小鷲頭山のウバメガシ林。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 
沼津アルプスを歩いてきました。
鷲頭山の北および北東部、中腹から山頂ににかけて黒っぽい色~明るい色まで玄武岩質~安山岩質凝灰角礫岩の巨岩や岩壁が見られ、小鷲頭山直下はほぼ切り立った絶壁で爆裂火口のような地形でした。
谷筋の傾斜地にスギ・ヒノキが植林されていますが、東京や神奈川のコナラなどの夏緑広葉樹が占める里山の森と異なり、山麓からタブノキ・シロダモ・ヤブニッケイ・イヌガシ・ヒサカキなどの照葉樹が優勢な森で、夏緑広葉樹はまばらでエノキ・アカメガシワなど、山地上部では照葉樹に混じってコナラ・クヌギ・カシワなどが生育していました。標高はそれほどありませんが、起伏の大きな山なみで、山頂や稜線付近の傾斜の急な山道は鎖場となりロープが張り渡されていました。小鷲頭山付近の絶壁や急傾斜地はウバメガシの純林でした。稜線からの眺めはよく足元に沼津の港と駿河湾が見渡せました。
みなさんでいろいろなシダを観察しながら1日歩きました。

トウゲシバの仲間

普通のトウゲシバ、オニトウゲシバが見られました。
山地中上部のあまりウエットではない林内ではトウゲシバが生育。山地下部のややウエットな林内の斜面ではオニトウゲシバが生育していました。



クラマゴケの仲間

イワヒバ、カタヒバ、イヌカタヒバ、タチクラマゴケ、ヒメクラマゴケ、小形のタチクラマゴケ似のシダが見られました。
カタヒバはウエットな空気に包まれた山中の岩峰や切り立った崖に群生するが、イヌカタヒバは山麓から流れ出る河川のコンクリートの側溝や川のそばの民家の石垣で見られた。この季節、イヌカタヒバは側枝の先にマツカサ状の無性芽をつけるので区別しやすい。

イワヒバ
山麓の神社や小さな祠の周囲の岩場~山地林内の乾燥気味の岩上に生育、普通に見られる。

山麓にある小さな祠の周囲の乾燥気味の岩壁に群生するイワヒバ。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 
山麓にある小さな祠の周囲の乾燥気味の岩壁に群生するイワヒバ'

ヒメクラマゴケ
ウエットな空気に包まれた林床近くの岩壁の下部や林内の切り立った崖や露頭に群生する。腹葉は幅の広い鎌形で先端は鈍頭。タチクラマゴケに似るが、夏季は、房状に胞子嚢群をつけるので区別が容易。
ウエットな空気に包まれた林床近くの岩壁の下部や林内の切り立った崖や露頭に群生するヒメクラマゴケ。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 林内で少し紅葉しているヒメクラマゴケ。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)ウエットな空気に包まれた林内、床近くの岩壁に群生するヒメクラマゴケ
(2)多少明るい林内では、多少紅葉するヒメクラマゴケ

ヒメクラマゴケ、腹葉は先が歪に曲がったおむすび形。先端は鈍頭。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 ヒメクラマゴケ、腹葉は先が歪に曲がったおむすび形。先端は鈍頭。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)(2)ヒメクラマゴケの背葉および腹葉




タチクラマゴケ
①紅葉したタチクラマゴケ
麓の新神社では紅葉したタチクラマゴケが石造物の側面に着生。林内林床ではウエットな林床に鮮緑色のタチクラマゴケが1地点で生育を確認。
石造物の側面に着生する紅葉したタチクラマゴケ。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 石造物の側面に着生する紅葉したタチクラマゴケ。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)(2)石造物の側面に着生する紅葉したタチクラマゴケ

紅葉したタチクラマゴケ。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 、タチクラマゴケ、葉の生長点。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 
(1)紅葉したタチクラマゴケの背葉および腹葉
(1)タチクラマゴケ、葉の生長点




