コバザケシダ Sphaerostephanos taiwanensis
ヒメシダ科 コバザケシダ属
生育している環境・特徴:渓流の流れに対応したシダ。林内の小さな沢沿いの流れのそばに生育していた。根茎は太く葉を込み合ってつける。葉柄基部には幅の広い褐色の鱗片をつける。葉の大きさは60~70㎝、葉の先端には頂羽片がある。葉の下のほうまで耳状の羽片をつけ葉柄は短い。栄養葉と胞子葉に分かれ、栄養葉に比べ胞子葉の羽片はスリムになる。胞子のう群は小羽片の中間につく。
②林内の沢沿いに生育するコバザケシダ
③コバザケシダ、葉身下部の羽片の変化
⑧コバザケシダ、栄養葉の羽片(左)と胞子葉(右)
⑨コバザケシダ、胞子葉