ナガバヤブソテツ Cyrtomium devexiscapulae

オシダ科 ヤブソテツ属

ナガバヤブソテツ。2018年12月23日 鎌倉市 朝比奈切通し

生育している環境:落葉広葉樹およびスギ・ヒノキ林が生育する泥岩の斜面。
観察された特徴:この個体は羽片辺縁が激しく切れ込むtype。葉の大きさは60~80㎝、葉は強い光沢はあるが薄い。羽片基部は葉身下部では円形・葉身中部以降は広楔形。包膜は最初白色と思われたが、詳しく見ると、白く見えたのは包膜が取れた(あるいは包膜が最初からない)胞子嚢群で、黒褐色の包膜が残っているものが確認できた。胞子は、形・大きさとも整い60個以上確認できたので一般的な4倍体有性生殖種ナガバヤブソテツと考えられる。(染色体数は確認していない)

ナガバヤブソテツ、葉身下部。2018年12月23日 鎌倉市 朝比奈切通し ナガバヤブソテツ、葉身上部。2018年12月23日 鎌倉市 朝比奈切通し
(1)ナガバヤブソテツ、葉身下部
(2)ナガバヤブソテツ、葉身下部

ナガバヤブソテツ、羽片。2018年12月23日 鎌倉市 朝比奈切通し
ナガバヤブソテツ、羽片

ナガバヤブソテツ、包膜がついた胞子嚢群と包膜がない胞子嚢群が混ざる。2018年12月23日 鎌倉市 朝比奈切通し ナガバヤブソテツ、包膜がついた胞子嚢群と包膜がない胞子嚢群が混ざる。2018年12月23日 鎌倉市 朝比奈切通し
(1)ナガバヤブソテツ、羽片裏側 
(2)ナガバヤブソテツ、胞子嚢群

ナガバヤブソテツ、右端の胞子嚢群には黒褐色の包膜がつく。2018年12月23日 鎌倉市 朝比奈切通し ナガバヤブソテツ、白く見えたのは包膜が取れた(あるいは包膜が最初からない)胞子嚢群。2018年12月23日 鎌倉市 朝比奈切通し
(1)ナガバヤブソテツ、包膜がない胞子嚢群と包膜がついた胞子嚢群
(2)ナガバヤブソテツ、白く見えたのは包膜が取れた(あるいは包膜が最初からない)胞子嚢群

胞子の大きさ・形は整っており、胞子数は60個程度確認できる。2018年12月23日 鎌倉 十二所周辺 胞子の大きさ・形は整っており、胞子数は64個程度確認できる。2018年12月23日 鎌倉 十二所周辺 胞子の大きさ・形は整っており、胞子数は60個程度確認できる。2018年12月23日 鎌倉 十二所周辺
(1)(2)(3)ナガバヤブソテツ、1つの胞子嚢を壊したようす

ナガバヤブソテツ、胞子頂部のようす。2018年12月23日 鎌倉 十二所周辺 ナガバヤブソテツ、胞子側面のようす。2018年12月23日 鎌倉 十二所周辺
(1)ナガバヤブソテツ、胞子頂部のようす
(2)ナガバヤブソテツ、胞子側面のようす

ナガバヤブソテツ、胞子頂部のようす。2018年12月23日 鎌倉 十二所周辺 ナガバヤブソテツ、胞子側面のようす。2018年12月23日 鎌倉 十二所周辺
(1)ナガバヤブソテツ、胞子頂部のようす
(2)ナガバヤブソテツ、胞子側面のようす

ナガバヤブソテツ、胞子頂部のようす。2018年12月23日 鎌倉 十二所周辺 ナガバヤブソテツ、胞子側面のようす。2018年12月23日 鎌倉 十二所周辺
(1)ナガバヤブソテツ、胞子頂部のようす
(2)ナガバヤブソテツ、胞子側面のようす