小形のタチクラマゴケの仲間
②鮮緑色のタチクラマゴケ林内のウエットな林床に生育する。葉はタチクラマゴケよりも小さく腹葉は広卵形。最初、タチクラマゴケと考えたが箱根湯本で観察している小形のタチクラマゴケ似のシダに似ている。タチクラマゴケの変化の範囲に入るのかもしれないが興味深いシダである。

ウエットな林床に生育する小形のタチクラマゴケ似のシダ。先端は鈍頭。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 小形のタチクラマゴケ似のシダ、葉先の生長点。2019年3月2日 沼津 鷲頭山大平山
小形のタチクラマゴケ似のシダ、葉先の生長点
(1)林内林床に生育する小形のタチクラマゴケの仲間鮮緑色のタチクラマゴケ
(2)小形のタチクラマゴケの仲間、葉先の生長点

小形のタチクラマゴケ似のシダ。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 小形のタチクラマゴケ似のシダ。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 
(1)(2)小形のタチクラマゴケの仲間鮮緑色のタチクラマゴケの背葉および腹葉




ハナワラビの仲間

林内ではオオハナワラビ、シチトウハナワラビが生育。
シチトウハナワラビか
山地上部、風通しのよい林床に生育。裂片の辺縁にある程度鋸歯はあるが、葉はオオハナワラビにくらべ柔らかく辺縁の鋸歯の鋭さは弱い。

シチトウハナワラビか、オオハナワラビのように葉柄や中軸はピンとならず、しなやかで柔らかい感じがする。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 山地上部のやや風通しのよい林床に生育するシチトウハナワラビか。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 
(1)(2)山地上部のやや風通しのよい林床に生育するシチトウハナワラビか

シチトウハナワラビか、葉はオオハナワラビにくらべ柔らかく辺縁の鋸歯の鋭さは弱い。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 シチトウハナワラビか、葉はオオハナワラビにくらべ柔らかく辺縁の鋸歯の鋭さは弱い。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 
(1)(2)シチトウハナワラビか、羽片・裂片



マツバラン

風通しの良い山頂付近、落葉広葉樹の大木の幹(胸高部)に生育。この時期は宿主が葉を落としているため明るい環境。
マツバラン

マツバラン。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 
マツバラン



アオホラゴケの仲間

山地の中~下部の林内岩場や転石の側面ではアオホラゴケの仲間が見られました。アオホラゴケは有性生殖種ばかりかと思っていましたが、採取した標本の胞子のようすから無融合生殖種が存在することが分かりました。今後、もっと多くの個体を観察する必要があると思いますが、興味深い種類です。

アオホラゴケ
ウエットな岩場では、普通に見られるものの1つでした。大きいもの8㎝に達し、岩壁一面に群生していました。
持ち帰った標本の胞子を観察すると無融合生殖種と有性生殖種が見られた。胞子の数や形は異なるが、外観の違いはまだ明確にはわからない。今後外観の違いに注目していきたい。

切り立った岩壁にコケの仲間と共に生育するアオホラゴケ。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 岩壁に群生するアオホラゴケ。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 
(1)(2)岩壁に群生するアオホラゴケ

アオホラゴケ 有性生殖種(上左および上右)、アオホラゴケ 無融合生殖種(下)2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 
アオホラゴケ、有性生殖種(上左・上右)と無融合生殖種(下)の比較





その1:アオホラゴケ 無融合生殖種
1個の胞子嚢の中に、胞子数は20~30個確認できる。胞子の形は三角形。この季節のためか(あるいはいつでもか)胞子嚢から数本の緑色の仮根がひょろひょろと飛び出し、毛をまとった胞子嚢のようすをしていた。その胞子嚢を壊して中を観察すると、胞子嚢の中で胞子が仮根を発芽させていた。

標本1
アオホラゴケ 無融合生殖種。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 アオホラゴケ 無融合生殖種。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)(2)アオホラゴケ 無融合生殖種

アオホラゴケ 無融合生殖種、葉身下部~根茎。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 アオホラゴケ 無融合生殖種、葉身下部~根茎。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)(2)アオホラゴケ 無融合生殖種、葉身下部~根茎

