セイタカホラゴケ Vandenboschia × quelpaertensis

コケシノブ科 ハイホラゴケ属

標本1 沼津 大平山
薄暗い岩壁に生育するセイタカホラゴケ。2021年12月11日 大平山
生育している環境:ウエットで薄暗い切り立った岩壁の下部に群生。

観察された特徴:オオハイホラゴケとハイホラゴケとの雑種と推定される。同じ大平山に生育しているイズハイホラゴケと葉の長さはあまり変わらないが、羽片は小さく葉身の幅がスリム。葉の長さ20㎝程度(葉柄は葉身の1/2程度で6~8㎝)・幅は4~5㎝程度。
セイタカホラゴケはオオハイホラゴケとハイホラゴケのゲノムを併せ持つ3倍体雑種。同じ組み合わせのゲノムを併せ持つ雑種由来の4倍体有性生殖種がイズハイホラゴケ。

専門家の方に生葉および根茎と胞子画像を見ていただき、「生葉および根茎と胞子画像よりセイタカホラゴケと思われる。」とのコメントを頂きました。

薄暗い岩壁に生育するセイタカホラゴケ。2021年12月10日 大平山
薄暗い岩壁に生育するセイタカホラゴケ

薄暗い岩壁に生育するセイタカホラゴケ。2021年12月10日 大平山 セイタカホラゴケ。2021年12月10日 大平山
(1)薄暗い岩壁に生育するセイタカホラゴケ
(2)セイタカホラゴケ(オオハイホラゴケ×ハイホラゴケ)

セイタカホラゴケ、葉身下部。2021年12月10日 大平山 セイタカホラゴケ、葉身下部。2021年12月10日 大平山
(1)セイタカホラゴケ、葉身下部
(2)セイタカホラゴケ、根茎および葉柄

セイタカホラゴケ、胞子嚢群は葉身の上半分につく。2021年12月10日 大平山 セイタカホラゴケ、包膜は反転する。2021年12月10日 大平山
(1)セイタカホラゴケ、胞子嚢群
(2)セイタカホラゴケ、包膜

セイタカホラゴケ、正常に発達した胞子も見られるが不充実で不稔な胞子が混ざり雑種と考えられる。2021年12月10日 大平山 セイタカホラゴケ、正常に発達した胞子も見られるが不充実で不稔な胞子が混ざり雑種と考えられる。2021年12月10日 大平山 セイタカホラゴケ、正常に発達した胞子も見られるが不充実で不稔な胞子が混ざり雑種と考えられる。2021年12月10日 大平山 
(1)(2)(3)セイタカホラゴケ、1つの胞子嚢を壊したようす



標本2 沼津 鷲頭山
セイタカホラゴケ、葉身の大きさは12~15㎝・幅は狭く2㎝程度。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 

生育している環境:林内、ウエットな岩壁に群生
観察された特徴:葉の大きさは15~18㎝。葉身の大きさは12~15㎝・幅は狭く2㎝程度。隣り合う羽片は重ならない。まだ胞子のようすは確認できていない。

薄暗い崖に群生するセイタカホラゴケ。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 セイタカホラゴケ、羽片。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 
(1)薄暗い崖に群生するセイタカホラゴケ 
(2)セイタカホラゴケ、羽片

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