長さは6~8㎝・幅は3~4㎝。葉柄は葉身の1/2~1/3)葉の形は三角状卵形~広披針形。羽軸および小羽軸上に顕著な刺がある。羽片基部の小羽片は内先に出る。胞子嚢群は小羽軸に接してつく。包膜は線形~三日月形で鈎形も混ざる。

ヤクシマシャクナゲなどの灌木林の明るい林床で見られたシマイヌワラビ。2017年10月8日 黒味歩道 ウエットなヤクスギ林内で見られたシマイヌワラビ。2017年10月8日 黒味歩道
(1)標高の高いところ、灌木林の明るい林床で見られたシマイヌワラビ
右下のスギの葉と比較して屋久島のシマイヌワラビの小ささが分かる。
(2)ウエットなヤクスギ林内で見られたシマイヌワラビ

シマイヌワラビ、葉身は長さ8㎝・幅3㎝程度。2017年10月8日 黒味歩道 シマイヌワラビ、羽片。2017年10月8日 黒味歩道
(1)シマイヌワラビ、葉身
(2)シマイヌワラビ、羽片

シマイヌワラビ、羽軸上・小羽軸上には長い刺が生える。2017年10月8日 黒味歩道 シマイヌワラビ、羽軸上・小羽軸上には長い刺が生える。2017年10月8日 黒味歩道
(1),(2)シマイヌワラビ、羽軸上・小羽軸上には長い刺が生える

シマイヌワラビ、胞子嚢群は小羽軸似接してつく。2017年10月8日 黒味歩道 シマイヌワラビ、包膜は線形~三日月形で鈎形も混ざる。2017年10月8日 黒味歩道
(1)シマイヌワラビ、胞子嚢群
(2)シマイヌワラビ、包膜



戻る