アオホラゴケ 無融合生殖種、羽片。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 アオホラゴケ 無融合生殖種、羽片。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)(2)アオホラゴケ 無融合生殖種、羽片

アオホラゴケ 無融合生殖種、発根した胞子の仮根が外に出た胞子嚢。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 アオホラゴケ 無融合生殖種、発根した胞子の仮根が外に出た胞子嚢。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)(2)アオホラゴケ 無融合生殖種、発根した胞子の仮根が外に出た胞子嚢

アオホラゴケ 無融合生殖種、胞子数は27個程度確認できる。仮根を伸ばした胞子が見られる。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 アオホラゴケ 無融合生殖種、胞子数は30個程度確認できる。仮根を伸ばした胞子が見られる。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)(2)アオホラゴケ 無融合生殖種、1つの胞子嚢を壊したようす

アオホラゴケ 無融合生殖種、胞子は三角形で、すべて形・大きさとも整っている。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 アオホラゴケ 無融合生殖種、アオホラゴケ 無融合生殖種、胞子は三角形で、すべて形・大きさとも整っている。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)(2)アオホラゴケ 無融合生殖種、胞子の形状

アオホラゴケ 無融合生殖種、胞子頂部。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 アオホラゴケ 無融合生殖種、胞子側面。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(2)アオホラゴケ 無融合生殖種、胞子頂部
(2)アオホラゴケ 無融合生殖種、胞子側面

アオホラゴケ 無融合生殖種、胞子嚢内で胞子から発芽する仮根。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 アオホラゴケ 無融合生殖種、胞子嚢内で胞子から発芽する仮根。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)(2)アオホラゴケ 無融合生殖種、胞子から発芽する仮根





その2:アオホラゴケ 有性生殖種
1個の胞子嚢の中に、胞子数は50~60個確認できる。胞子の形は球形。胞子嚢の中で発芽している胞子は見られなかった。

アオホラゴケ 有性生殖種。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 アオホラゴケ 有性生殖種。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)(2)アオホラゴケ 有性生殖種

アオホラゴケ 有性生殖種、葉身下部~根茎。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 アオホラゴケ 有性生殖種、葉身下部~根茎。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)(2)アオホラゴケ 有性生殖種、葉身下部~根茎

アオホラゴケ 有性生殖種、羽片。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 アオホラゴケ 有性生殖種、羽片。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)(2)アオホラゴケ 有性生殖種、羽片

アオホラゴケ 有性生殖種、胞子数は56個程度確認できる。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 アオホラゴケ 有性生殖種、胞子数は59個程度確認できる。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)(2)アオホラゴケ 有性生殖種、1つの胞子嚢を壊したようす

アオホラゴケ 有性生殖種、胞子は球形で、すべて形・大きさとも整っている。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 アオホラゴケ 有性生殖種、胞子は球形で、すべて形・大きさとも整っている。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)(2)アオホラゴケ 有性生殖種、胞子の形状

アオホラゴケ 有性生殖種、胞子頂部。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 アオホラゴケ 有性生殖種、胞子側面。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(2)アオホラゴケ 有性生殖種、胞子頂部
(2)アオホラゴケ 有性生殖種、胞子側面




ハイホラゴケの仲間

ミウラハイホラゴケやヒメハイホラゴケと思われる個体を観察。また、ハイホラゴケゴケの仲間はいくつかの外観の形態が違う個体が見られた。ここでは主な外観の形態の違いにより3typeを紹介する。これらが有性生殖種・無融合生殖種あるいは雑種のいずれであるかは改めてよい季節に胞子を観察して確認してみたい。

ミウラハイホラゴケ 大形のハイホラゴケ(18~20㎝)
大形のハイホラゴケの仲間。葉の大きさは18~20㎝。ウエットで切り立った岩壁に群生。葉身の長さは15㎝程度あり、葉柄の長さは変化があるが10㎝程度あった。この季節、胞子を数えるのにはあまり適していないが、胞子数葉60個程度確認でき有性生殖種であった。大きさからミウラハイホラゴケとした。

