ヒカゲノカズラ。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺

 飯能市の中央部、入間川の支流に沿って低山帯を皆さんで歩きました。この辺りは中生代秩父帯で多くの谷は構造線に沿って同じ方向に刻まれています。飯能の周辺はシダの種類が豊かで暖地性のシダから寒いところを好むシダまでいろいろ見ることができます。今年は前日まで長い梅雨が続き、今日やっと梅雨明けでしょうか。長雨のせいで川沿いの森の中はキヨスミイトゴケがよく茂っていました。そのほかのシダやコケはよく成長しているようでした。この辺りはさほど標高が高くなく石灰岩の岩壁がある山地を除けば観察地は標高は200~300mでした。観察会当日は一度雨に降られる程度で、支流の川の水は澄んでいました。

ヒカゲノカズラ
明るい樹冠の下、表土が薄い環境に生育。同行の方のお話では、以前は黒山三滝でも観察されたとのこと。

個体数が少ないので見つけても撮るだけでお願いします。

ヒカゲノカズラ。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺

群生するヒカゲノカズラ。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 ヒカゲノカズラ、主茎と側枝。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺
(1)群生するヒカゲノカズラ
(2)ヒカゲノカズラ、主茎と側枝

ヒカゲノカズラ、胞子嚢穂。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 ヒカゲノカズラ、胞子嚢穂。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺
(1)(2)ヒカゲノカズラ、胞子嚢穂




マンネンスギ
標高のある所では時々お目にかかるが、標高の低いところでは初めて観察である。
海抜200mあたり、上部は樹冠に覆われるが明るく風通しが良い環境、薄い腐植の上にコケ類とともに群生。主茎(地下茎)は地中を這う。地上に現れた側枝はスギの穂先にそっくりである。先端部には直立する胞子嚢をつける。

個体数が少ないので見つけても撮るだけでお願いします。

マンネンスギ。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺
マンネンスギ

コケ類とともに群生するマンネンスギ。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 マンネンスギ、胞子嚢。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺
(1)コケ類とともに群生するマンネンスギ
(2)マンネンスギ、胞子嚢





ウチワゴケ
ウチワゴケも大きく育っていた。
ウエットな岩上に群生するウチワゴケ。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺
ウエットな岩上に群生するウチワゴケ

ウチワゴケ、包膜。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 ウチワゴケ、包膜。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺
(1)(2)ウチワゴケ、包膜





ハリガネワラビ(青軸)
軸が淡緑色のハリガネワラビを観察。はじめアオハリガネワラビかと思ったが、植物体の大きさ・胞子嚢群のつく位置・包膜上の毛の長さが、葉柄の色を除いてハリガネワラビと同じであった。葉柄は太く直径1.5㎜程度。胞子嚢群は羽片の辺縁寄りにつき、包膜上の毛は長い。
参考:箱根のハリガネワラビ(青軸)
参考:箱根のアオハリガネワラビ・九頭龍川のアオハリガネワラビ

ハリガネワラビ(青軸)2020年8月1日 飯能 赤沢周辺
ハリガネワラビ(青軸)

ハリガネワラビ(青軸)、葉柄は淡緑色。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 ハリガネワラビ(青軸)、葉柄は淡緑色。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺
(1)(2)ハリガネワラビ(青軸)、葉柄

ハリガネワラビ(青軸)羽片。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 ハリガネワラビ(青軸)、羽片裏側。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺
(1)ハリガネワラビ(青軸)、羽片
(2)ハリガネワラビ(青軸)、羽片裏側

ハリガネワラビ(青軸)、胞子嚢群は辺縁寄りにつく。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺
ハリガネワラビ(青軸)、胞子嚢群 

ハリガネワラビ(青軸)、胞子嚢群は辺縁寄りにつき包膜には長い毛がある。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 ハリガネワラビ(青軸)、胞子嚢群は辺縁寄りにつき包膜には長い毛がある。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺
(1)(2)ハリガネワラビ(青軸)、包膜




オオヒメワラビの胞子
ウエットな谷の流れのそばでときどき見られた。オオヒメワラビはシケシダの仲間であるが無融合生殖種で外部の形態が異なるものが見られることがある。今回、いくつかの株の胞子を調べたところ胞子の状態が株によって異なっていた。すべて正常な形をしたものと雑種のようにいびつに変形したものばかり見られるものがある。石灰岩地帯の沢沿いでは葉の切れ込みが浅く葉が黄緑色の個体が生育していた。今後、調べていきたい。

