Top / 観察会レポート / 平成26年12月7日(日)横浜市新治周辺


ウスゲクジャクフモトシダ(仮称)2014年12月7日 新治

 新治の森は泥岩質の丘に関東ローム層が厚く堆積した多摩丘陵の一部をなす低い丘陵地です。丘陵地にはにいくつかの谷戸が広がりその奥はスギやサワラなどの植林地の谷となっています。
 この季節は日の暮れが早いので予定していたコースが回ることができるか心配でしたが、多少急ぎ足でいろいろなシダを見ることができました。
 夏緑性のシダはほとんど姿を消していましたが、常緑性のシダを中心に観察することができました。

陽当たりのよい土手で                     

フユノハナワラビ
 陽当たりのよい畑の周りの土手など定期的に刈り込みが行われている草地で生育していました。ところどころで群生していました。カニクサも枯れずに春まで緑の葉をつけているようです。
フユノハナワラビ 2014年12月7日 新治 フユノハナワラビ、裂片は鈍頭。2014年12月7日 新治
フユノハナワラビ(上左)
フユノハナワラビ、裂片(上右)



丘陵の上部で     

ハシゴシダ
 丘陵地の最上部、夏緑広葉樹に覆われたやや明るい稜線の遊歩道沿いで枯れずに緑の葉を残していました。
ハシゴシダ 2014年12月7日 新治 ハシゴシダ 2014年12月7日 新治
ハシゴシダ(上左、上右)

ハシゴシダ、羽片基部下側小羽片は沿着しない(写真では上側)。 2014年12月7日 新治 ハシゴシダ、胞子のう群は辺縁寄りにつき、包膜には毛がある。2014年12月7日 新治
ハシゴシダ、羽片(上左)
ハシゴシダ、胞子のう群(上右)



ウラジロ
 ウラジロは稜線近くのスギやサワラが生育する林床斜面で小さな群落を形成して生育。乾燥気味の針葉樹林林床斜面で2か所生育していました。
ウラジロ 2014年12月7日 新治 ウラジロ、対の羽片の中心に来年の新芽をつける。2014年12月7日 新治
ウラジロ(上左)
ウラジロ、新芽(上右)



マツザカシダ
 同行の方が稜線沿いの遊歩道の脇の土留めで見つけられました。近くにオオバイノモトソウやイノモトソウも生育していました。
マツザカシダ 2014年12月7日 新治
マツザカシダ

マツザカシダ、羽軸に沿ってうっすらと白斑が入る栄養葉。2014年12月7日 新治 マツザカシダ、胞子葉はスリムで葉縁に沿って胞子のう群をつける。2014年12月7日 新治
マツザカシダ、栄養葉(上左)
マツザカシダ、胞子葉(上右)



ナガバヤブソテツ
ウエットな谷部の斜面や稜線部の土留めで観察。
ナガバヤブソテツ 2014年12月7日 新治 ナガバヤブソテツ、葉身上部の羽片の基部は広い楔形。2014年12月7日 新治
ナガバヤブソテツ(上左)
ナガバヤブソテツ、葉身上部の羽片(上右)



アイオニヤブソテツオニヤブソテツ2016年3月訂正
 オニヤブソテツとナガバヤブソテツの雑種と推定される。稜線部の遊歩道わきの土留めで観察。新治は全体がローム層に覆われた地域でヤブソテツな仲間など崖を好むシダは生育しにくい地域です。
 オニヤブソテツ、アイオニヤブソテツオニヤブソテツ、ナガバヤブソテツ3者の区別点は、

  1. オニヤブソテツは、葉が厚く硬い。葉身中~上部の羽片の基部が心形~円形。羽片は先端に向けてなめらかに細くなる。羽片の辺縁には細かい鋸歯がある。(芽立ちの頃新芽の葉の表面は無毛)
  2. アイオニヤブソテツは、葉は薄い。葉身中~上部の羽片の基部が心形~円形。羽片の幅は広く長方形的。羽片の辺縁には鋸歯がある。
  3. ナガバヤブソテツは、葉は薄い。葉身中~上部の羽片の基部が広い楔形。羽片の幅は広く長方形的。羽片の辺縁にはほとんどはなくなめらか。(芽立ちの頃新芽の葉の表面は有毛)

アイオニヤブソテツ、葉身上部の羽片の基部は円形。2014年12月25日 新治 アイオニヤブソテツ、葉身上部の羽片の基部は円形。2014年12月25日 新治 
アイオニヤブソテツ、葉身上部(上左、上右)