ミウラハイホラゴケ。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 ミウラハイホラゴケ。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 
(1)(2)切り立った岩壁に群生するミウラハイホラゴケ

ミウラハイホラゴケ。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 ミウラハイホラゴケ、葉身中~下部。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 
(1)ミウラハイホラゴケ
(2)ミウラハイホラゴケ、葉身中~下部

ミウラハイホラゴケ、葉柄。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 ミウラハイホラゴケ、葉柄の翼。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 
(1)ミウラハイホラゴケ、葉柄
(2)ミウラハイホラゴケ、葉柄の翼

ミウラハイホラゴケ、羽片。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 ミウラハイホラゴケ、羽片裏側。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 
(1)ミウラハイホラゴケ、羽片
(2)ミウラハイホラゴケ、羽片裏側

ミウラハイホラゴケ、胞子数は60個以上確認できる。有性生殖種。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 ミウラハイホラゴケ、胞子数は50個以上確認できる。有性生殖種。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 
(1)(2)ミウラハイホラゴケ、1つの胞子嚢を壊したようす

ミウラハイホラゴケ、胞子側面。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 ミウラハイホラゴケ、胞子上面。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 
(1)ミウラハイホラゴケ、胞子側面
(2)ミウラハイホラゴケ、胞子上面

ミウラハイホラゴケ、胞子側面。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 ミウラハイホラゴケ、胞子上面。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)ミウラハイホラゴケ、胞子側面
(2)ミウラハイホラゴケ、胞子上面





ヒメハイホラゴケか
小形のハイホラゴケの仲間。葉の大きさは4~6㎝。アオホラゴケの群生が広がる切り立った岩場の一部に、1群体のみ確認。葉柄は0.7~2㎝、葉身は3.5~4㎝。葉柄~中軸まで翼があり激しく波打つ。胞子嚢群をつけていない。

ヒメハイホラゴケか、胞子側面。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 切り立った岩壁に生育するヒメハイホラゴケ?。周辺にはアオホラゴケの大群落が広がる。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)(2)ヒメハイホラゴケか

切り立った岩壁に生育するヒメハイホラゴケ?。周辺にはアオホラゴケの大群落が広がる。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 ヒメハイホラゴケか、葉は小さく、葉柄や中軸の翼は激しく波打ち、裂片も多少波打つ。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 
(1)切り立った岩壁に生育するヒメハイホラゴケか
(2)ヒメハイホラゴケか、葉の大きさ

ヒメハイホラゴケか、中軸の翼は激しく波打つ。裂片には偽脈はない。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 ヒメハイホラゴケか、中軸の翼は激しく波打つ。裂片には偽脈はない。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 
(1)ヒメハイホラゴケか、中軸および裂片
(2)ヒメハイホラゴケか、葉柄





ハイホラゴケの仲間1 羽片は重ならず平面的なtype
葉の大きさは7~10㎝。葉柄の長さは2~5㎝。葉身は卵状披針形、長さは5~8㎝、幅は1.5~2㎝。隣り合う羽片は重ならない。

ハイホラゴケの仲間1。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 切り立った岩壁に群生するハイホラゴケの仲間1。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 
(1)ハイホラゴケの仲間1
(2)切り立った岩壁に群生するハイホラゴケの仲間1

ハイホラゴケの仲間1。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 切り立った岩壁に群生するハイホラゴケの仲間1。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 
(1)ハイホラゴケの仲間1
(2)ハイホラゴケの仲間1 左:栄養葉と右:胞子葉

ハイホラゴケの仲間1、栄養葉。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 ハイホラゴケの仲間1、胞子葉。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 
(1)ハイホラゴケの仲間1、栄養葉
(2)ハイホラゴケの仲間1、胞子葉

胞子数は30個程度確認できるが乱れている。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山  
ハイホラゴケの仲間1、1つの胞子嚢を壊したようす。ほとんどが空の胞子嚢であり、わずかに観察できた胞子嚢。

※この季節、胞子の状態を観察するのには適していない。主な胞子嚢はすべて弾けて飛散しており、ラッパ状の包膜の中にはほとんどが空の胞子嚢胞が詰まっており、中にわずかに胞子を観察できる胞子嚢が混ざっているだけであった。よい時期に再度観察する必要がある。