オオヒメワラビ1(胞子が歪な形をしている個体)
オオヒメワラビ。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺 胞子を採取したオオヒメワラビ。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺

(1つの胞子嚢を壊したようす)
オオヒメワラビ胞子嚢1、いびつな胞子が混ざる。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺 オオヒメワラビ胞子嚢2、いびつな胞子が混ざる。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺
胞子嚢1
胞子嚢2

オオヒメワラビ胞子嚢3、いびつな胞子が混ざる。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺 オオヒメワラビ胞子嚢4、いびつな胞子が混ざる。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺
胞子嚢3
胞子嚢4

オオヒメワラビ、いびつな胞子が混ざる。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺
胞子嚢5

(胞子の形)
オオヒメワラビ、胞子嚢1胞子a上面。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺 オオヒメワラビ、胞子嚢1胞子a側面。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺 オオヒメワラビ、胞子嚢2胞子a上面。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺 オオヒメワラビ、胞子嚢2胞子a側面。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺
(1)胞子嚢1胞子a上面
(2)胞子嚢1胞子a側面
(3)胞子嚢2胞子a上面
(4)胞子嚢2胞子a側面

オオヒメワラビ、胞子嚢2胞子b上面。2020年8月1日   飯能 赤沢周辺 オオヒメワラビ、胞子嚢2胞子b側面。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺 オオヒメワラビ、胞子嚢2胞子b上面。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺 オオヒメワラビ、胞子嚢2胞子b側面。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺
(1)胞子嚢2胞子b上面
(2)胞子嚢2胞子b側面
(3)胞子嚢3胞子a上面
(4)胞子嚢3胞子a側面





オオヒメワラビ2(胞子が膨らみ正常な形をしている個体)
胞子が膨らみ正常な形をしているオオヒメワラビ。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺

(1つの胞子嚢を壊したようす)
オオヒメワラビ胞子嚢1、胞子は大きさ・形とも整う。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺 オオヒメワラビ胞子嚢2、胞子は大きさ・形とも整う。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺
胞子嚢1
胞子嚢2

オオヒメワラビ胞子嚢3、胞子は大きさ・形とも整う。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺 オオヒメワラビ胞子嚢4、胞子は大きさ・形とも整う。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺
胞子嚢3
胞子嚢4

(胞子の形)
オオヒメワラビ、胞子嚢4胞子a上面。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺 オオヒメワラビ、胞子嚢4胞子a側面。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺 オオヒメワラビ、胞子嚢4胞子b上面。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺 オオヒメワラビ、胞子嚢4胞子b側面。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺
(1)胞子嚢4胞子a上面
(2)胞子嚢4胞子a側面
(3)胞子嚢4胞子b上面
(4)胞子嚢4胞子b側面

オオヒメワラビ、胞子嚢1胞子a上面。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺 オオヒメワラビ、胞子嚢1胞子a側面。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺 オオヒメワラビ、胞子嚢1胞子b上面。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺 オオヒメワラビ、胞子嚢1胞子b側面。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺
(1)胞子嚢1胞子a上面
(2)胞子嚢1胞子a側面
(3)胞子嚢1胞子b上面
(4)胞子嚢1胞子b側面

オオヒメワラビ、胞子嚢2胞子a上面。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺 オオヒメワラビ、胞子嚢2胞子a側面。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺 オオヒメワラビ、胞子嚢2胞子b上面。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺 オオヒメワラビ、胞子嚢2胞子b側面。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺
(1)胞子嚢2胞子a上面
(2)胞子嚢2胞子a側面
(3)胞子嚢2胞子b上面
(4)胞子嚢2胞子b側面




オニヒカゲワラビ
上部を樹冠に覆われた沢沿いの林道、山側林縁斜面に生育。大形のノコギリシダ属のシダ。葉の大きさは80~90㎝。葉柄基部は黒褐色でぶつぶつしている。葉は淡緑色・光沢がない。最下羽片の柄は長く基部は黒褐色を帯びる。羽軸や小羽軸には細かい毛状の突起が密生する。胞子嚢群は中肋に接する~寄りに付く。包膜には鋸歯があり目立つ。
林内沢沿いに生育するオニヒカゲワラビ。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺 林内沢沿いに生育するオニヒカゲワラビ。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺
(1)(2)林内沢沿いに生育するオニヒカゲワラビ

