ワサビ田周辺に群生するハイコモチシダ。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 

浄蓮の滝周辺でシダを観察しました。参加されたみなさんで川沿いの森に入ったりワサビ田の周りを歩いたりして、いろいろなシダに出会いました。ただ人家から離れた森では一歩中に入るとシカの食害はひどく、林床植生は乏しいものでした。

ヒカゲノカズラの仲間
トウゲシバやオニトウゲシバ、ヒカゲノカズラが観察された。

ヒカゲノカズラ
スギ植林地の林縁の斜面に群生。
林縁の斜面に群生するヒカゲノカズラ。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺



トウゲシバ
林内の斜面に生育。地上茎はあまり枝分かれしない。葉はネクタイ形(倒披針形)。
林内の斜面に生育するトウゲシバ。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 林内の斜面に生育するトウゲシバ。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(1)(2)林内の斜面に生育するトウゲシバ



オニトウゲシバ
林内の岩が露出するような崖に生育。地上茎は3~4回分岐する。
林内の岩が露出するような崖に生育するオニトウゲシバ。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 オニトウゲシバ、胞子嚢。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(1)林内の岩が露出するような崖に生育するオニトウゲシバ
(2)オニトウゲシバ、胞子嚢

林内の岩が露出するような崖に生育するオニトウゲシバ。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 オニトウゲシバ、胞子嚢。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(1)林内の岩が露出するような崖に生育するオニトウゲシバ
(2)オニトウゲシバ、葉





イワヒバの仲間
イワヒバ、クラマゴケ、ヒメクラマゴケなどが観察された。ヒメクラマゴケは林内の岩場以外に人家の近くの岩壁や石造物などでも普通に見られた。





ハナワラビの仲間
オオハナワラビやよくわからにハナワラビの仲間が見られた。

よくわからにハナワラビの仲間
人家近くの木漏れ日が射すよく手入れされた土手に点在して生育。葉縁の鋸歯はシチトウハナワラビに似ている。葉面は紅葉していないがアカハナワラビのようなかすり模様の斑が見られた。アンコハナワラビ(シチトウハナワラビ×アカハナワラビ)の可能性も考えられる。栄養葉はそれほど大きくなく縦横12~15㎝程度。小羽片は長さの割に幅のあり全体にぼってりした感じがする。辺縁の鋸歯はオオハナワラビに比べると鋭くない。葉柄には白い毛が目立つ。
よくわからにハナワラビの仲間。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 よくわからにハナワラビの仲間、葉柄には白い毛が目立つ。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(1)よくわからにハナワラビの仲間
(2)よくわからにハナワラビの仲間、葉柄の毛
よくわからにハナワラビの仲間、羽片。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 よくわからにハナワラビの仲間、羽片。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(3)(4)よくわからにハナワラビの仲間、羽片

標本2
葉面は紅葉していないがアカハナワラビにみられるような斑が見られる。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 よくわからにハナワラビの仲間、羽片。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(5)(6)よくわからにハナワラビの仲間、羽片

標本3 標本4
よくわからにハナワラビの仲間。左上はオオハナワラビ。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 よくわからにハナワラビの仲間。右上はオオハナワラビ。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(7)(8)よくわからにハナワラビの仲間とオオハナワラビ





コケシノブの仲間
コウヤコケシノブ、オオコケシノブ、キヨスミコケシノブ、アオホラゴケ、ウチワゴケ、イズハイホラゴケ、ハイホラゴケ、コハイホラゴケ、などが見られました。
※キヨズミコケシノブと思われた株はコウヤコケシノブでした。

イズハイホラゴケか
常にミストに包まれているような岩壁やオーバーハングしたようなところにも生育。まだ、胞子を確認できていない。
岩壁に生育するイズハイホラゴケか。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 岩壁に生育するイズハイホラゴケか。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(1)(2)岩壁に生育するイズハイホラゴケか

岩壁に生育するイズハイホラゴケか。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 
(3)岩壁に生育するイズハイホラゴケか

イズハイホラゴケか。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 イズハイホラゴケか。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 
(4)(5)イズハイホラゴケか

イズハイホラゴケか、葉身上部。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 イズハイホラゴケか、羽片。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺  
(8)イズハイホラゴケか、葉身上部
(9)イズハイホラゴケか、羽片

イズハイホラゴケか、正常に見える胞子を多数確認。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 イズハイホラゴケか、正常に見える胞子を多数確認。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 
(6)(7)イズハイホラゴケか、1つの胞子嚢を壊したようす