ハイホラゴケの仲間2 羽片が混み合い重なるtype
葉の大きさは14~16㎝。隣り合う羽片が重なるtype。切り立った岩場では普通に見られるものの1つでした。葉柄は5~6㎝・葉身は8~10㎝、幅は1.5~2.5㎝。多くの胞子嚢を調べたがすべて胞子は不稔であったが、この季節なので胞子が充実したころに再度調べる必要がある。

ハイホラゴケの仲間2。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 切り立った岩壁に群生するハイホラゴケの仲間2。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 
(1)ハイホラゴケの仲間2
(2)切り立った岩壁に群生するハイホラゴケの仲間2

ハイホラゴケの仲間2、葉柄は5~6㎝・葉身は8~10㎝。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 
ハイホラゴケの仲間2





ハイホラゴケの仲間3 葉がやや大形で羽片がスリムなtype
葉の大きさは15~18㎝。葉身の大きさは12~15㎝・幅は狭く2㎝程度。スリムなミウラハイホラゴケかミウラハイホラゴケの血が入っている雑種かもしれないが、まだ胞子を観察していない。改めて観察してもいたい。

ハイホラゴケの仲間3、葉身の大きさは12~15㎝・幅は狭く2㎝程度。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 
ハイホラゴケの仲間3

ハイホラゴケの仲間3、ウエットな岩壁に群生する。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 ハイホラゴケの仲間3、隣り合う羽片は重ならない。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 
(1)ハイホラゴケの仲間3、葉身 
(2)ハイホラゴケの仲間3、羽片




フモトシダの仲間

普通のフモトシダ、ケブカフモトシダ、ウスゲフモトシダなどが見られました。

ウスゲフモトシダ
葉質は薄く、植物全体に毛が少なく、葉面は表裏ともほぼ無毛。
ウスゲフモトシダ。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 ウスゲフモトシダ羽片、葉面はほぼ無毛。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)ウスゲフモトシダ
(2)ウスゲフモトシダ、羽片

ウスゲフモトシダ、羽片表面はほぼ無毛。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 ウスゲフモトシダ、羽片表面はほぼ無毛。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)(2)ウスゲフモトシダ、羽片

ウスゲフモトシダ、羽片裏側。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 ウスゲフモトシダ、羽片裏側。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 
(1)(2)ウスゲフモトシダ、羽片裏側

ウスゲフモトシダ、羽片裏側では葉脈上にわずかに毛がある。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 ウスゲフモトシダ、羽片裏側では葉脈上にわずかに毛がある。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)(2)ウスゲフモトシダ、羽片裏側



イノモトソウの仲間

麓の寺院でイノモトソウが見られました。林内ではオオバノイノモトソウ、アマクサシダ(多数)、マツザカシダ(1地点)が見られました。




シシラン科の仲間

タキミシダ
同行の方のお話によると、関西紀伊半島、和歌山などの古井戸(多分石組みのバケツで汲む井戸)ではよく見られたとのこと。

林内日陰のウエットな岩壁に生育するタキミシダ。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 林内日陰のウエットな岩壁に生育するタキミシダ。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)(2)林内日陰のウエットな岩壁に生育するタキミシダ

タキミシダ、幼株。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
タキミシダ、幼株

タキミシダ、胞子嚢群。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 タキミシダ、胞子嚢群。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)(2)タキミシダ、胞子嚢群




チャセンシダの仲間

トラノオシダ、コバノヒノキシダ、コウザキシダ、アオガネシダが見られました。山麓の川沿いの日陰の側溝や石垣ではコバノヒノキシダが生育。民家の石垣~山中の明るい岩上にはトラノオシダが生育。
アオガネシダ
山地上部の林内急斜面の岩上(側面)にはアオガネシダが生育。生育している岩面はあまりウエットではない。コバノヒノキシダに似るが中軸向軸側で凹み、小羽片・裂片はスリムで細長い。

