ハコネシケチシダ大形type 雑種 (シケチシダ×イッポンワラビ)
メシダ科 メシダ属
生育している環境:渓谷沿いの明るい河原~林縁に生育。
観察された特徴:シケチシダとイッポンワラビの雑種と推定される。夏緑性。数本の葉をまとまって出す。葉の大きさは1mに達する。葉身は広い楕円形。小羽片は羽軸から独立し2回羽状複生~3回羽状中裂。胞子嚢群は長楕円形~線形。
胞子の特徴:胞子は数が少なく、大小の大きさの胞子が混ざり、形も歪で雑種と推定される。
近くに生えていた小形のハコネシケチシダ(2回羽状深裂type)の胞子の数・形状はまだ確認していない。
(1),(2)渓谷のそばに群生するハコネシケチシダ(大形type)
(1),(2)ハコネシケチシダ(大形type)、中軸分岐の肉刺
(1)ハコネシケチシダ(大形type)、胞子嚢群 5月26日撮影
(2)ハコネシケチシダ(大形type)、胞子嚢群 8月20日撮影
(1),(2),(3)ハコネシケチシダ(大形type)、胞子