オニヒカゲワラビ、葉柄基部は黒褐色を帯び突起のようなぼつぼつがある。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺 オニヒカゲワラビ、葉柄。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺
(1)オニヒカゲワラビ、葉柄基部
(2)オニヒカゲワラビ、葉柄

オニヒカゲワラビ、最下羽片の柄は長く基部は黒褐色を帯びる。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺 オニヒカゲワラビ、羽軸や小羽軸裏側には短い毛のような突起が密につく。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺
(1)オニヒカゲワラビ、最下羽片 
(2)オニヒカゲワラビ、羽軸や小羽軸裏側

オニヒカゲワラビ、胞子嚢群は中肋に接する~寄りに付く。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺 オニヒカゲワラビ、包膜の鋸歯は目立つ。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺
(1)オニヒカゲワラビ、胞子嚢群
(2)オニヒカゲワラビ、包膜




3回羽状のイノデモドキ
新しい葉は3回羽状であるが、それ以前に出た葉はほぼ2回羽状であった。この辺りには渓谷沿いに決まった範囲ではあるが相当数の個体が確認できた。同行の方のお話ではイノデモドキではときどき見られることがあるとのこと。
3回羽状のイノデモドキ。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺
3回羽状のイノデモドキ

3回羽状のイノデモドキ。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 3回羽状のイノデモドキ。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺
(1)イノデモドキ、2回羽状と3回羽状の葉がまっざる。
(2)3回羽状のイノデモドキ

3回羽状のイノデモドキ、羽片。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 3回羽状のイノデモドキ、胞子嚢群は裂片の辺縁寄りにまばらにつく。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺
(1)3回羽状のイノデモドキ、羽片。
(2)3回羽状のイノデモドキ、胞子嚢群。

3回羽状のイノデモドキ、葉柄下部の鱗片の辺縁は和紙を裂いたようにほつれる。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 3回羽状のイノデモドキ、葉柄下部の鱗片の辺縁は和紙を裂いたようにほつれる。2020年8月1日飯能 赤沢周辺 3回羽状のイノデモドキ、葉柄下部の鱗片の辺縁は和紙を裂いたようにほつれる。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺
(1)(2)(3)3回羽状のイノデモドキ、葉柄下部の鱗片。




小羽片が大きく胞子が飛ばないイノデモドキ
渓谷沿いのウエットな斜面でときどき見られた。小羽片は大きく、光沢があり、胞子嚢群は雑種のように大きく膨らみ、弾けていない。胞子嚢・胞子を観察すると、胞子嚢はやや光を通し淡黒褐色(正常なものは光を通さない)、胞子の大きさ・形は問題ないが、正常な胞子に比べ色が薄く(正常な胞子は光を通さない)胞子自身がが正常に発芽するかどうか疑わしい。同行のかたのお話ではこれもフィールドではときどき見られるとのこと。

小羽片が大きく胞子が飛ばないイノデモドキ。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 
小羽片が大きく胞子が飛ばないイノデモドキ。

小羽片が大きく胞子が飛ばないイノデモドキ、胞子嚢群。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 小羽片が大きく胞子が飛ばないイノデモドキ、胞子嚢群。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺
(1)(2)小羽片が大きく胞子が飛ばないイノデモドキ、胞子嚢群。

小羽片が大きく胞子が飛ばないイノデモドキ、葉柄。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 小羽片が大きく胞子が飛ばないイノデモドキ、葉柄下部の鱗片の辺縁は和紙を裂いたようにほつれる。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺
(1)小羽片が大きく胞子が飛ばないイノデモドキ、葉柄。
(2)小羽片が大きく胞子が飛ばないイノデモドキ、葉柄下部の鱗片。

小羽片が大きく胞子が飛ばないイノデモドキ、葉柄の鱗片の辺縁は和紙を裂いたようにほつれる。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 小羽片が大きく胞子が飛ばないイノデモドキ、葉柄の鱗片の辺縁は和紙を裂いたようにほつれる。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺
(1)(2)小羽片が大きく胞子が飛ばないイノデモドキ、葉柄の鱗片。

