ハコネシケチシダ(シケチシダ×イッポンワラビ)イッポンワラビAthyrium christensenianum
メシダ科 メシダ属
※イッポンワラビとして掲載していたが、2018年6月4日の再調査で胞子を観察し、ハコネシケチシダに訂正。また、この群生地の中でイッポンワラビの生育を確認(胞子を確認済み)
生育している環境:御岳山山頂部渓谷、夏緑広葉樹およびスギ・ヒノキ林林床に50株程度一定の間隔をあけて群生。
観察された特徴:シケチシダとイッポンワラビの雑種と推定される。根茎は這い先端に1~2本の葉をつける。葉柄の鱗片は淡褐色。葉の大きさな60~80㎝、広卵形~卵形、緑色~濃緑色。胞子嚢群は円形~楕円形。包膜ない。胞子には大小のものが混ざり、形も歪なものが多く雑種と考えられる。
(1)ハコネシケチシダイッポンワラビ、羽片
(2)ハコネシケチシダイッポンワラビ、中軸と羽片の柄の分岐