ハコネシケチシダ(シケチシダ×イッポンワラビ)イッポンワラビAthyrium christensenianum

メシダ科 メシダ属

※イッポンワラビとして掲載していたが、2018年6月4日の再調査で胞子を観察し、ハコネシケチシダに訂正。また、この群生地の中でイッポンワラビの生育を確認(胞子を確認済み)

ハコネシケチシダ。2014年7月27日 御岳山

生育している環境:御岳山山頂部渓谷、夏緑広葉樹およびスギ・ヒノキ林林床に50株程度一定の間隔をあけて群生。

観察された特徴:シケチシダとイッポンワラビの雑種と推定される。根茎は這い先端に1~2本の葉をつける。葉柄の鱗片は淡褐色。葉の大きさな60~80㎝、広卵形~卵形、緑色~濃緑色。胞子嚢群は円形~楕円形。包膜ない。胞子には大小のものが混ざり、形も歪なものが多く雑種と考えられる。

ハコネシケチシダ、羽片。2014年7月27日 御岳山 ハコネシケチシダ、中軸と羽片の柄の分岐。2014年7月27日 御岳山
(1)ハコネシケチシダイッポンワラビ、羽片
(2)ハコネシケチシダイッポンワラビ、中軸と羽片の柄の分岐

ハコネシケチシダ、胞子嚢群は円形~楕円形。2014年7月27日 御岳山 ハコネシケチシダ、胞子嚢群は円形~楕円形。2014年7月27日 御岳山
(1),(2)ハコネシケチシダイッポンワラビ、胞子嚢群

標本2
ハコネシケチシダ。2014年7月27日 御岳山

ハコネシケチシダ、胞子嚢群。2014年7月27日 御岳山




※以下は2018年6月4日の記録
葉は広卵形・胞子嚢群が円形~楕円形のハコネシケチシダ、胞子を観察した葉。2018年6月4日 御岳山 ハコネシケチシダ、胞子を観察した葉

ハコネシケチシダ、1つの胞子嚢の壊したもの。胞子数は55個程度確認、胞子は大小あり形も歪なものが混ざる。2018年6月4日 御岳山 
ハコネシケチシダ、1つの胞子嚢の壊したもの

ハコネシケチシダ、胞子は大小あり形も歪なものが混ざる。2018年6月4日 御岳山 
(1)ハコネシケチシダ、胞子の形状

ハコネシケチシダ、胞子は大小あり形も歪なものが混ざる。2018年6月4日 御岳山 ハコネシケチシダ、胞子は大小あり形も歪なものが混ざる。2018年6月4日 御岳山
(2),(3)ハコネシケチシダ、胞子の形状





ハコネシケチシダ、1つの胞子嚢の壊したもの。胞子は大小あり形も歪なものが混ざる。2018年6月4日 御岳山  
ハコネシケチシダ、1つの胞子嚢の壊したもの

ハコネシケチシダ、胞子は大小あり形も歪なものが混ざる。2018年6月4日 御岳山 ハコネシケチシダ、胞子は大小あり形も歪なものが混ざる。2018年6月4日 御岳山
(1),(2)ハコネシケチシダ、胞子の形状