ホウライイヌワラビ Athyrium subrigescens

メシダ科 メシダ属

ホウライイヌワラビ。2017年10月9日 モッチョム岳

生育している環境:ヤクスギの森下部(標高600~800m)で観察。樹木に覆われたウエットな谷に生育。安房林道周辺やモッチョム岳で観察。

観察された特徴:屋久島で観察されたいくつかの個体は、葉身の長さは15~25㎝で形は三角状卵形、葉の質は柔らかい。最下羽片は最大となる。中軸の向軸側には刺が目立ち、羽軸は葉面の表側で盛り上がる。小羽片は円頭で辺縁の鋸歯は目立つ。胞子嚢群は中間~中肋寄りにつき、包膜は短い線形。葉柄基部の鱗片が黒褐色で辺縁は淡い色になる。

ホウライイヌワラビ、葉柄基部の鱗片は黒褐色で辺縁は淡い色。2017年10月9日 モッチョム岳 ホウライイヌワラビ、葉柄基部の鱗片は黒褐色で辺縁は淡い色。2017年10月8日 安房林道
(1),(2)ホウライイヌワラビ、葉柄基部の鱗片

ホウライイヌワラビ、葉身。2017年10月9日 モッチョム岳 ホウライイヌワラビ、最下羽片は最大となる。2017年10月8日 安房林道
(1)ホウライイヌワラビ、葉身
(2)ホウライイヌワラビ、最下羽片は最大となる

ホウライイヌワラビ、羽片。2017年10月8日 安房林道 ホウライイヌワラビ、中軸・羽軸・小羽片。2017年10月9日 モッチョム岳
(1)ホウライイヌワラビ、羽片
(2)ホウライイヌワラビ、中軸・羽軸・小羽片

ホウライイヌワラビ、中軸・羽軸は葉面から盛り上がり小羽片の付け根に刺をつける。2017年10月9日 モッチョム岳 ホウライイヌワラビ、葉面の位置は中軸や羽軸よりも下になる。2017年10月9日 モッチョム岳
(1)ホウライイヌワラビ、羽軸は葉面から盛り上がり小羽片の付け根に刺をつける
(2)ホウライイヌワラビ、葉面の位置は中軸や羽軸よりも下になる

ホウライイヌワラビ、羽軸上の刺。2017年10月9日 モッチョム岳
ホウライイヌワラビ、羽軸上の刺

ホウライイヌワラビ、小羽片は羽軸に重なる。2017年10月8日 安房林道 ホウライイヌワラビ、胞子嚢群は中間~中肋寄りにつき、包膜は短い線形。2017年10月8日 安房林道
(1)ホウライイヌワラビ、小羽片は羽軸に重なる
(2)ホウライイヌワラビ、胞子嚢群は中間~中肋寄りにつき、包膜は短い線形



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