アイイノモトソウあるいは羽片基部が中軸に翼となって流れるオオバノイノモトソウセフリイノモトソウ

イノモトソウ科 イノモトソウ属 Pteris x sefuricola

まだ胞子あるいは羽片側脈末端のようすを確認していないのでオオバノイノモトソウか雑種のアイイノモトソウか不明。
アイイノモトソウかオオバノイノモトソウ 2013年7月13日 大楢峠
生育している環境:スギ植林地内の乾燥気味の石垣や崖。   
観察された特徴:常緑性。栄養葉と胞子葉のやや2形に分かれる。栄養葉・胞子葉ともイノモトソウとオオバイノモトソウの中間的であるが、葉脈のようす(できれば胞子)を観察しなければアイイノモトソウかオオバノイノモトソウか決められない。胞子オオバイノモトソウ硬葉typeとイノモトソウとの雑種にくらべると羽片の幅は狭い。個体差があり、イノモトソウに近いものからオオバイノモトソウに近いものまで見られる。2016年1月31日訂正 葉身は頂羽片と3~4対の側羽片からなり、上から1~2対の羽片は中軸に流れて下側の次の羽片近くまで翼をつくる。
生育確認数:2地点、海沢霊園、大楢峠。

石組みの間に生育するアイイノモトソウかオオバノイノモトソウ。2012年8月16日 海沢霊園
アイイノモトソウかオオバノイノモトソウセフリイノモトソウ(上)
アイイノモトソウかオオバノイノモトソウセフリイノモトソウ、栄養葉(下左)
アイイノモトソウかオオバノイノモトソウセフリイノモトソウ、胞子葉(下右)

アイイノモトソウかオオバノイノモトソウ、栄養葉。2012年8月16日 海沢霊園 アイイノモトソウかオオバノイノモトソウ、胞子葉。2012年8月16日 大楢峠