ヒメオニヤブソテツ

オシダ科 ヤブソテツ属 Cyrtomium falcatum subsp. littorale

ヒメオニヤブソテツ 2015年12月5日

生育している環境:半島の先端などの岩壁。海水や波しぶきがかかっても枯れない位丈夫な塩性植物以外他の植物がほとんど生えないようなところ。オニヤブソテツなどとは隔絶して生育している。波打ち際に近い岩壁に生育。少数ずつ群生。葉の表面には海水ががかかったためか白い塩の結晶がついていることがある

観察された特徴:葉の大きさは6~15㎝、葉の質は厚き硬い。側羽片は2~6対。羽片の形は基部は心形で広三角形、大きさは1~2㎝。羽片辺縁は波打ち平面的ではない。辺縁はところどころで切れ込むなどガタガタしている。包膜は白色。

※八丈島で観察したオニヤブソテツの仲間には巨大なヒメオニヤブソテツ?と名前を付けましたが見た目は本土のヒメオニヤブソテツとは全く異なります。包膜が白いところだけが同じです。

生育確認数:1地点、5~10株程度の群落が5か所程度点在している。

ヒメオニヤブソテツ 2015年12月5日
岩壁に群生するヒメオニヤブソテツ

ヒメオニヤブソテツ 2015年12月5日 ヒメオニヤブソテツ 2015年12月5日 ヒメオニヤブソテツ 2015年12月5日
ヒメオニヤブソテツ(上左、上中、上右)

ヒメオニヤブソテツ 2015年12月5日 ヒメオニヤブソテツ 2015年12月5日
葉の表面には塩の結晶が付着するヒメオニヤブソテツ(上左、上右)

ヒメオニヤブソテツ 2015年12月5日 ヒメオニヤブソテツ 2015年12月5日
ヒメオニヤブソテツ、胞子のう群(上左、上右)

ヒメオニヤブソテツ 2015年12月5日
ヒメオニヤブソテツ、包膜