胞子の数・大きさ・形はほぼ問題はないが胞子は少し透けて見える。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 胞子の数・大きさ・形はほぼ問題はないが胞子は少し透けて見える。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺
(1)(2)小羽片が大きく胞子が飛ばないイノデモドキ、1つの胞子嚢を壊したようす




一般的なイノデモドキ
イノデモドキの外観は多様である。これは葉柄が短いtypeのイノデモドキ

渓谷沿いに生育するイノデモドキ。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 
イノデモドキ





チャボイノデ
ウエットで薄暗く、両岸が岩がところどころ露出するような急傾斜の谷でチャボイノデが群生。イノデモドキに似るが、鱗片の色・形は異なる。

渓谷沿いに生育するチャボイノデ。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 チャボイノデ、葉はスリムであるが最下羽片はやや発達する。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 
(1)チャボイノデ
(2)チャボイノデ、葉

チャボイノデ、葉柄~中軸の鱗片。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 チャボイノデ、胞子嚢群。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 
(1)チャボイノデ、葉柄~中軸の鱗片
(2)チャボイノデ、胞子嚢群





葉柄が短く最下羽片から胞子嚢群をつけるアイアスカイノデか雑種(スヤマイノデ)か
チャボイノデの群生地内で観察。葉柄が短く、スリムな葉身。最初は同行の方々とスヤマイノデ(チャボイノデとアイアスカイノデの雑種)ではないかと話し合ったが、鱗片の様子や胞子が飛んでいることなどからアイアスカイノデと考えた。普通、アイアスカイノデは葉柄が長く、葉身上部から胞子嚢群をつけ始め一般に最下羽片周辺の羽片には胞子嚢群をつけない。最下羽片から胞子嚢がつく点や葉柄が短いなど疑問点が残るイノデの仲間である。

渓谷沿いの流れのそばの岩上に生育する。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 渓谷沿いの流れのそばの岩上に生育する。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 
(1)(2)最下羽片から胞子嚢群をつける

葉身下部。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺  葉身下部。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 
(1)(2)葉身下部

葉身上部。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺  葉身上部。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 
(1)(2)葉身上部

葉表側、この個体は葉柄が短い。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺  葉裏側。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 
(1)葉表側
(2)葉裏側

葉柄。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺  葉柄基部の鱗片。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 
(1)葉柄
(2)葉柄基部の鱗片

葉柄下部の鱗片、少し乾燥したせいか鱗片は巻いている。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺  葉柄上部の鱗片片。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 
(1)葉柄下部の鱗片
(2)葉柄上部の鱗片

最下羽片周辺の鱗片。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 中軸下部の鱗片。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 
(1)最下羽片周辺の鱗片
(2)中軸下部の鱗片

羽片裏側、胞子嚢群は飛んでいるように見える。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 
(2)羽片裏側

最下羽片で耳垂に沿って辺縁に胞子嚢群をつける。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺  下部羽片で耳垂に沿って辺縁に胞子嚢群をつける。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 
(1)(2)耳垂に沿って胞子嚢群がつく最下羽片

胞子嚢群、胞子は飛んでいるように見える。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺  胞子嚢群、胞子は飛んでいるように見える。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 
(1)(2)胞子嚢群のようす





葉が黄緑色でやや艶があるサイゴクイノデ
雨で濡れていたせいもあるかもしれないが、葉にはやや光沢が見られ、葉の色は黄緑っぽく最初キヨズミイノデ(サイゴクイノデとイノデモドキの雑種)ではないかと思ったが、胞子が正常でサイゴクイノデであった。

葉が黄緑色をやや艶があるサイゴクイノデ。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 葉が黄緑色をやや艶があるサイゴクイノデ、葉身。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺
(1)葉が黄緑色を帯びたサイゴクイノデ
(2)葉が黄緑色を帯びたサイゴクイノデ、葉身

中軸の鱗片。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺
葉柄基部の鱗片

葉柄下部の鱗片。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 葉柄の鱗片。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 
(1)葉柄下部の鱗片
(2)葉柄の鱗片