イズハイホラゴケか、正常に見える胞子を多数確認。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 
(8)イズハイホラゴケか、1つの胞子嚢を壊したようす

イズハイホラゴケか、胞子上部。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 イズハイホラゴケか、胞子側面。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺  
(9)イズハイホラゴケか、胞子上部
(10)イズハイホラゴケか、胞子側面



ハイホラゴケか
照葉樹林内の岩壁に生育。まだ、胞子を確認できていない。
岩壁に生育するハイホラゴケか。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 岩壁に生育するハイホラゴケか。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(1)(2)岩壁に生育するハイホラゴケか

岩壁に生育するハイホラゴケか。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 岩壁に生育するハイホラゴケか。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(3)(4)岩壁に生育するハイホラゴケか

ハイホラゴケか。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 ハイホラゴケか。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(5)(6)ハイホラゴケか

ハイホラゴケか、正常に見える胞子を多数確認。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 ハイホラゴケか、正常に見える胞子を多数確認。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 
(7)(8)ハイホラゴケか、1つの胞子嚢を壊したようす

ハイホラゴケか、正常に見える胞子を多数確認。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 ハイホラゴケか、正常に見える胞子を多数確認。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 
(9)(10)ハイホラゴケか、1つの胞子嚢を壊したようす

ハイホラゴケか、胞子上部。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 ハイホラゴケか、胞子側面。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺  
(11)イズハイホラゴケか、胞子上部
(12)イズハイホラゴケか、胞子側面





オオコケシノブ
ワサビ田の日陰の石清水が滴る崖面に群生。特徴的な胞子嚢は確認できなかった。
水が滴る崖面に群生するオオコケシノブ。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 オオコケシノブ。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(1)水が滴る崖面に群生するオオコケシノブ
(2)オオコケシノブ

オオコケシノブ、羽片。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 オオコケシノブ、羽片。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(1)(2)オオコケシノブ、羽片





コバノイシカグマの仲間
フモトシダ、ケブカフモトシダ、コバノイシカグマ、イヌシダ、オドリコカグマイシカグマなどが見られました。

オドリコカグマ
イシカグマあるいはイシカグマとフモトカグマの雑種か
※胞子嚢群の位置、小羽片の切れ込み具合、羽軸上の毛や葉面の微毛などイシカグマとは異なる点がありオドリコカグマに訂正しました。2022年3月19日

光がある程度差し込む林。林床に水が溜まるウエットなスギ林林床に100株以上群生。大きい葉では120㎝程度。イシカグマと思われるが、羽軸上や葉面にわずかに毛が生えるか無毛に近く、胞子嚢群が葉縁のやや内側についている。小羽片はイシカグマほどではないがよく切れ込み、切れ込み具合はイシカグマフモトカグマの中間的。この季節、正確に判断はできないと思われるが、充実した胞子を確認することはできなかった。胞子嚢は弾けず不稔の胞子が詰まっている胞子嚢が多く見られた。改めてよい季節に観察する必要があるのかもしれない。雑種の可能性も考えて改めて調べてみたい。
スギ植林地内に群生するオドリコカグマ<del>イシカグマ</del>。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 スギ植林地内に群生するオドリコカグマ<del>イシカグマ</del>。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 
(1)(2)スギ植林地内に群生するオドリコカグマイシカグマ

オドリコカグマ<del>イシカグマ</del>、羽片は中央でもっとも長く、下部はやや短縮する。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(3)オドリコカグマイシカグマ

オドリコカグマ<del>イシカグマ</del>、葉身中部羽片。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 オドリコカグマ<del>イシカグマ</del>、葉身上部羽片。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(4)オドリコカグマイシカグマ、葉身中部羽片
(5)オドリコカグマイシカグマ、葉身上部羽片

オドリコカグマ<del>イシカグマ</del>、羽軸上の毛。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 オドリコカグマ<del>イシカグマ</del>、羽軸上の毛。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(6)(7)オドリコカグマイシカグマ、羽軸上の毛

オドリコカグマ<del>イシカグマ</del>、葉面上の微毛。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 オドリコカグマ<del>イシカグマ</del>、葉面上の微毛。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(8)(9)オドリコカグマイシカグマ、葉面上の微毛

オドリコカグマ<del>イシカグマ</del>、胞子をつけた葉(左)と栄養葉(右)。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(10)オドリコカグマイシカグマ、胞子をつけた葉と栄養葉