アイオニヤブソテツ<del>オニヤブソテツ</del>、葉身上部の羽片の基部は円形。2014年12月7日 新治 アイオニヤブソテツ<del>オニヤブソテツ</del>、葉身下部の羽片の基部は心形~円形。2014年12月7日 新治
アイオニヤブソテツオニヤブソテツ、葉身上部の羽片(上左)(同行の方が撮影)
アイオニヤブソテツオニヤブソテツ、葉身下部の羽片(上右)(同行の方が撮影)



リョウトウイタチシダ
 夏緑広葉樹林が広がる緩やかな尾根の上部に生育。付近にはベニオオイタチシダやヤマイタチシダが生育。
リョウトウイタチシダ、葉の質は薄く、白緑色。2014年12月7日 新治 リョウトウイタチシダ、葉柄の鱗片は袋状にはならず披針形、黒褐色。辺縁が淡色になる鱗片あり。2014年12月7日 新治
リョウトウイタチシダ(上左)
リョウトウイタチシダ、葉柄の鱗片(上右)



オオイタチシダの仲間
 アツバオオイタチシダは丘陵地の谷沿いから稜線まで広い範囲で見られました。
 ベニオオイタチシダやツヤナシオオイタチシダは陽当たりの好い山道沿いの崖や稜線近くの乾燥気味の林床で見られました。
 アオニオオイタチシダは当たりの好い山道沿いの崖で1株観察されました。
アツバオオイタチシダ
アツバオオイタチシダ 2014年12月7日 新治 アツバオオイタチシダ、葉は光沢があり辺縁は巻く。2014年12月7日 新治
アツバオオイタチシダ(上左)
アツバオオイタチシダ、最下羽片(上右)



オオベニシダ
 オオベニシダ稜線沿いの乾燥気味の林床でときどき見られたが、谷沿いでも明るい林縁の土手などで見られた。



ウスゲクジャクフモトシダ(仮称)
 丘陵地上部近く、スギなどの植林とシラカシなどの常緑広葉樹が生える斜面林床でウスゲクジャクフモトシダ(仮称)が40株ほど群生していました。
ウスゲクジャクフモトシダ 2014年12月7日 新治
ウスゲクジャクフモトシダ(同行の方が撮影)

ウスゲクジャクフモトシダ、最下羽片。2014年12月7日 新治 ウスゲクジャクフモトシダ、葉身上部の羽片。2014年12月7日 新治
ウスゲクジャクフモトシダ、最下羽片(上左)
ウスゲクジャクフモトシダ、葉身上部の羽片(上右)

ウスゲクジャクフモトシダ、中軸表側は無毛。2014年12月7日 新治 ウスゲクジャクフモトシダ、中軸裏側は有毛。2014年12月7日 新治
ウスゲクジャクフモトシダ、中軸表側(上左)
ウスゲクジャクフモトシダ、中軸裏側(上右)

ウスゲクジャクフモトシダ、下部羽片の胞子のう群。2014年12月7日 新治 ウスゲクジャクフモトシダ、上部羽片の胞子のう群。2014年12月7日 新治
ウスゲクジャクフモトシダ、下部羽片の胞子のう群(上左)
ウスゲクジャクフモトシダ、上部羽片の胞子のう群(上右)

ウスゲクジャクフモトシダ、包膜。2014年12月7日 新治
ウスゲクジャクフモトシダ、包膜
 丘陵地上部、スギなどの植林とシラカシなどの常緑広葉樹が生える斜面林床でウスゲクジャクフモトシダ(仮称)が40株ほど群生していました。



丘陵地斜面で         

ホソバトウゲシバ
 葉の幅が広いtypeが観察されました。ある程度樹齢を経たスギなどの針葉樹の森で、谷の底部や尾根に続く谷の奥の緩やかに斜面などでよく見られました。林床は丈の低い草本(ヤブランなど)が生育できる程度の明るさがあり、大小の群落を形成して生育していました。



ホソバナライシダ
 谷の近くの斜面や丘陵地中腹などに点々と生育、繊細な五角形の葉をつけていました。倒れてはいましたが、まだ緑色を残していました。ナンゴクナライシダにくらべると

  1. 葉柄の鱗片がはるかに多いこと。
  2. 羽軸・小羽軸上の毛が少ないこと。

で区別。
ホソバナライシダ 2014年12月7日 新治 ホソバナライシダ、葉柄下部には膜質の鱗片が密生する。2014年12月7日 新治
ホソバナライシダ(上左)
ホソバナライシダ、葉柄下部の鱗片(上右)

ホソバナライシダ、羽軸や小羽軸にはわずかに毛が生える。2014年12月7日 新治 ホソバナライシダ、包膜。2014年12月7日 新治
ホソバナライシダ、小羽片(上左)
ホソバナライシダ、包膜(上右)



