エゾノヒメクラマゴケ
イワヒバ科 イワヒバ属 Selaginella helvetica
生育している環境:標高1400~1500m付近。尾根沿いの風衝地で、砂礫地やガレた岩場の斜面に生育。
観察された特徴:常緑性。腹葉・背葉を込み合ってつける。クラマゴケの仲間の中では、栄養葉の腹葉は丸く、背葉はやや大きく先端はあまり反り返らない。やや斜めに立ち上がるため植物体が立体的に見える。また、腹葉・背葉の辺縁には鋸歯がある。日あたりのよいところでは紅葉する。胞子のうをつける葉(胞子葉)は立ち上がり、腹葉・背葉は同型に近くなり、先のほうに胞子のうをつける。
生育確認数:1地点。蛭が岳~檜洞丸