オドリコカグマ<del>イシカグマ</del>、羽片。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 オドリコカグマ<del>イシカグマ</del>、羽片裏側。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(11)オドリコカグマイシカグマ、羽片
(12)オドリコカグマイシカグマ、羽片裏側

オドリコカグマ、小羽片は深~中裂でイシカグマより浅い。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 
(13)オドリコカグマ、羽片の切れ込み具合

オドリコカグマ<del>イシカグマ</del>、胞子嚢群は辺縁よりやや内側についている。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 オドリコカグマ<del>イシカグマ</del>、胞子嚢群は辺縁よりやや内側についている。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(14)(15)オドリコカグマイシカグマ、羽片と胞子嚢群

オドリコカグマ<del>イシカグマ</del>、胞子嚢群は辺縁よりやや内側についている。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺	、胞子嚢群。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 オドリコカグマ<del>イシカグマ</del>、胞子嚢群は辺縁よりやや内側についている。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(16)(17)オドリコカグマイシカグマ、胞子嚢群

オドリコカグマ<del>イシカグマ</del>、胞子嚢は弾けていないように見える。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 オドリコカグマ<del>イシカグマ</del>、胞子嚢は弾けていないように見える。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 オドリコカグマ<del>イシカグマ</del>、胞子嚢は弾けていないように見える。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 
(18)(19)(20)オドリコカグマイシカグマ、胞子嚢





イノモトソウの仲間
オオバノイノモトソウ、マツザカシダ、イノモトソウ、アマクサシダ、ナチシダオオバノアマクサシダなどが見られました。

ナチシダ
日当たりのよい山際の河原に生育。この時期、地上部は枯れる。
日当たりのよい山際の河原に生育するナチシダ。とイシカグマ(中央)とオオバノイノモトソウ(右)。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
日当たりのよい山際の河原に生育するナチシダ(地上部は枯れている)





シシラン
日陰に岩壁に生育。
日陰に岩壁に生育するシシラン。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
日陰に岩壁に生育するシシラン





チャセンシダ科の仲間
コバノヒノキシダ、イワトラノオ、トラノオシダ、チャセンシダ、ホウビシダなどが見られました。

チャセンシダ
人家の周りなどにやや普通に見られた。
人家の石垣に群生するチャセンシダ。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(1)人家の石垣に群生するチャセンシダ 



ホウビシダ
渓谷沿いの日陰のウエットな崖に群生。葉の大きさは25~35㎝、淡緑色。羽片は中軸に対して開出してつき、平行四辺形。大事な胞子嚢群の写真を撮り忘れました。
※沼津鷲頭山大平山ではナンゴクホウビシダに似た個体が観察されている。

ホウビシダ、淡緑色の羽片を開出してつける。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 日陰のウエットな崖に群生するホウビシダ。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(1)淡緑色の羽片を開出してつけるホウビシダ 
(2)日陰のウエットな崖に群生するホウビシダ

日陰のウエットな崖に群生するホウビシダ。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 日陰のウエットな崖に群生するホウビシダ。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(3)(4)日陰のウエットな崖に群生するホウビシダ





ヒメシダの仲間
ミゾシダ、ハシゴシダ、コハシゴシダ、イブキシダなどが見られました。

コハシゴシダ
人家の周りや畑の石垣などに生育していた。
人家の周りの石垣に生育するコハシゴシダ。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 コハシゴシダ、胞子をつけた葉と栄養葉。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(1)人家の周りの石垣に生育するコハシゴシダ
(2)コハシゴシダ、胞子をつけた葉と栄養葉

イブキシダ
渓谷の流れの近くの岩上に生育。
渓谷の流れの近くの岩上に生育するイブキシダ。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
渓谷の流れの近くの岩上に生育するイブキシダ





シシガシラ科の仲間
シシガシラ、コモチシダ、ハイコモチシダなどが見られました。

ハイコモチシダ
狭い渓谷の低部の岩場や岩壁に群生。浄蓮の滝周辺のワサビ田道ではよく見られる。
渓谷のワサビ田の石垣の上から垂れ下がるハイコモチシダ。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 渓谷の低部の岩場や岩壁に生育するハイコモチシダ。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(1)渓谷のワサビ田の石垣の上から垂れ下がるハイコモチシダ
(2)渓谷の低部の岩場や岩壁に生育するハイコモチシダ

ハイコモチシダ、葉身。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 ハイコモチシダ、葉身。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(3)(4)ハイコモチシダ、葉身