林内、あまりウエットではない切り立った岩壁に生育するアオガネシダ。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 
山中岩上に生育するアオガネシダ

アオガネシダ、葉身。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 アオガネシダ、あまり切れ込んでいない若い葉。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)(2)アオガネシダ、葉身

林内、アオガネシダ中軸下部、向軸側で凹む。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 アオガネシダ中軸上部、向軸側で凹む。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)(2)アオガネシダ、中軸

林内、アオガネシダ中軸・羽片、中軸は向軸側で凹む。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 アオガネシダ、胞子嚢群。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)アオガネシダ、羽片
(2)アオガネシダ、胞子嚢群




コウザキシダ
スギ・ヒノキおよび常緑広葉樹林内、上部を樹冠に覆われた薄暗い岩壁にはコウザキシダが群生。

日陰の岩壁に群生するコウザキシダ。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 コウザキシダ、葉身。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)日陰の岩壁に群生するコウザキシダ
(2)コウザキシダ、葉身

コウザキシダ、羽片。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 コウザキシダ、羽片。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)(2)コウザキシダ、羽片

コウザキシダ、胞子嚢群。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 コウザキシダ、胞子嚢群。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)(2)コウザキシダ、胞子嚢群




ヒメシダの仲間

麓の寺院や神社の周りではハシゴシダ、コハシゴシダが見られました。ホシダ山麓~山中まで見られました。
コハシゴシダ
神社の林の林縁に群生するコハシゴシダ。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
林縁に群生するコハシゴシダ

コハシゴシダ、羽片基部。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 コハシゴシダ、羽片基部裏側。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)コハシゴシダ、羽片基部
(2)コハシゴシダ、羽片基部裏側



シケシダの仲間

この季節、シケシダの仲間はあまり見られなかった。常緑性のシケシダの仲間とヘラシダの群生が見られた。

ナチシケシダ
※生態写真は撮影していません。同行の方が採取された標本を撮影させていただきました。
常緑性。生育している場所が樹林内で暖かかったためか冬でも枯れずに残っていたと思われる。葉は大きく70㎝近くあった。包膜の辺縁は深く切れ込む。現地では個体が大きいこともあり、雑種の可能性があると思われたが、胞子を観察すると、飛ばずに残っている胞子嚢があり、胞子数は60個程度確認でき有性生殖種であった。

生育環境によっては常緑性となるナチシケシダ。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 ナチシケシダ、羽片。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)(2)ナチシケシダ

ナチシケシダ、最下羽片。葉は厚みがある。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 ナチシケシダ、胞子嚢群。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)ナチシケシダ、最下羽片
(2)ナチシケシダ、羽片裏側

外側に反転した包膜の辺縁は深く裂ける。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 外側に反転した包膜の辺縁は深く裂ける。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)(2)ナチシケシダ、包膜

ナチシケシダ、胞子数は59個以上確認できる。有性生殖種。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 ナチシケシダ、胞子数は60個以上確認できる。有性生殖種。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 ナチシケシダ、胞子数は62個以上確認できる。有性生殖種。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 
(1)(2)(3)ナチシケシダ、1つの胞子嚢を壊したようす

ナチシケシダ、胞子側面。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 ナチシケシダ、胞子上面。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 
(1)ナチシケシダ、胞子側面
(2)ナチシケシダ、胞子上面

ナチシケシダ、胞子側面。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 ナチシケシダ、胞子上面。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 
(1)ナチシケシダ、胞子側面
(2)ナチシケシダ、胞子上面




ノコギリシダの仲間

ノコギリシダを観察。大きなディプラジウムの仲間には出会いませんでした。(近くの葛城山・城山にはヒカゲワラビ・コクモウクジャクが見られるので少し期待していましたが)




