タカサゴシダ
オシダ科 オシダ属 Dryopteris formosana
生育している環境:標高70~1000m付近のヤクスギの森で見られた。屋久島ではほぼ普通に見られる。
観察された特徴:葉柄基部には栗色~黒褐色広披針形の鱗片をつける。葉の大きさは45~60㎝、五角形~長五角形、濃緑色。崖などに生育する個体は葉身と葉柄の付け根で多少軸折れする。最下羽片後側第1小羽片は発達する。胞子嚢群葉中間につく。
(1)タカサゴシダ、葉身
(2)タカサゴシダ、岩壁に生育する軸折れするタカサゴシダ
標本2 中腹部 岩上に生育
谷筋の岩上に生育するタカサゴシダ
(1)タカサゴシダ、最下羽片裏側
(2)タカサゴシダ、羽片・裂片
標本3 中腹部 ウエットな崖
谷筋の崖に生育するタカサゴシダ