フジノキシノブ
ウラボシ科 ノキシノブ属
詳しい方に写真をみていただきてコメントを頂きました。
写真では正確な同定は難しいと思いますが、一応、印象は以下の通りです。標本1はフジノキシノブかもしれません。標本2~5はノキシノブそのものの可能性が高いと思います。
生育している環境:津久井湖城山公園の近く、北面の幅20m・高さ6mの長く高い石垣に生育。 15株程度が幅4m高さ3mの範囲に点在して生育。同じ石垣にはノキシノブやクロノキシノブも生育。
観察された特徴:常緑性。葉柄の有無は確認できていない。(写真では無柄なようにも有柄のようにも見える)葉はずんぐりしており、葉の大きさは8~12(15)㎝。幅は1~1.0(1.3)㎝、葉身の中肋は明確に浮き出ている。胞子の形状・数から有性生殖種。胞子嚢群は大きく直径3㎜程度。
盾状鱗片はなめらかな円形ではなく、辺縁は大きく粗い鋸歯が飛び出すのが特徴的であった。ただし観察した個体は1株だけなので、今後複数の個体でも盾状鱗片の形状を観察したい。葉柄の有無に関しても正確に調べてみたい。
(1)フジノキシノブ、葉身下部
(2)フジノキシノブ葉身上部
(1)フジノキシノブ、嚢群
(2)フジノキシノブ、若い胞子嚢群
胞子標本1 未成熟な胞子
フジノキシノブ、1つの胞子を壊したようす
(1)フジノキシノブ、胞子上面
(2)フジノキシノブ、胞子側面
(1)フジノキシノブ、胞子上面
(2)フジノキシノブ、胞子側面
(1)フジノキシノブ、胞子上面
(2)フジノキシノブ、胞子側面
(1)フジノキシノブ、胞子上面
(2)フジノキシノブ、胞子側面
胞子標本1 成熟した胞子
フジノキシノブ、1つの胞子を壊したようす
(1)フジノキシノブ、胞子上面
(2)フジノキシノブ、胞子側面
(1)フジノキシノブ、胞子上面
(2)フジノキシノブ、胞子側面
(1)フジノキシノブ、胞子上面
(2)フジノキシノブ、胞子側面
(1)幅の広いノキシノブかフジノキシノブに似た有性生殖種
(2)幅の広いノキシノブかフジノキシノブに似た有性生殖種葉柄はあるようにも見える