正丸峠周辺のシダ

上部が開けた林内の乾燥した石組みに生育するミツバベンケイソウか<del>ショウドシマベンケイソウ(チチブベンケイ)</del>。2021年7月24日 正丸峠

正丸峠周辺で見られたシダ

正丸峠周辺で皆さんとシダを観察しました。観察地の標高は300~750m。地質は中生代に形成さてた地層で主に混在岩、一部玄武岩・石灰岩が見られます。この周辺の地層(付加体)は混在岩にチャートや玄武岩、玄武岩に付随するように石灰岩が層をなしています。


エビガラシダ属 Cheilanthesの仲間
山中の石組み一部の範囲にヒメウラジロやミヤマウラジロが生育。どちらも好石灰岩植物。粗い地質図では細かい岩石の分布はわからないが、生育地の近くには石灰岩質の地層がが見られるのであろう。同じ石組みにはコバノヒノキシダ・ツルデンダ・ミツバベンケイソウなどが生育。

ヒメウラジロ
山中の石組み一部の範囲に点在してに生育。個体数は少ないが近くにミヤマウラジロ・ツルデンダなども生育。
山中の石組み一部の範囲に点在してに生育するヒメウラジロ。2021年7月24日 正丸峠 
山中の石組み一部の範囲に点在してに生育するヒメウラジロ

乾燥気味のヒメウラジロ。2021年7月24日 正丸峠 ヒメウラジロ、葉縁の胞子嚢群。2021年7月24日 正丸峠 
(1)乾燥気味のヒメウラジロ
(2)ヒメウラジロ、葉縁の胞子嚢群





ミヤマウラジロ
個体数は少ないが山中の石組みに生育。近くにヒメウラジロ・ツルデンダなども生育。
山中の石組みに生育するミヤマウラジロ。2021年7月24日 正丸峠 
山中の石組みに生育するミヤマウラジロ

ミヤマウラジロ、羽片。2021年7月24日 正丸峠 ミヤマウラジロ、羽片裏側。2021年7月24日 正丸峠 
ミヤマウラジロ、羽片
ミヤマウラジロ、羽片裏側
 





チャセンシダ属 Aspleniumの仲間
林内や林縁の石組みでコバノヒノキシダやイワトラノオ、ミタケトラノオ(コバノヒノキシダ×やイワトラノオ)が観察された。

ミタケトラノオ(コバノヒノキシダ×イワトラノオ)
周辺にイワトラノオが生育するスギ・ヒノキ林内の石垣に1株生育。羽片は幅の広い三角形。胞子嚢群は未熟なまま包膜が開き白い不稔な胞子嚢群をのぞかせていた。
イワトラノオが点在する林内の石組みに生育するミタケトラノオ(コバノヒノキシダ×イワトラノオ)。2021年7月24日 正丸峠 
林内の石組みに生育するミタケトラノオ(コバノヒノキシダ×イワトラノオ)

ミタケトラノオ(コバノヒノキシダ×イワトラノオ)、羽片。2021年7月24日 正丸峠 ミタケトラノオ(コバノヒノキシダ×イワトラノオ)、羽片。2021年7月24日 正丸峠 
(1)(2)ミタケトラノオ(コバノヒノキシダ×イワトラノオ)、羽片

ミタケトラノオ(コバノヒノキシダ×イワトラノオ)、羽片裏側。2021年7月24日 正丸峠 ミタケトラノオ(コバノヒノキシダ×イワトラノオ)、羽片裏側。2021年7月24日 正丸峠 
(1)(2)ミタケトラノオ(コバノヒノキシダ×イワトラノオ)、羽片裏側

不稔な胞子嚢群が、押し広げた包膜の間から顔を出している。充実した黒色の胞子嚢群は見られない。2021年7月24日 正丸峠 
ミタケトラノオ(コバノヒノキシダ×イワトラノオ)、包膜からあふれる不稔な胞子嚢群





