オニヒカゲワラビ Diplazium nipponicum

メシダ科 ノコギリシダ属

スギ・ヒノキの樹冠に覆われた林床に生育するオニヒカゲワラビ。2017年8月20日 越沢バットレス 
スギ・ヒノキの樹冠に覆われた林床に生育するオニヒカゲワラビ

生育している環境:渓谷沿いスギ植林地斜面。渓谷からはやや離れているが上部を樹冠に覆われたウエットな林床。
観察された特徴:葉のおよそ大きさは80㎝、葉の表面は光沢が乏しく、葉は草質で薄い感じがする。小羽片は深裂し基部の小羽片には短柄がある。隣り合う裂片の間隔は先に行くに従い広がる。中軸や羽軸・小羽軸には細かい突起のような毛が密に生える。胞子嚢群はつけていなかった。

オニヒカゲワラビ、羽片。2017年8月20日 越沢バットレス オニヒカゲワラビ、小羽片は深裂する。2017年8月20日 越沢バットレス
(1)オニヒカゲワラビ、羽片
(2)オニヒカゲワラビ、小羽片

オニヒカゲワラビ、羽軸および小羽軸には微細な突起が密生する。2017年8月20日 越沢バットレス オニヒカゲワラビ、羽軸および小羽軸には微細な突起が密生する。2017年8月20日 越沢バットレス
(1),(2)オニヒカゲワラビ、羽軸および小羽軸

オニヒカゲワラビ、裂片の辺縁は細鋸歯縁。2017年8月20日 越沢バットレス オニヒカゲワラビ、、裂片の辺縁は細鋸歯縁。2017年8月20日 越沢バットレス
(1),(2)オニヒカゲワラビ、裂片