コバノイシカグマ

コバノイシカグマ科 コバノイシカグマ属 Dennstaedtia scabra 

コバノイシカグマ 2013年7月13日 大楢峠
生育していた環境:山地中腹部スギ林内、のやや乾燥気味の明るい林内の山道沿いの土手(斜面)に生育。
観察された特徴:夏緑性。根茎は長く這い、まばらに葉を付ける。葉柄は細くアメ色~赤褐色で白色の毛を密生させる。観察された個体の葉の大きさは30~45cm、葉身はやや長い三角形。葉は光沢がなく葉の表裏に毛が生える。3~4回羽状に細かく分かれる。胞子のう群は裂片の辺縁近くにつき、包膜はコップ状。
生育確認数:5地点、個体数は多い。海沢林道、越沢、大楢峠

コバノイシカグマ、葉柄には白色の長い毛が密生する。2013年7月13日 大楢峠 コバノイシカグマ、羽片。2013年7月13日 大楢峠
コバノイシカグマ、葉柄(上左)
コバノイシカグマ、羽片(上右)
コバノイシカグマ、胞子のう群(下左)
コバノイシカグマ、包膜(下右)
コバノイシカグマ、胞子のう群は葉の端につく。2013年7月13日 大楢峠 コバノイシカグマ、包膜はコップ状。2013年7月13日 大楢峠