ヒメシダ属 Thelypterisの仲間
ハリガネワラビ、イワハリガネワラビ、アイハリガネワラビ(ハリガネワラビ×イワハリガネワラビ)がみられた。ハリガネワラビは広く林床で見られ、イワハリガネワラビ・アイハリガネワラビは林内の沢沿いの岩場に生育していた。

イワハリガネワラビ
標本1 夏緑広葉樹林下のガレ場生育する個体 
樹林内のウエットな岩壁や林内のガレ場のようなところにも生育していた。葉柄は細くハリガネワラビに比べずいぶん細く2mm程度・淡緑色。葉はハリガネワラビよりも小さく30~40㎝・淡緑色・葉の質は多少薄く柔らかい。胞子嚢群は中肋寄りにつき(狭い小羽片では中間につく)。包膜上には突起様のものがつく。
やや明るいガレ場に生育するイワハリガネワラビ。2021年7月24日 正丸峠 
やや明るいガレ場に生育するイワハリガネワラビ

イワハリガネワラビ、羽片。2021年7月24日 正丸峠 イワハリガネワラビ、胞子嚢群は中肋寄りにつき(狭い小羽片では中間につく)。2021年7月24日 正丸峠
(1)イワハリガネワラビ、羽片
(2)イワハリガネワラビ、胞子嚢群

イワハリガネワラビ、包膜上には突起様のものがつく。2021年7月24日 正丸峠 イワハリガネワラビ、包膜上には突起様のものがつく。2021年7月24日 正丸峠 
(1)(2)イワハリガネワラビ、包膜


 
標本2 林内沢沿いウエットな岩場に生育する個体
林内のウエットな岩場に生育するイワハリガネワラビ。2021年7月24日 正丸峠 
林内のウエットな岩場に生育するイワハリガネワラビ





アイハリガネワラビ(ハリガネワラビ×イワハリガネワラビ)
イワハリガネワラビが群生する岩場の周りで生育。イワハリガネワラビより大きく葉の大きさは40~50㎝、葉柄はハリガネワラビのように下部が臙脂色になることはなく下部まで淡緑色・太さはハリガネワラビより若干細い程度。胞子嚢群葉中間~中肋寄りにつきハリガネワラビのように辺縁につくことはない。包膜上はハリガネワラビほどではないが有毛。
林内のウエットな岩場に生育するアイハリガネワラビ。2021年7月24日 正丸峠 
林内のウエットな岩場に生育するアイハリガネワラビ

アイハリガネワラビ、葉柄は淡緑色。2021年7月24日 正丸峠 アイハリガネワラビ、葉柄基部の鱗片。2021年7月24日 正丸峠 アイハリガネワラビ、淡緑色の葉柄には栗色の鱗片がつく。2021年7月24日 正丸峠 
(1)アイハリガネワラビ、葉柄
(2)アイハリガネワラビ、葉柄基部の鱗片
(3)アイハリガネワラビ、葉柄の鱗片

アイハリガネワラビ、羽片。2021年7月24日 正丸峠 アイハリガネワラビ、羽片裏側。2021年7月24日 正丸峠 
(1)アイハリガネワラビ、羽片
(2)アイハリガネワラビ、羽片裏側

アイハリガネワラビ、胞子嚢群は中肋寄り~中間につく。2021年7月24日 正丸峠 アイハリガネワラビ、包膜上にはまばらに毛が生える。2021年7月24日 正丸峠 
アイハリガネワラビ、胞子嚢群
アイハリガネワラビ、包膜






シケチシダ Athyriumの仲間
シケチシダ、ハコネシケチシダ、イッポンワラビかもしてないシダなどが生育していました。そのほかメシダ属のシダはヤマイヌワラビ・カラクサイヌワラビ・ヒロハイヌワラビなどが見られた。

ハコネシケチシダか
スギ林内沢沿いの林床、スギの葉が厚く堆積したところに生育。葉は虫に食われたためか原形をあまりとどめていない。胞子嚢群は楕円形のように見える。
ハコネシケチシダか。2021年7月24日 正丸峠 
ハコネシケチシダか

