アイハリガネワラビ Thelypteris japonica × T. musashiensis

ヒメシダ科 ヒメシダ属

アイハリガネワラビ(ハリガネワラビ×イワハリガネワラビ)。2017年8月24日 越沢バットレス 
アイハリガネワラビ(ハリガネワラビ×イワハリガネワラビ)

生育していた環境:渓谷沿いのところどころ岩が露出する薄暗い林床。イワハリガネワラビは岩場に生育するが、岩の上の腐植が堆積したところに生育。

観察された特徴:ハリガネワラビとイワハリガネワラビの雑種と推定される。胞子の形状から雑種と推定される。
イワハリガネワラビに似ているところ、①葉柄は細く、②葉は淡い黄緑色。ハリガネワラビに似ているところ、①包膜上の毛がやや長い(イワハリガネワラビは突起状)。②葉は卵状披針形(イワハリガネワラビは長卵状披針形)。

参考:ハリガネワラビの胞子 イワハリガネワラビの胞子

アイハリガネワラビ、胞子嚢群葉中間につく。2017年8月24日 越沢バットレス アイハリガネワラビ、包膜にはハリガネワラビと同じような長い毛が生える。2017年8月24日 越沢バットレス
(1)アイハリガネワラビ、胞子嚢群
(2)アイハリガネワラビ(ハリガネワラビ×イワハリガネワラビ)、包膜の毛

アイハリガネワラビ、胞子数は60以上確認できるが大小の胞子が混ざる。2017年8月24日 越沢バットレス 
アイハリガネワラビ、胞子数および形

アイハリガネワラビ、大小の大きさの胞子が混ざる。2017年8月24日 越沢バットレス アイハリガネワラビ、大小の大きさの胞子が混ざる。2017年8月24日 越沢バットレス 
(1),(2)アイハリガネワラビ、胞子の形状