ヤマクラマゴケ Selaginella nipponica
イワヒバ科 イワヒバ属
生育している環境:石灰岩上およびその周辺の岩場・石垣などに生育。
観察された特徴:タチクラマゴケに似るが、腹葉・背葉はタチクラマゴケよりも小さく、込み合ってつける。側枝の先端に胞子嚢穂をつけるがよく観察しないとわからない。
腹葉はいびつな広卵形で、腹葉・背葉とも辺縁には鋸歯がある。胞子嚢穂は側枝の先端につき長卵形~長三角形、腹葉・背葉は左右対称で、胞子嚢穂の下部の腹葉は広卵形で大きく幅も広く大胞子を包み、先端に行くほど腹葉は小さく幅も細くなり小胞子をつける。陽当たりのよいところに生育する個体は紅葉する。