ハコネシケチシダか、葉身。2021年7月24日 正丸峠 ハコネシケチシダか、最下羽片。2021年7月24日 正丸峠 
(1)ハコネシケチシダか、葉身
(2)ハコネシケチシダか、最下羽片

ハコネシケチシダか、羽片裏側。2021年7月24日 正丸峠 ハコネシケチシダか、胞子嚢群。2021年7月24日 正丸峠 
(1)ハコネシケチシダか、羽片裏側
(2)ハコネシケチシダか、胞子嚢群





イッポンワラビに似た個体
スギ林内沢沿いの林床、スギの葉が厚く堆積したところに生育。上記のハコネシケチシダの生育地点から2m程度離れたところに生育。胞子嚢群はつけていない。葉の外観からイッポンワラビではないかと思ったが、胞子をつけていない。ハコネシケチシダなのかもしれない。胞子嚢群の形が確認できたり、典型的なイッポンワラビであったならすぐにわかるが、なんとも難しい。
イッポンワラビに似た個体。2021年7月24日 正丸峠 
イッポンワラビに似た個体

イッポンワラビに似た個体、葉柄基部には淡褐色・膜質の鱗片をつける。2021年7月24日 正丸峠 イッポンワラビに似た個体、中軸と羽片の柄の接点には突起状の鱗片が付く。2021年7月24日 正丸峠 
(1)イッポンワラビに似た個体、葉柄基部の鱗片 
(2)イッポンワラビに似た個体、中軸

スギ林林床に生育するイッポンワラビに似た個体。2021年7月24日 正丸峠 イッポンワラビに似た個体、葉身。2021年7月24日 正丸峠 
(1)スギ林林床に生育するイッポンワラビに似た個体
(2)スギ林林床に生育するイッポンワラビに似た個体、葉身

スギ林林床に生育するイッポンワラビに似た個体。2021年7月24日 正丸峠 イッポンワラビに似た個体、葉身。2021年7月24日 正丸峠 
(1)(2)スギ林林床に生育するイッポンワラビに似た個体、羽片





ノコギリシダ属 Diplaziumの仲間
キヨタキシダ・オニヒカゲワラビが見られた。

オニヒカゲワラビ
標高300m付近、人家近く平坦な地形、もともと林で伐採されまばらに残るスギの明るい林床、高茎草本とともに生育。1株生育を確認。
明るい林床に高茎草本とともに生育オニヒカゲワラビ。2021年7月24日 正丸峠 
明るい林床に高茎草本とともに生育オニヒカゲワラビ

オニヒカゲワラビ。2021年7月24日 正丸峠 オニヒカゲワラビ。2021年7月24日 正丸峠 
(1)オニヒカゲワラビ、葉柄下部
(2)オニヒカゲワラビ、羽片

オニヒカゲワラビ、胞子嚢群葉中肋寄り~接してつく。2021年7月24日 正丸峠 オニヒカゲワラビ、包膜の辺縁は鋸歯縁。2021年7月24日 正丸峠
(1)オニヒカゲワラビ、胞子嚢群 
(2)オニヒカゲワラビ、包膜





カナワラビ属 Arachniodesの仲間
樹林内、場所によっては広範囲・密に群生していたり、谷筋にまばらに生育していたりした。ホソバナライシダ・ナンゴクナライシダ・タカヤマナライシダ(ホソバナライシダ×ナンゴクナライシダ)を観察。

ホソバナライシダ
スギ・ヒノキ林、ウエットな谷筋に生育。山腹林床斜面にも生育。特徴:①葉柄には鱗片が密に生える。②羽軸・小羽軸上には毛が少ない。③第2羽片下側(外側)第1小羽片は発達する(長い三角形)。
ホソバナライシダ。2021年7月24日 正丸峠 
ホソバナライシダ

