ヒメハイホラゴケ Vandenboschia nipponica

コケシノブ科 ハイホラゴケ属

※いままで小形のハイホラゴケの仲間として掲載していたものを「ヒメハイホラゴケか」に訂正いたします。2019年3月10日

ヒメハイホラゴケ。鎌倉市 十二所 2016年10月10日
 
生育していた環境:照葉樹および夏緑広葉樹の渓谷、渓谷の両側にはスギ林が広がる。川沿いの大きな転石の側面~上面に岩を覆うように生育。
観察された特徴:まだ胞子数を確認していない。葉柄はごく短く長さは葉身の1/5~1/10。、葉の大きさには4~7㎝。付近で多く見られるコハイホラゴケと比べ小さい。葉身は広披針形。葉柄中軸の翼は発達し、羽軸にもつく。2~3回羽状に分かれる。小羽片・裂片は長く伸びない。胞子嚢群は短く先端の弁は開き気味。
生育確認数:1地点、個体数は多い。鎌倉市 十二所。

ヒメハイホラゴケ、葉の大きさは5㎝程度。鎌倉市 十二所 2016年10月10日 ヒメハイホラゴケ。鎌倉市 十二所 2016年10月10日  
(1)(2)ヒメハイホラゴケ

ヒメハイホラゴケ、胞子のう群は外に顔を出すようにつく。鎌倉市 十二所 2016年10月10日 ヒメハイホラゴケ、根茎には褐色を帯びた毛が密生し、葉柄はごく短い。鎌倉市 十二所 2016年10月10日 
(1)ヒメハイホラゴケ、葉身 
(2)ヒメハイホラゴケ、根茎および葉柄

ヒメハイホラゴケ、胞子嚢群は外に顔を出すようにしてつく。鎌倉市 十二所 2016年10月10日 ヒメハイホラゴケ、包膜はやや開く。鎌倉市 十二所 2016年10月10日
(1)(2)ヒメハイホラゴケ、胞子のう群