肥沃な林床に生育するヤリノホクリハランか
ウラボシ科 オキノクリハラン属
生育している環境:人家近くのスギ林林床、ある程度腐食が堆積し肥沃な環境。周辺にはコバノカナワラビ、ヒロハノコギリシダなどが生育。この人家近くの森の林床ではシンテンウラボシのように裂片を横に張り出すような個体は確認できなかった。
観察された特徴:胞子葉の表面は洗濯板状にならず平坦。胞子葉は翼のある柄を持ち、大きさは15〜20センチ。葉をやや立ち上げる。葉は広披針形〜紡錘形、先端は鈍頭〜鋭頭。葉の表面は洗濯板状にならず平坦。胞子嚢群は線形。栄養葉は10〜18センチ。翼のある柄を持つ。葉は横に広げ、葉身の形は広披針形、先端は鈍頭。ヤリノホクリハランは肥沃なところで育つとこのよう形態を示すのだろうか。まだ胞子は調べていない。改めて胞子のようすを調べてみたい。
※以前(2017年3月)の写真を使用しています。
肥沃なスギ林床でよく成長したヤリノホクリハランか、手で持っている葉は胞子葉。
(1)肥沃なスギ林床でよく成長したヤリノホクリハランか、胞子葉表側
(2)肥沃なスギ林床でよく成長したヤリノホクリハランか、胞子葉裏側