オシダ
 ベニシダやオクマワラビが群生するスギやサワラの緩やかな林床斜面に生育(3株)していました。倒れていましたが、まだ枯れていませんでした。
オシダ 2014年12月7日 新治 オシダ、小羽片。2014年12月7日 新治
オシダ(上左)
オシダ、小羽片(上左)

オシダ、胞子のう群。2014年12月7日 新治 オシダ、包膜。2014年12月7日 新治
オシダ、胞子のう群(上左)
オシダ、包膜(上右)



アマクサシダ
 スギ林の谷の周辺のアラカシやシラカシなどの照葉樹が生育する斜面に生育、1株ですが元気よく育っています。
アマクサシダ 2014年12月7日 新治
アマクサシダ(上左)

アマクサシダ、最下羽片。2014年12月7日 新治 アマクサシダ、頂羽片。2014年12月7日 新治
アマクサシダ、最下羽片(上左)
アマクサシダ、頂羽片(上右)



トウゴクシダ艶無type
 スギやサワラの生育する林の中腹~上部にかけて生育していました。次に載せるキノクニベニシダに似ていますが、

  1. 小羽片は羽軸に角度をつけてつける。
  2. 下部羽片の基部小羽片は全裂~深裂し、大きな株では4回羽状に分かれ、最終裂片の中肋に沿って胞子のう群をつける。
  3. 包膜は基本的に紅色を帯びない(ベニトウゴクシダの包膜は紅色を帯びる)。

トウゴクシダ艶無type 2014年12月7日 新治 トウゴクシダ艶無type、羽片の表面は艶が無い。 2014年12月7日 新治
トウゴクシダ艶無type(上左)
トウゴクシダ艶無type、羽片(上右)

トウゴクシダ艶無type、最下羽片の柄。2014年12月7日 新治 トウゴクシダ艶無type、胞子のう群。2014年12月7日 新治
トウゴクシダ艶無type、最下羽片の柄(上左)
トウゴクシダ艶無type、胞子のう群(上右)


キノクニベニシダ
 スギやサワラの生育するやや明るい林床に生育していました。トウゴクシダと似ていますが、

  1. 羽片・小羽片が中軸・羽軸に対し直角につく。
  2. 下部羽片の基部小羽片は中裂~浅裂し、小羽軸に沿って1列に胞子のう群をつける。
  3. 若い包膜は紅色。

※写真の個体については、できれば来春に若い包膜の画像を撮影し改めて掲載したいと思います。
キノクニベニシダ 2014年12月7日 新治
キノクニベニシダ ※同行の方が撮影

キノクニベニシダ、葉身。 2014年12月7日 新治 キノクニベニシダ、胞子のう群。 2014年12月7日 新治
キノクニベニシダ、葉身(上左)※同行の方が撮影
キノクニベニシダ、胞子のう群(上右)※同行の方が撮影



丘陵地の崖で        

タチイシノブ
・明るい遊歩道沿いのローム層の崖に群生していました。



アオニオオイタチシダ
 上部が夏緑広葉樹林に覆われた明るい林縁の崖やウエットでない山地上部の針葉樹林林床などにツヤナシオオイタチシダやアオニオオイタチシダ(広葉型)がは生育していました。
アオニオオイタチシダ 2014年12月7日 新治
アオニオオイタチシダ(同行の方が撮影)



ヘラシダ
 スギやサワラが生育する谷で、切り立た崖の上部(草付き)に群生していました。元気よく生育しており、葉の長さは40㎝に達します。
ヘラシダ、よく成長した葉は40㎝に達する。2014年12月7日 新治 ヘラシダ、泥岩の崖上部に生育。2014年12月7日 新治
ヘラシダ(上左、上右)

ヘラシダ 2014年12月7日 新治
ヘラシダ、胞子のう群




谷で             

 谷戸の奥にはいろいろな表情の谷が見られました。厚くリョウメンシダに覆われた谷、イノデ類やベニシダなどが中心の谷、今は枯れかけていましたがシケシダの仲間が多い谷など。たぶん谷に生える高木類の種類や量、ウエットな谷かそうでないかによっても谷の植生は異なるように見えます。


イワガネソウ
イワガネソウ 2014年12月7日 新治
イワガネソウ

イワガネソウ、葉脈は網状。2014年12月7日 新治 イワガネソウ、胞子のう群は葉縁近くまでつく。2014年12月7日 新治
イワガネソウ、葉脈(上左)
イワガネソウ、胞子のう群(上右)



