トキワシダ

チャセンシダ科 チャセンシダ属 Asplenium yoshinagae 

トキワシダ 2013年7月13日 大楢峠   
生育していた環境:渓谷沿いの切り立ったチャートなどの岩壁や渓谷内の大きな転石・崩落した岩などに着生、葉身は弧を描くようにして垂れ下がる。
観察された特徴:常緑性。葉の大きさは10~45cmで、羽片は長三角形で羽片下側にくらべ上側大きく発達する。羽片は大きい株ほど深く切れ込む。胞子のう群は棒状。
生育確認数:険しい岩場ではときどき見られる。越沢、海沢、養沢、大楢峠

トキワシダ、切り立ったチャートの崖に着生。葉の大きさは約40cm。2013年3月29日養沢 岩壁にはトキワシダ以外にカタヒバやコケシノブの仲間が群生。2013年3月29日 養沢

岩の下から見上げたトキワシダ。2012年5月26日 越沢 岩の下から見上げたトキワシダ。2013年7月13日 大楢峠
トキワシダ(上上左)同行の猪早氏が撮影されました。
トキワシダ(上上右)いろいろなシダの仲間が群生する渓谷対岸の岩壁。
トキワシダ(上左、上右)岩壁の下から見たトキワシダ
トキワシダ(下左、下右)羽片
トキワシダ(下下左)胞子のう群
トキワシダ(下下右)無性芽
トキワシダ、羽片。2012年5月26日 越沢 トキワシダ、羽片。2012年8月16日 海沢

トキワシダ、胞子のう群。2012年8月16日 大楢峠 トキワシダ、中軸上にできた無性芽。2012年8月16日 海沢