イッポンワラビか?(まだ新芽が展開中だったので再度観察する予定)

メシダ科 メシダ属 Lepisorus 

イッポンワラビ?。2016年5月14日 三頭山

生育している環境:夏緑広葉樹の疎林が広がる渓谷沿い岩場に高性草本類と共に生育。標高1100~1200m。

観察された特徴:夏緑性。標高が高いこともありまだ葉を伸展させている途中で40㎝程度の葉を勢いよく立ち上げていた。葉が展開しきると50㎝程度になると思われる。柔らかい草質、3回羽状にわかれる。羽軸の付け根には肉芽ができることがある。下部の羽片では基部側で短縮する。羽片基部の小羽片には短い柄がある。胞子のう群は円形~楕円形、裂片の中肋と辺縁の中間につく。包膜無し。

生育確認数:1地点、群生。三頭山。

イッポンワラビ?、中軸および羽片下部。2016年5月14日 三頭山 イッポンワラビ?、羽軸基部には肉芽ができることがある。2016年5月14日 三頭山
(1)イッポンワラビ?、中軸および羽片下部
(2)イッポンワラビ?、羽軸基部

イッポンワラビ?、胞子嚢群は円形~楕円形で中間につく。2016年5月14日 三頭山 イッポンワラビ?、胞子嚢群は円形~楕円形で中間につく。2016年5月14日 三頭山
(1),(2)イッポンワラビ?、胞子嚢群