イワガネゼンマイ
イワガネゼンマイ 2014年12月7日 新治
イワガネゼンマイ

イワガネゼンマイ、葉脈は網目を形成しない。2014年12月7日 新治 イワガネゼンマイ、葉脈の端は辺縁の鋸歯の中まで達する。2014年12月7日 新治
イワガネゼンマイ、葉脈(上左)
イワガネゼンマイ、葉脈の端(上右)



オウレンシダ
オウレンシダ 2014年12月7日 新治
オウレンシダ
 スギや夏緑広葉樹が生育するやや明るい林床、谷部を通る遊歩道わきに生育、ぼぼ枯れていたがわずかに特徴的な葉を残していました。



トウゴクシダ艶type
トウゴクシダ艶type 2014年12月7日 新治 トウゴクシダ艶type、羽片表面はなめらかで光沢がある。2014年12月7日 新治
トウゴクシダ艶type(上左)
トウゴクシダ艶type、羽片(上右)

トウゴクシダ艶type、最下羽片の柄。2014年12月7日 新治 トウゴクシダ艶type、胞子のう群。2014年12月7日 新治
トウゴクシダ艶type、最下羽片の柄(上左)
トウゴクシダ艶type、胞子のう群(上右)
 ウエットな谷の林縁に生育していました。



イワヘゴ
イワヘゴ、谷戸の最奥部のスギ林の谷の始まりに生育。2014年12月7日 新治 イワヘゴ、羽片。2014年12月7日 新治
イワヘゴ(上左)
イワヘゴ、羽片(上右)

イワヘゴ、胞子のう群。2014年12月7日 新治 イワヘゴ、包膜。2014年12月7日 新治
イワヘゴ、胞子のう群(上左)
イワヘゴ、包膜(上右)
 谷戸な最奥部、ここからスギやヒノキ・サワラの森が始まる谷沿いで林内、イノデ類やベニシダが繁茂するやるやかな谷でイワヘゴ2の生育を確認しました。



ムサシシケシダ
 以前ムサシシケシダが観察された谷で、ムサシシケシダと思われるシダを観察しました。スギ林内、やや明るい林床に間隔を置きながら広範囲に生育していました。
 ただしこの季節は胞子のう群や包膜が観察できず、葉も黄葉していてムサシシケシダかセイタカシケシダか区別できませんでした。
 新治の森ではムサシシケシダ以外にもシケシダの仲間はいくつか観察をすることはできましたが、この季節、葉は黄葉しており観察には不適でした。



ミドリヒメワラビとヒメワラビ
 ミドリヒメワラビは森に、ヒメワラビは明るい林縁に住み分けていました。



ヒロハイヌワラビ
 イヌワラビの仲間はヒロハイヌワラビが黄葉していましたが枯れずに残っていました。
ヒロハイヌワラビ 2014年12月7日 新治 ヒロハイヌワラビ、小羽片。 2014年12月7日 新治
ヒロハイヌワラビ(上左)
ヒロハイヌワラビ、小羽片(上右)



イノデの仲間                                      

 イノデの仲間はそのほとんどがスギやサワラを中心とした植林地内の谷や谷の周辺に広がる緩やかな斜面に生育していました。
 イノデ・アイアスカイノデ・アスカイノデ・ツヤナシイノデ(1株)、それらの雑種であるミウライノデ(イノデ×アスカイノデ)・ドウリョウイノデ(イノデ×アイアスカイノデ)・オオタニイノデ(アイアスカイノデ×アスカイノデ)が数多く見られました。ここに挙げた雑種は一般的に成株では周りに抜きんでて大きくなることがあります(母種でもよく成長した株は同様に大きくなりますが)。また、この季節だからかもしれませんがオオタニイノデでは葉身の先端1/4くらいが欠けてしまっていることがありました。
 今回観察されたイノデの仲間の中でツヤナシイノデを除くイノデ・アイアスカイノデ・アスカイノデ・ミウライノデ(イノデ×アスカイノデ)・ドウリョウイノデ(イノデ×アイアスカイノデ)・オオタニイノデ(アイアスカイノデ×アスカイノデ)の6種は葉の色・形・艶や鱗片など外観がよく似ていて区別が難しいシダです。新治の森を含め海に近い森ではこの6種が混生していることがあります。新治ではこの6種がそれぞれ個体数も多く、混生していて、この森でシダを見る以上、区別することは避けては通れないことと思います。今回紹介する画像だけでは十分ではありませんが多少参考なるかもしれません。

ミウライノデ
ミウライノデ 2014年12月7日 新治
ミウライノデ

ミウライノデ、葉柄基部の鱗片はねじれる。2014年12月7日 新治 ミウライノデ、中軸下部には披針形の鱗片をつける。2014年12月7日 新治
ミウライノデ、葉柄基部の鱗片(上左)
ミウライノデ、中軸下部の鱗片(上右)

