ホソバコケシノブ
コケシノブ科 コケシノブ属 Hymenophyllum polyanthos
標本1 霧から水分を得ているホソバコケシノブ
①山頂付近霧が多発する乾燥気味の岩上にコケ類と共に生育するホソバコケシノブ
観察地:大室山、畔ヶ丸、大滝沢
生育環境:日陰のウエットな岩壁および雲や霧がよく発生しそうなところではやや明るい岩上にもコケ類とともに生育する。
特 徴:常緑性。観察した個体の葉の大きさは6~10cm。裂片は軸に対して広い角度(50~70°)でつく。胞子のう群は裂片の先につくが、葉の先端だけでなく、葉の中にもつく。
生育地点数:5地点
②ホソバコケシノブ、葉身
③ホソバコケシノブ、未熟な胞子のう群
標本2 薄暗い岩の日陰に生育するホソバコケシノブ
④日陰の岩壁に生育するホソバコケシノブ