カナワラビの仲間

リョウメンシダ、オオカナワラビ、ホソバカナワラビ、、オニカナワラビ、コバノカナワラビ、オオカナワラビの雑種が見られました。

テンリュウカナワラビか
オオカナワラビとコバノカナワラビの雑種と思われる。他にもオオカナワラビ×ホソバカナワラビ(テンリュウカナモドキ)あるいはオオカナワラビ×オニカナワラビの組み合わせが考えられるが、葉はまとまってつき根茎は長く這っていない。
 生育している環境はスギや照葉樹がよく茂った林内、沢の流れのそばのウエットな林床。
 観察された特徴は、葉の大きさは60~80㎝、濃緑色。オオカナワラビに似ていますが、葉の質はやや硬い。最下羽片後側第1小羽片は発達する。側羽片が多く、側羽片は上に行くほどやや短くなり、頂羽片はある。少数の葉をまとまってつけ、根茎は長く這っていないように思われる。

テンリュウカナワラビか、沢の流れのそばのウエットな林床に生育し、葉をまとまってつける。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 テンリュウカナワラビか、葉身。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)(2)テンリュウカナワラビか
(2)テンリュウカナワラビか、葉身

テンリュウカナワラビか、胞子嚢群。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
テンリュウカナワラビか、胞子嚢群




ヤブソテツの仲間

ナガバヤブソテツ、テリハヤブソテツが見られました。ヤブソテツ(ヤマヤブソテツ類)はあまり見られなかった。



オシダ属の仲間

クマワラビ、オクマワラビ、オオイタチシダ(アオニオオイタチシダ)、オオイタチシダ(アツバオオイタチシダ)、オオイタチシダ(ツヤナシオオイタチシダ)、ベニオオイタチシダ、ベニシダ、トウゴクシダ、エンシュウベニシダ、ナガバノイタチシダなどが見られました。

エンシュウベニシダ ※同行の方が採取されました。残念ながら写真をとり忘れました。
 小羽片がマルバベニシダとエンシュウベニシダを足して2で割ったような個体をフィールドでときどき出会うことがあります。一般的にマルバベニシダは小さく(35~60㎝)、エンシュウベニシダは大きい(50~80㎝)ように思います。また、鱗片の色は変化に富みますが、葉柄基部~中部ではマルバベニシダはあまり曲がらずやや直線的に着きますが、エンシュウベニシダでは多少纏わりつくように曲がってつきます。
 今回観察した個体は、小羽片はマルバベニシダに似るが、ややしもぶくれで典型的なエンシュウベニシダというほどではなく、エンシュウベニシダとマルバベニシダの中間的でした。外観の特徴は、①葉が大きく70㎝程度あること、②葉柄の鱗片は濃褐色で葉柄に少し纏わりつくようについていました。




オオイタチシダ(ツヤナシオオイタチシダ)
山麓の林縁の崖に生育。葉が厚くなければリョウトウイタチシダによく似ていた。
ローム層の崖に生育するオオイタチシダ(ツヤナシオオイタチシダ)2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 オオイタチシダ(ツヤナシオオイタチシダ)葉身。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)ローム層の崖に生育するオオイタチシダ(ツヤナシオオイタチシダ)
(2)オオイタチシダ(ツヤナシオオイタチシダ)葉身

オオイタチシダ(ツヤナシオオイタチシダ)葉柄基部の鱗片。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 オオイタチシダ(ツヤナシオオイタチシダ)葉柄の鱗片。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)オオイタチシダ(ツヤナシオオイタチシダ)葉柄基部の鱗片
(2)オオイタチシダ(ツヤナシオオイタチシダ)葉柄の鱗片

オオイタチシダ(ツヤナシオオイタチシダ)、葉は艶が無く厚味がある。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 オオイタチシダ(ツヤナシオオイタチシダ)胞子嚢群。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)オオイタチシダ(ツヤナシオオイタチシダ)羽片
(2)オオイタチシダ(ツヤナシオオイタチシダ)胞子嚢群



オオイタチシダ(アオニオオイタチシダ)
アオニオオイタチシダ(葉形がシャープな個体)。山麓林縁に生育。
オオイタチシダ(アオニオオイタチシダ)葉形がシャープな個体。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 オオイタチシダ(アオニオオイタチシダ)2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)(2)オオイタチシダ(アオニオオイタチシダ)