ハイコモチシダ、葉脈および胞子嚢群。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 
(4)ハイコモチシダ、ハイコモチシダ、葉脈および胞子嚢群

ハイコモチシダ、葉脈および胞子嚢群。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 ハイコモチシダ、葉脈および胞子嚢群。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 
(5)(6)ハイコモチシダ、ハイコモチシダ、葉脈および胞子嚢群

ハイコモチシダ、葉身上部の中軸上に無性芽を1個つける。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 ハイコモチシダ、葉身上部の中軸上に無性芽を1個つける身。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(7)(8)ハイコモチシダ、葉身上部の中軸上に1個つく無性芽





メシダの仲間
常緑性のタニイヌワラビがよく見られた。

切れ込みが深いタニイヌワラビ
タニイヌワラビはよく見られたが、1株だけ切れ込みが深いタニイヌワラビが見られた。雑種の可能性もあるかもしれない。機会があれば胞子を観察してみたい。
切れ込みが深いタニイヌワラビ。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(1)切れ込みが深いタニイヌワラビ

切れ込みが深いタニイヌワラビ、羽片。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 切れ込みが深いタニイヌワラビ、わずかに胞子嚢群をつける。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(2)切れ込みが深いタニイヌワラビ、羽片
(3)切れ込みが深いタニイヌワラビ、羽片裏側


 
普通のタニイヌワラビ
普通のタニイヌワラビ。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 普通のタニイヌワラビ、羽片。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(4)(5)普通のタニイヌワラビ


 
辺縁が乱れるヘラシダ
ウエットな崖ではやや普通にヘラシダが観察された。その中で、ノコギリヘラシダ(ヘラシダ×ナチシケシダ)が見つからないか探していると、多少辺縁が乱れたヘラシダが見られた。その周辺の狭い範囲で見られるヘラシダには同様に辺縁が乱れる葉がいくつも見られた。ヘラシダにはよく見られることで普通のヘラシダと思われるが、再度よい季節に胞子のようすを調べてみたい。
辺縁が乱れるヘラシダ。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 辺縁が乱れるヘラシダ。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(1)(2)辺縁が乱れるヘラシダ

葉身の辺縁が乱れるヘラシダ。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(3)辺縁が乱れるヘラシダ





カナワラビの仲間
オニカナワラビ、ハカタシダ、オオカナワラビ、コバノカナワラビ、ホソバカナワラビ、ホソコバカナワラビ(コバノカナワラビ×ホソバカナワラビ)などが見られた。

ホソコバカナワラビ(コバノカナワラビ×ホソバカナワラビ)
渓谷沿いの小さな段丘のウエットな北斜面にまとまって生育。同行の方々と変わった形であると話し合い、その場では形の変わったホソバカナワラビか、などと話し合ったが、ここではホソコバカナワラビとする。生育場所はややウエットで普通、ホソバカナワラビは見かけない環境である。根茎は這いやや間隔を空けて葉をつける。あらためて、よい季節に胞子のようすを見てみたい。

ウエットな林内の斜面に生育するホソコバカナワラビ(コバノカナワラビ×ホソバカナワラビ)。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 ホソコバカナワラビ(コバノカナワラビ×ホソバカナワラビ)、根茎は長く這う。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(1)ウエットな林内の斜面に生育するホソコバカナワラビ(コバノカナワラビ×ホソバカナワラビ)
(2)ホソコバカナワラビ(コバノカナワラビ×ホソバカナワラビ)、根茎

ホソコバカナワラビ(コバノカナワラビ×ホソバカナワラビ)、栄養葉。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 ホソコバカナワラビ(コバノカナワラビ×ホソバカナワラビ)、栄養葉。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(2)(3)ホソコバカナワラビ(コバノカナワラビ×ホソバカナワラビ)、栄養葉

ホソコバカナワラビ(コバノカナワラビ×ホソバカナワラビ)、胞子をつけた葉。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 ホソコバカナワラビ(コバノカナワラビ×ホソバカナワラビ)、胞子嚢群。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(4)ホソコバカナワラビ(コバノカナワラビ×ホソバカナワラビ)、胞子をつけた葉
(5)ホソコバカナワラビ(コバノカナワラビ×ホソバカナワラビ)、胞子嚢群





イノデの仲間
ツルデンダ、ジュウモンジシダ、イノデ、イノデモドキ、サイゴクイノデ、ヒメカナワラビ、オオキヨズミシダなどが見られた。本来、林床にはイノデ類がもっと生育しているのであろうが、シカの食害で見る影もない。