ホソバナライシダ、葉柄には淡褐色・膜質の鱗片を密につける。2021年7月24日 正丸峠 ホソバナライシダ、葉柄には淡褐色・膜質の鱗片を密につける。2021年7月24日 正丸峠 
(1)(2)ホソバナライシダ、葉柄

ホソバナライシダ、葉身下部の羽片。2021年7月24日 正丸峠  
ホソバナライシダ、葉身下部の羽片

ホソバナライシダ、この個体は羽軸・小羽軸・裂片の葉脈上に毛は確認できない。2021年7月24日 正丸峠 ホソバナライシダ、小羽軸上(裏)の鱗片が目立つ。2021年7月24日 正丸峠 
(1)ホソバナライシダ、小羽片・裂片(表)
(2)ホソバナライシダ、小羽片・裂片(裏)





ナンゴクナライシダ
スギ・ヒノキ林、斜面林床に群生。ウエットな谷筋にも生育。特徴:①葉柄には鱗片がまばらに生える。②羽軸・小羽軸上には毛密に生える。③第2羽片下側(外側)第1小羽片は発達しない(短い三角形、底辺の割に長さが短い三角形)。

ナンゴクナライシダ。2021年7月24日 正丸峠 
ナンゴクナライシダ

ナンゴクナライシダ、葉柄には淡褐色・膜質の鱗片をまばらにつける。2021年7月24日 正丸峠 ナンゴクナライシダ、葉柄には淡褐色・膜質の鱗片をまばらにつける。2021年7月24日 正丸峠 
(1)(2)ナンゴクナライシダ、葉柄

ナンゴクナライシダ、羽軸・小羽軸上には毛が密に生える。2021年7月24日 正丸峠 ナンゴクナライシダ、小羽片・裂片(裏)小羽軸上(裏)の鱗片は目立たない。2021年7月24日 正丸峠 
(1)ナンゴクナライシダ、小羽片・裂片(表)
(2)ナンゴクナライシダ、小羽片・裂片(裏)





タカヤマナライシダ(ホソバナライシダ×ナンゴクナライシダ)
タカヤマナライシダ(ホソバナライシダ×ナンゴクナライシダ)と推定される。まだ胞子のようすを調べていないので、改めて胞子のようすを確認し確定できればと思っている。
ホソバナライシダ・ナンゴクナライシダの両種が生育するところで見られる。
特徴:両親種の中間的な形質が現れる。①葉柄には鱗片がやや多く生える。②羽軸・小羽軸上にはナンゴクナライシダに似て毛はやや密に生える。③第2羽片下側(外側)第1小羽片はホソバナライシダに似て発達する(長い三角形)。

タカヤマナライシダ(ホソバナライシダ×ナンゴクナライシダ)。2021年7月24日 正丸峠 
タカヤマナライシダ(ホソバナライシダ×ナンゴクナライシダ)

タカヤマナライシダ、葉柄下部。2021年7月24日 正丸峠 タカヤマナライシダ、葉柄。2021年7月24日 正丸峠 
(1)タカヤマナライシダ、葉柄下部
(2)タカヤマナライシダ、葉柄

タカヤマナライシダ、葉柄下部の鱗片。2021年7月24日 正丸峠 タカヤマナライシダ、葉柄の鱗片。2021年7月24日 正丸峠 
(1)タカヤマナライシダ、葉柄下部の鱗片
(2)タカヤマナライシダ、葉柄の鱗片

タカヤマナライシダ、ホソバナライシダに似て第2羽片下側(外側)第1小羽片は発達する(長い三角形)。2021年7月24日 正丸峠 
タカヤマナライシダ、葉身下部

タカヤマナライシダ、ナンゴクナライシダに似て羽軸や小羽軸上にはやや密に毛が生える。2021年7月24日 正丸峠 タカヤマナライシダ、小羽片・裂片(裏) 2021年7月24日 正丸峠
(1)タカヤマナライシダ、小羽片・裂片(表)
(2)タカヤマナライシダ、小羽片・裂片(裏)





