オオイタチシダ(ツクイオオイタチシダ:仮称)

ツヤナシオオイタチシダの個体変異か雑種の可能性が考えられる。

オシダ科 オシダ属

ツクイオオイタチシダ 2011年4月10日津久井湖北岸
生育環境:落葉および常緑広葉樹が生育する乾燥した岩場の割れ目に生育。そばにはヤマイタチシダ、ツヤナシオオイタチシダ、エンシュウベニシダ(1株)が生育。ガレた場所なので、今後も生育しつづけられるかわからない。 
特  徴:常緑性。葉柄基部には10mm前後で黒褐色披針形の鱗片と広卵形・膜質・淡褐色の小さな鱗片が混ざってつく。観察された個体の葉の大きさは45~60㎝、葉は厚く暗い緑色、葉の表面には艶がない。葉柄から中軸にかけては下部が膜質・上部が黒褐色皮針形の鱗片が軸に張り付くようにしてつく。中軸上部から羽軸・裂片の中肋にかけては袋状の鱗片が目立つ。最下羽片下側第1小羽片は一番長いが特に発達するわけではない。羽片の切れ込みは浅く2回羽状に分かれ基部は羽軸に広くつく。胞子のう群は裂片の辺縁近くにつく。ツヤナシオオイタチシダの個体変異かツヤナシオオイタチシダとエンシュウベニシダとの雑種の可能性も考えられる。なお、このシダとよく似た個体で栽培すると普通のツヤナシオオイタチシダに戻ることがある、との情報も頂いています。
生育確認数:1地点、1株。津久井湖北岸。
ツクイオオイタチシダ、葉柄基部鱗片 ツクイオオイタチシダ、葉柄基部鱗片拡大
ツクイオオイタチシダ、葉柄基部鱗片(上上左)
ツクイオオイタチシダ、葉柄基部鱗片拡大(上上右)

ツクイオオイタチシダ、葉柄上部~中軸下部鱗片 ツクイオオイタチシダ、中軸鱗片
ツクイオオイタチシダ、葉柄上部~中軸下部鱗片(上左)
ツクイオオイタチシダ、中軸鱗片(上右)

ツクイオオイタチシダ、最下羽片 ツクイオオイタチシダ、羽片
ツクイオオイタチシダ、最下羽片(上左)
ツクイオオイタチシダ、羽片(上右)

ツクイオオイタチシダ、葉身上部
ツクイオオイタチシダ、葉身上部

ツクイオオイタチシダ、小羽片基部 ツクイオオイタチシダ、羽軸鱗片
ツクイオオイタチシダ、小羽片基部(上左)
ツクイオオイタチシダ、羽軸鱗片(上右)

ツクイオオイタチシダ、胞子のう群 ツクイオオイタチシダ、胞子のう群 
ツクイオオイタチシダ、胞子のう群(上)