ミウライノデ、中軸下部の鱗片には鋸歯が目立つ。2014年12月7日 新治
ミウライノデ、中軸下部の鱗片(拡大)




ドウリョウイノデ標本1
ドウリョウイノデ 2014年12月7日 新治
ドウリョウイノデ

ドウリョウイノデ、葉柄基部には先に栗色が入る卵状披針形の幅の広い鱗片をつける。2014年12月7日 新治 ドウリョウイノデ、中軸下部には長卵状披針形の幅の広い鱗片をつける。2014年12月7日 新治
ドウリョウイノデ、葉柄基部の鱗片(上左)
ドウリョウイノデ、中軸下部の鱗片(上右)

ドウリョウイノデ、中軸下部の鱗片には鋸歯が目立つ。2014年12月7日 新治 ドウリョウイノデ、先端に栗色が入る葉柄下部の鱗片。2014年12月7日 新治
ドウリョウイノデ、中軸下部の鱗片(上左)
ドウリョウイノデ、葉柄下部の鱗片(上右)

ドウリョウイノデ、葉身上部では胞子のう群は中間につく。2014年12月7日 新治 ドウリョウイノデ、葉身下部では胞子のう群は辺縁寄りにつく。2014年12月7日 新治
ドウリョウイノデ、葉身上部羽片の胞子のう群(上左)
ドウリョウイノデ、葉身下部羽片の胞子のう群(上右)

ドウリョウイノデ、胞子のうははじけていない。2014年12月7日 新治
ドウリョウイノデ、胞子のう群(拡大)




ドウリョウイノデ標本2 鱗片に栗色が入らないtype
葉柄基部の鱗片にまったく栗色が入らない個体がそれなりの量で見られました。

ドウリョウイノデ 2014年12月7日 新治
ドウリョウイノデ

ドウリョウイノデ、葉柄基部には卵状披針形の幅の広い鱗片をつける。栗色葉入らない。2014年12月7日 新治 ドウリョウイノデ、中軸下部には長卵状披針形の幅の広い鱗片をつける。辺縁には鋸歯がある。2014年12月7日 新治
ドウリョウイノデ、葉柄基部の鱗片
ドウリョウイノデ、中軸下部の鱗片

ドウリョウイノデ、胞子のうははじけていない。2014年12月7日 新治
ドウリョウイノデ、胞子のう群(拡大)




オオタニイノデ
オオタニイノデ 2014年12月7日 新治 オオタニイノデ、葉身の先が枯れた個体が目立った。2014年12月7日 新治
オオタニイノデ(上左)
オオタニイノデ、先が枯れた葉身(上右)

オオタニイノデ、葉柄基部には先に栗色が入る披針形でねじれた鱗片をつける。2014年12月7日 新治 オオタニイノデ、葉柄下部には先に栗色が入る披針形でねじれた鱗片をつける。2014年12月7日 新治 オオタニイノデ、中軸下部には披針形で幅が狭くねじれた鱗片をつける。よく観察すると栗色が入っていることがある。2014年12月7日 新治
オオタニイノデ、葉柄基部の鱗片(上左)
オオタニイノデ、葉柄下部の鱗片(中)
オオタニイノデ、中軸下部の鱗片(上右)

オオタニイノデ、細い鱗片はねじれ、辺縁には鋸歯は確認できない。よく観察すると栗色が入っていることがある。2014年12月7日 新治
オオタニイノデ、中軸下部の鱗片(拡大)

オオタニイノデ、葉身上部では胞子のう群は中間につく。2014年12月7日 新治 オオタニイノデ、葉身下部では胞子のう群は辺縁寄りにつく。2014年12月7日 新治 
オオタニイノデ、葉身上部羽片の胞子のう群(上左)
オオタニイノデ、葉身下部羽片の胞子のう群(上右)




ツヤナシイノデ
谷部からやや上に広がるスギやサワラの林床に生育。胞子のう群はつけていない。
ツヤナシイノデ 2014年12月7日 新治 ツヤナシイノデ 2014年12月7日 新治
ツヤナシイノデ(上左)
ツヤナシイノデ、葉柄(上右)

 短い冬の一日でしたが、沢山のシダを見ることができて、楽しめました。今回もいくつかのシダは新治では初めて見たシダでした。いつも新しい発見があり興味深いところです。
 また、夏緑性のシダが生える頃、歩いてみたいと思います。シケシダの仲間など難しいシダも多いと思いますがゆっくり観察してみたいと思います。