イワトラノオ

チャセンシダ科 チャセンシダ属 Asplenium tenuicaule 

明るい石垣に生育するイワトラノオ 2014年7月23日 御岳山   
生育していた環境:御岳では年間を通し湿度が高いためか林内のウエットな石垣~明るい石垣まで広く見られる。
観察された特徴:常緑性。葉を叢生する。葉の大きさは3~20㎝と幅がある。鮮緑色で葉の質は薄く柔らかい。裂片は先に向かってやや膨らむような感じで、先端は鈍頭。胞子のう群は小羽軸寄りにつき、包膜の端は巻くが開くと辺縁には鋸歯がある。
生育確認数:普通に見られる。

イワトラノオ、羽片。2014年7月23日 御岳山 イワトラノオ、胞子のう群。014年7月23日 御岳山
イワトラノオ、羽片(上左)
イワトラノオ、胞子のう群および包膜(上右)




標本2  林内のウエットな石垣で
日陰の石垣に群生するイワトラノオ。2014年7月23日 御岳山 イワトラノオ。014年7月23日 御岳山
日陰の石垣に群生するイワトラノオ(上左)
イワトラノオ(上右)

イワトラノオ、羽片。2014年7月23日 御岳山 イワトラノオ、胞子のう群。014年7月23日 御岳山
イワトラノオ、羽片(上左)
イワトラノオ、胞子のう群(上右)

イワトラノオ、包膜。2014年7月23日 御岳山 イワトラノオ、包膜。014年7月23日 御岳山
イワトラノオ、包膜(上左、上右)



胞子画像:葉の大きさ15~20㎝程度の大きな個体
イワトラノオ、胞子数は50以上確認、形も整っている。有性生殖種と思われる。2016年10月28日 御岳山 イワトラノオ、胞子数の形・大きさは整っている。2016年10月28日 御岳山 
イワトラノオ、胞子数(上左)
イワトラノオ、胞子(上右)

イワトラノオ、胞子表面。2016年10月28日 御岳山 イワトラノオ、胞子側面。2016年10月28日 御岳山
イワトラノオ、胞子の形(上左、上右)