ヒメコケシノブ
ヒメコケシノブ科 コケシノブ属 Hymenophyllum coreanum
生育している環境:風化した岩壁に群生。
観察された特徴:常緑性。観察された個体の葉は一般的なヒメコケシノブよりも大きく5㎝~10㎝。黄緑色。葉は2回羽状に分かれ、裂片の先端は円頭。羽片は中軸に対して広い角度でつく。胞子のう群は葉の先端にまとまってつく場合と穂状につく場合がある。穂状に伸びた胞子のう群の長さは長いものでは2~3㎝に達する。包膜は2枚の唇状で2枚の包膜は半開~180°まで開く。包膜の辺縁は全縁~緩やかな鋸歯縁。
生育確認数:2地点、水ノ木、畔ヶ丸。
ヒメコケシノブ(上左、上右)
ヒメコケシノブ、 胞子のう群をつけた葉(上左)
ヒメコケシノブ、 胞子のう群をつけない葉(上右)
ヒメコケシノブ、未成熟な胞子のうをつけた若い葉(上左、上右)
ヒメコケシノブ、穂状につく胞子のう群(上左)
ヒメコケシノブ、穂状につく胞子のう群裏側(上右)
標本2 ヒメコケシノブ 丹沢 畔ヶ丸
風化した岩壁に着生するヒメコケシノブ(上左)
胞子のう群をつけたヒメコケシノブ(上右)