ミヤマウラジロ Cheilanthes brandtii
イノモトソウ科 エビガラシダ属
生育している環境:上部は夏緑広葉樹の樹冠に覆われているが片側に開けた乾燥気味の岩壁。岩は主に砂岩であったが石灰岩も見られるかもしれない。山道沿いに続く岩壁に群生。他ではあまり観察していないが、個体数は多い。
観察された特徴:夏緑性。葉柄はエンジ色で光沢があり細く硬い。葉の大きさは25~40㎝、質は薄く白緑色~鮮緑色。楕円形で3回羽状全裂~3回羽状中裂に分かれる。葉の裏や羽軸には白色の粉状の物体がつく。胞子嚢群は葉の辺縁につき辺縁は内曲して胞子嚢群を抱く。
(1)ミヤマウラジロ、葉柄
(2)ミヤマウラジロ、葉柄の鱗片