足柄神社北側からアサヒビールの工場の北側にかけて歩きました。雑木林やスギ・ヒノキ林の中にミカン畑が点在する地形。
いろいろなシダが見られました。
コユルギイノモトソウ
葉は黄緑色で特に葉柄が黒く漆のような艶がある個体をそう呼ぶのでしょうか。
①コユルギイノモトソウ
ヘラシダ
沢沿いの山の北面の急斜面に群生するヘラシダ
①山の北面の急斜面に群生するヘラシダ
キタイズカグマ
フモトシダとフモトカグマの雑種と推定される。谷沿いの小さなスギ・ヒノキ林の一つの窪地に群生。個体数は20株以上。羽片下部の小羽片は独立する。
標本1 葉身先端が成長不良の個体
①キタイズカグマ、先端が成長不良の株
②キタイズカグマ、葉身
⑤キタイズカグマ、小羽片裏側
⑥キタイズカグマ、胞子のう群
標本2 小羽片が鈍頭の個体
⑦⑧キタイズカグマ、小羽片裏側
ホソバカナワラビ
社叢林に生育。その他カナワラビの仲間はオオカナワラビ、オニカナワラビが観察された。
①社叢林に生育するホソバカナワラビ
ミウライノデ
林床にはアイアスカイノデ、アスカイノデ、イノデモドキ、カタイノデ、ドウリョウイノデ、ミウライノデ、オオタニイノデなどが見られました。
①スギ林床に生育するミウライノデ。葉の表面には光沢があり、イノデに比べると葉柄の鱗片はねじれており中軸まで長い鱗片が密生してつく。