ミヤマシダ Diplazium sibiricum var. glabrum
メシダ科 ノコギリシダ属
生育している環境:標高1000m付近夏緑広葉樹林の浅い渓谷沿い、やや明るい林床に群生。
観察された特徴:根茎は地中を這う。葉柄には黒褐色広披針形~披針形の鱗片がつく。葉の大きさは35~50㎝、葉は広卵形~卵形、黄緑色~鮮緑色、3回羽状全裂(4回羽状浅裂)。下部の羽片には長い柄があり基部小羽片はしだいに短縮する。最下羽片はやや下を向いてハの字につく。小羽片は短い柄があり全裂する。裂片は小羽軸に広くつき辺縁は粗い鈍鋸歯縁。胞子嚢群は三日月形で裂片の中肋(小小羽軸)寄りつく。