オオイタチシダ(アオニオオイタチシダ)羽片。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 オオイタチシダ(アオニオオイタチシダ)小羽片。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)オオイタチシダ(アオニオオイタチシダ)羽片
(2)オオイタチシダ(アオニオオイタチシダ)小羽片




イノデの仲間

オリヅルシダ、ジュウモンジシダ、イノデ、イノデモドキ、アマギイノデ?が見られました。

アマギイノデ(イノデ×イノデモドキ)か鱗片辺縁が細裂するイノデか
イノデとイノデモドキの雑種と推定される。スギおよび照葉樹が茂る谷沿いの小さな流れのそばに生育。50~60㎝ほどの葉を叢生するが先端の1/4~1/5が枯れている葉が目立った。葉身は艶があり、イノデに似る。葉柄の鱗片は辺縁が和紙を裂いたようにほつれ、イノデモドキに似る。胞子嚢群は飛んでしまっているようにも見える。

スギおよび照葉樹が茂る谷沿いに生育するアマギイノデ?。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 スギおよび照葉樹が茂る谷沿いに生育するアマギイノデ?。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)(2)アマギイノデ(イノデ×イノデモドキ)か鱗片が細裂するイノデか

アマギイノデ?葉柄下部の鱗片、辺縁が和紙を裂いたようにほつれる。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 アマギイノデ?葉柄中部の鱗片、辺縁が和紙を裂いたようにほつれる。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 アマギイノデ?葉柄上部の鱗片、辺縁が和紙を裂いたようにほつれる。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)アマギイノデか、葉柄下部の鱗片
(2)アマギイノデか、葉柄中部の鱗片
(3)アマギイノデか、葉柄上部の鱗片

アマギイノデか、葉柄中部の鱗片、辺縁が和紙を裂いたようにほつれる。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 アマギイノデか、葉柄上部の鱗片、辺縁が和紙を裂いたようにほつれる。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)(2)アマギイノデか、葉柄の鱗片(拡大)

アマギイノデか、中軸下部の鱗片、辺縁が和紙を裂いたようにほつれる。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
アマギイノデか、中軸下部の鱗片(拡大)

アマギイノデ?羽片、イノデのような光沢がある。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 アマギイノデ?羽片、イノデのような光沢がある。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)(2)アマギイノデか、羽片

アマギイノデか、枯れた葉身先端。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
アマギイノデか、枯れた葉身先端

アマギイノデか、葉身下部羽片では胞子嚢群はやや辺縁寄りにつく。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 アマギイノデか、葉身上部羽片では胞子嚢群は中間につく。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)アマギイノデか、葉身下部羽片の胞子嚢群
(2)アマギイノデか、葉身上部羽片の胞子嚢群




ウラボシ科の仲間

ミツデウラボシ、マメヅタ、ノキシノブ、クリハラン、ヒトツバなどが見られました。
ヒトツバ
乾燥した切り立った岩壁に生育。

乾燥した切り立った岩壁に生育するヒトツバ。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
乾燥した切り立った岩壁に生育ヒトツバ




その他のシダ

ウラジロ、カニクサ、イヌシダ、イワガネゼンマイ、イワガネソウ、タチシノブ、ハコネシダなどが見られました。



そのほか

   ウメノキゴケ    カゴノキ
山麓の寺のお墓の石に着生するウメノキゴケ。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 カゴノキ(鹿子の木)の幹。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)ウメノキゴケ
(2)カゴノキ

オトメアオイか
稜線沿いの乾燥気味のウバメガシ林林床で観察。壺のような花(ガク)が特徴。花弁のようなところはカントウカンアオイに似ている。

オトメアオイか。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 オトメアオイか。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
オトメアオイか

オトメアオイか。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 オトメアオイか。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
オトメアオイか

  ニオイタチツビスミレ     コクラン
稜線沿いの草原で咲くニオイタチツビスミレ。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山 ウエットな林床斜面に生育するコクラン。2019年3月2日 沼津 鷲頭山 大平山
(1)ニオイタチツビスミレ
(2)コクラン

おわりに

季節柄夏緑性のシダは観察できませんでした。季節を改めて観察してみたいと思います。

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