葉柄上部の鱗片。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 中軸の鱗片。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺
(1)葉柄上部の鱗片
(2)中軸の鱗片

葉身下部羽片の胞子嚢群。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺
葉身下部羽片の胞子嚢群



1つの胞子嚢を壊したようす
胞子嚢A、胞子数は60個程度確認。大きさ形とも整い有性生殖種。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 胞子嚢B、胞子数は60個程度確認。大きさ形とも整い有性生殖種。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺
(1)胞子嚢A
(2)胞子嚢B



胞子の形状
胞子嚢A胞子a上面。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 胞子嚢A胞子a側面。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 胞子嚢A胞子b上面。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 胞子嚢A胞子b側面。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺
(1)胞子嚢A胞子a上面
(2)胞子嚢A胞子a側面
(3)胞子嚢A胞子b上面
(4)胞子嚢A胞子b側面

胞子嚢A胞子c上面。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 胞子嚢A胞子c側面。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 胞子嚢B胞子b上面。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 胞子嚢B胞子b側面。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺
(1)胞子嚢A胞子c上面
(2)胞子嚢A胞子c側面
(3)胞子嚢B胞子a上面
(4)胞子嚢B胞子a側面




サイゴクイノデ(普通の)
林床でときどき見られた。葉の表面は白緑色で艶がない。
普通のサイゴクイノデ、葉の表面は白緑色で艶がない。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺
普通のサイゴクイノデ




ツヤナシフナコシイノデか艶のあるツヤナシイノデ
胞子は飛散しているようにも見えたので、艶のあるツヤナシイノデの可能性もある。
ツヤナシフナコシイノデか<del>艶のあるツヤナシイノデ</del>。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 
ツヤナシフナコシイノデか艶のあるツヤナシイノデ

ツヤナシフナコシイノデか<del>艶のあるツヤナシイノデ</del>、葉柄。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 ツヤナシフナコシイノデか<del>艶のあるツヤナシイノデ</del>の葉身。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺
(1)(2)ツヤナシフナコシイノデか艶のあるツヤナシイノデ




ツヤナシイノデ(普通の艶の無い)
艶のないツヤナシイノデ。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 
艶のないツヤナシイノデ





ドウリョウイノデ(イノデとアイアスカイノデの雑種)
大きく育ち、よく目立つ。葉の大きさは120㎝に達する。葉柄基部の鱗片には栗色が入りアイアスカイノデの特徴が表れる(栗色が全く入らない個体もみられる)。
120㎝に達するドウリョウイノデ(イノデとアイアスカイノデの雑種)2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 
ドウリョウイノデ(イノデとアイアスカイノデの雑種)

ドウリョウイノデの葉柄。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 ドウリョウイノデの葉柄基部の鱗片。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺
(1)ドウリョウイノデ(イノデとアイアスカイノデの雑種)、葉柄
(2)ドウリョウイノデ(イノデとアイアスカイノデの雑種)、葉柄基部の鱗片




クロノキシノブ
山道沿いに落ちていたスギの側枝にクロノキシノブが着生していた。胞子の数・大きさ・形がほぼ整っているのでクロノキシノブ(4倍体)でよいと思われる。クロノキシノブは葉を間隔を空けてつけるが、側枝にできたこぶ状の上に着生したためか葉を込み合ってつけていた。
クロノキシノブ、葉は平面的~向軸側で広いクサビ形に凹む。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 クロノキシノブ、葉は平面的~向軸側で広いクサビ形に凹む。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺
(1)(2)スギの側枝に着生するクロノキシノブ

クロノキシノブ、葉は有柄、葉柄は黒褐色を帯びる。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 クロノキシノブ、葉は有柄、葉柄は黒褐色を帯びる。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺
(1)(2)クロノキシノブ

1つの胞子嚢を壊したようす
クロノキシノブ胞子嚢1、胞子は大きさ・形とも整う。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺 クロノキシノブ胞子嚢2、胞子は大きさ・形とも整う。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺
クロノキシノブ、胞子嚢1
クロノキシノブ、胞子嚢2

クロノキシノブ胞子嚢3、胞子は大きさ・形とも整う。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺 クロノキシノブ胞子嚢4、胞子は大きさ・形とも整う。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺
クロノキシノブ、胞子嚢3
クロノキシノブ、胞子嚢4