変わったリョウメンシダ
※8月の観察会でリョウメンシダのようすを調べるとこの季節、胞子をつけ始めていました。正丸峠のリョウメンシダが胞子をつけていることは別に不思議なことではないことが分かりました。2021年8月28日

標高300m付近、人家近く平坦な地形、もともと林で伐採されまばらに残るスギの明るい林床、高茎草本とともに生育。普通のリョウメンシダに比べ羽片が混み合ってつき、この季節なのに胞子嚢群をつけていた。(葉の裏側の写真を撮り忘れました。)
葉を込み合ってつけるリョウメンシダ。2021年7月24日 正丸峠
明るい林床に生える変わったリョウメンシダ

葉を込み合ってつけるリョウメンシダ、葉身下部。2021年7月24日 正丸峠 葉を込み合ってつけるリョウメンシダ、この季節、葉の表面の凹凸から胞子をつけていると推測できる。2021年7月24日 正丸峠
(1)変わったリョウメンシダ、葉身下部
(2)変わったリョウメンシダ、最下羽片





オシダ属 Dryopterisの仲間
リョウトウイタチシダとヒメイタチシダの中間のようなシダが見られた。2種類の写真ともほぼ同じ条件で撮影したが2種の葉の色は相当異なる。

リョウトウイタチシダ
上部を樹冠に覆われた切り立った崖に生育していた。
上部を樹冠に覆われた切り立った崖に生育するリョウトウイタチシダ。2021年7月24日 正丸峠
上部を樹冠に覆われた切り立った崖に生育するリョウトウイタチシダ





リョウトウイタチシダとヒメイタチシダの中間のようなシダ
林縁の崖の地表部に生育する。上に記載したリョウトウイタチシダの生育地とは20m程度しか離れていない。葉身の幅が広く緑色が濃くヒメイタチシダそのものかもしれない。
林縁の崖の地表部に生育するリョウトウイタチシダとヒメイタチシダの中間のようなシダ。2021年7月24日 正丸峠
林縁の崖の地表部に生育するリョウトウイタチシダとヒメイタチシダの中間のようなシダ

生態。2021年7月24日 正丸峠 
リョウトウイタチシダとヒメイタチシダの中間のようなシダ

羽片。2021年7月24日 正丸峠 羽片裏側。2021年7月24日 正丸峠  
(1)リョウトウイタチシダとヒメイタチシダの中間のようなシダ、羽片
(2)リョウトウイタチシダとヒメイタチシダの中間のようなシダ、羽片裏側

葉柄基部の鱗片。2021年7月24日 正丸峠 葉柄基部の鱗片。2021年7月24日 正丸峠
(1)(2)リョウトウイタチシダとヒメイタチシダの中間のようなシダ、葉柄基部の鱗片

包膜は全縁。2021年7月24日 正丸峠 包膜の辺縁には鋭い棘状の突起がある。2021年7月24日 正丸峠
(1)リョウトウイタチシダとヒメイタチシダの中間のようなシダ、全縁の包膜
(2)リョウトウイタチシダとヒメイタチシダの中間のようなシダ、鋸歯縁の包膜






山中のウエットな岩上に群生するマルバマンネングサ。2021年7月24日 正丸峠 ヒメウラジロなどが生育する石組みに生育するミツバベンケイソウか<del>ショウドシマベンケイソウ(チチブベンケイ)</del>。2021年7月24日 正丸峠
(1)マルバマンネングサ
(2)ミツバベンケイソウかショウドシマベンケイソウ(チチブベンケイ)
ショウドシマベンケイソウ(チチブベンケイ)、ミツバベンケイソウに比べずっと華奢。ミツバベンケイソウは40~70㎝ほどあり、茎も3~5㎜程度あるが、観察されたショウドシマベンケイソウ(チチブベンケイ)は20~35㎝、茎の太さは2㎝程度。
※秩父の植物に詳しい方から「むかご」がついていないのでミツバベンケイソウではないかと、お話を頂き、訂正いたします。2021年10月31日