ヒメカナワラビ)
林内、溶岩の岩屑の上に生育するヒメカナワラビ。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 ワサビ田の周りの石垣に生育するヒメカナワラビ。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(1)林内、溶岩の岩屑の上に生育するヒメカナワラビ
(2)ワサビ田の周りの石垣に生育するヒメカナワラビ



オオキヨズミシダ)
少し日焼けしたオオキヨズミシダ。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 オオキヨズミシダ、葉の先端・端から胞子嚢群をつけ始める。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(1)木漏れ日が差し込むややドライな岩壁に生育するオオキヨズミシダ
(2)葉の先端・端から胞子嚢群をつけ始めるオオキヨズミシダ





ヤブソテツの仲間
ヤブソテツ(ヤマヤブソテツ、テリハヤマヤブソテツ、ホソバヤマヤブソテツ)、テリハヤブソテツ、ナガバヤブソテツ、ミヤコヤブソテツなどが観察された。ミヤコヤブソテツは1地点で観察。





オシダ属の仲間
ベニシダ、オオベニシダ、トウゴクシダ、エンシュウベニシダ、ヤマイタチシダ、オオイタチシダ(ツヤナシtype・アツバtype)、クマワラビ、オクマワラビ、イワヘゴ、イヌイワヘゴなどが見られた。

イワヘゴ
鱗片は黒色で辺縁には棘状突起が目立つ。
林内林床に生育するイワヘゴ。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(1)林内林床に生育するイワヘゴ



イヌイワヘゴ
イワヘゴによく似ているが、植物体が大きく、大きな株では葉は1mに達する。羽片数が多く、下部の羽片はあまり短縮せず、階段状につく。葉柄の鱗片は赤みを帯びた黒褐色で辺縁の棘は弱い。
標本1
林縁の岩場に生育するイヌイワヘゴ。羽片数は多い。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 イヌイワヘゴ、葉身下部羽片は短縮せず階段状につく。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(1)林縁の岩場に生育するイヌイワヘゴ
(2)葉身下部羽片は短縮せず階段状につくイヌイワヘゴ



標本2
林内の崖の縁に生育するイヌイワヘゴ。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 
(1)林内の崖の縁に生育するイヌイワヘゴ

イヌイワヘゴ、中軸の鱗片辺縁の突起はイワヘゴに比べ弱い。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 イヌイワヘゴ、中軸の鱗片辺縁の突起はイワヘゴに比べ弱い。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 イヌイワヘゴ、中軸の鱗片辺縁の突起はイワヘゴに比べ弱い。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 
(2)(3)(4)イヌイワヘゴ、中軸の鱗片

イヌイワヘゴ、葉身下部の羽片は階段状につく。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 イヌイワヘゴ、胞子嚢群はやや羽軸よりにつく。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
イヌイワヘゴ、葉身下部の羽片
イヌイワヘゴ、胞子嚢群



トウゴクシダ)
林縁に生育する葉身が長く伸びないトウゴクシダ。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 トウゴクシダ、胞子嚢群。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 
(1)(2)トウゴクシダ





ウラボシ科の仲間
ノキシノブ、フジノキシノブと思われる個体、ヒメノキシノブ、マメヅタ、ミツデウラボシ、クリハラン、サジラン、ヤノネシダなどが見られた。



サジラン)
ウエットな空気に包まれた渓谷の水辺近くの石組みに群生。
水辺近くの石組みに群生するサジラン。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 サジラン、胞子嚢群。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺
(1)水辺近くの石組みに群生するサジラン
(2)サジラン、胞子嚢群



ヤノネシダ
渓谷沿いに生える照葉樹の根元や樹幹を這いあがるようにして生育する。

渓谷沿いに生育する照葉樹の根元に生育するヤノネシダ。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 
(1)渓谷沿いに生育する照葉樹の根元に生育するヤノネシダ

樹幹を這いあがるヤノネシダ。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 地表付近に生育するヤノネシダ。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 
(2)樹幹を這いあがるヤノネシダ
(3)地表付近に生育するヤノネシダ

ヤノネシダ、葉身裏側。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 ヤノネシダ、胞子嚢群。2022年2月23日 浄蓮の滝周辺 
(4)ヤノネシダ、葉身裏側
(5)ヤノネシダ、胞子嚢群



製作中。少しずつ掲載していきます。