(胞子の形)
クロノキシノブ、胞子嚢4胞子a上面。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺 クロノキシノブ、胞子嚢4胞子a側面。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺 クロノキシノブ、胞子嚢4胞子b上面。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺 クロノキシノブ、胞子嚢4胞子b側面。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺
(1)クロノキシノブ、胞子嚢1胞子a上面
(2)クロノキシノブ、胞子嚢1胞子a側面
(3)クロノキシノブ、胞子嚢1胞子b上面
(4)クロノキシノブ、胞子嚢1胞子b側面

クロノキシノブ、胞子嚢4胞子a上面。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺 クロノキシノブ、胞子嚢4胞子a側面。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺 クロノキシノブ、胞子嚢4胞子b上面。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺 クロノキシノブ、胞子嚢4胞子b側面。2020年8月1日  飯能 赤沢周辺
(1)クロノキシノブ、胞子嚢4胞子a上面
(2)クロノキシノブ、胞子嚢4胞子a側面
(3)クロノキシノブ、胞子嚢4胞子b上面
(4)クロノキシノブ、胞子嚢4胞子b側面




クロノキシノブが関わる雑種
林内、川の流れのそばの夏緑広葉樹の樹幹に生育。「ノキ×クロ」か「クロ×フジ」と考えられる。葉の辺縁が多少波打ち「クロ×フジ」かもしれないが、倍数性を調べなければわからない。「ノキ×クロ」は3倍体、染色体数2n=75。「クロ×フジ」は4倍体、染色体数2n=100。
川の流れのそばの夏緑広葉樹の樹幹に生育する「ノキ×クロ」か「クロ×フジ」2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 
川の流れのそばの夏緑広葉樹の樹幹に生育する「ノキ×クロ」か「クロ×フジ」

「ノキ×クロ」か「クロ×フジ」の葉身下部~葉柄。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 「ノキ×クロ」か「クロ×フジ」の葉身下部~葉柄。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺
(1)(2)「ノキ×クロ」か「クロ×フジ」の葉身下部~葉柄

「ノキ×クロ」か「クロ×フジ」、胞子の形状は一定量歪な胞子が混ざり雑種と考えられる。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 「ノキ×クロ」か「クロ×フジ」、胞子の形状は一定量歪な胞子が混ざり雑種と考えられる。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 「ノキ×クロ」か「クロ×フジ」、胞子の形状は一定量歪な胞子が混ざり雑種と考えられる。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 
(1)(2)「ノキ×クロ」か「クロ×フジ」、1つの胞子嚢を壊したようす





石灰岩の岩壁で見られたシダ
疲れていたので、あまり詳しく観察することができませんでした。
石灰岩1(キンモウワラビ      ツルデンダ)
キンモウワラビ。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 ツルデンダ。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺

石灰岩2(クモノスシダ      コバノヒノキシダかその雑種)
クモノスシダ。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 コバノヒノキシダかその雑種。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺

石灰岩3(黄緑色・切れ込みの浅いオオヒメワラビ)
オオヒメワラビモドキに似るが、葉柄はほとんど無毛~淡褐色の鱗片が貼り付く。
黄緑色・切れ込みの浅いオオヒメワラビ。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 黄緑色・切れ込みの浅いオオヒメワラビ。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺




そのほか

シマヘビの幼体
シマヘビの幼体。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 

カメムシタケ
カメムシタケ。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 カメムシタケ。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺

カメムシタケ。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 

カメムシタケ。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 カメムシタケ。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺

カメムシタケ。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 

苔の仲間
クジャクゴケの仲間。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 キヨスミイトゴケ。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺

チシマシッポゴケ?ふつうはもっと標高の高いところで見られるが・・。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺

コクラン    カジカエデ
コクラン。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 カジカエデ。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺

オオルリソウ
オオルリソウ。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 オオルリソウ。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺
 

マルミノヤマゴボウ
マルミノヤマゴボウ。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 マルミノヤマゴボウ。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺

マルミノヤマゴボウ。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 マルミノヤマゴボウ。2020年8月1日 飯能 赤沢周辺 

参考:マルミノヤマゴボウ 十津川
マルミノヤマゴボウ。2016年8月5日 奈良 十津川大野