ヒメコケシノブ

コケシノブ科 コケシノブ属 Hymenophyllum coreanum

ヒメコケシノブ 2012年8月11日 犬越路

生育している環境:明るい林内の切り立った岩壁やブナの樹幹などに群生。    
観察された特徴:常緑性。観察された個体の葉の大きさは2~5㎝(水の木の個体は7~10㎝)、黄緑色。葉は2回羽状に分かれ、裂片の先端は円頭。羽片は中軸に対して広い角度でつく。胞子のう群は葉の先端にまとまってつき、時に長い穂状につく。包膜は2枚の唇状であまり開かない(水の木の個体は水平まで開く)。包膜の辺縁は全縁~緩やかな鋸歯縁。
生育確認数:1地点、1株。水ノ木、畔ヶ丸、大室山、丹沢山、蛭が岳、犬越路。

ヒメコケシノブ胞子のう群をつけない葉。2012年8月11日 犬越路 ヒメコケシノブ、胞子のう群をつけた葉。2012年8月11日 犬越路
ヒメコケシノブ、葉身(上左、上右)

ヒメコケシノブ、胞子のう群は葉の先にまとまってつく。2012年8月11日 犬越路 ヒメコケシノブ、包膜は2弁状であまり開かない。2012年8月11日 犬越路 
ヒメコケシノブ、胞子をつけた葉身(上左、上右) 





標本2
ヒメコケシノブ 2012年8月11日 檜洞丸
ヒメコケシノブ

ヒメコケシノブ 2012年8月11日 檜洞丸 ヒメコケシノブ 2012年8月11日 檜洞丸
ヒメコケシノブ(上左、上右)

ヒメコケシノブ、胞子のう群。2012年8月11日 檜洞丸
ヒメコケシノブ、胞子のう群

ヒメコケシノブ、包膜。2012年8月11日 檜洞丸 ヒメコケシノブ、包膜。2012年8月11日 檜洞丸
ヒメコケシノブ、包膜(上左、上右)





標本3
ヒメコケシノブ 2011年9月25日 大室山
ヒメコケシノブ 

ブナの樹幹に着生するヒメコケシノブ。2011年9月25日 大室山
ブナの樹幹に着生するヒメコケシノブ 

ヒメコケシノブ、胞子のう群は葉の先にまとまってつく。2011年9月25日 大室山 ヒメコケシノブ、包膜は2弁状で粗い鋸歯が見られ、やや開く。2011年9月25日 大室山
ヒメコケシノブ、胞子のう群をつけた葉
ヒメコケシノブ、包膜





標本4
ヒメコケシノブ、ブナの根本に着生。2012年8月10日 丹沢山
ヒメコケシノブ

ヒメコケシノブ 2012年8月10日 丹沢山 ヒメコケシノブ、胞子のう群は葉の先にまとまってつく。2012年8月10日 丹沢山
ヒメコケシノブ(上左)
ヒメコケシノブ、胞子のう群をつけた葉(上右)