ミタケトラノオ(イワトラノオ×コバノヒノキシダ)

チャセンシダ科チャセンシダ属
標本1
林内の石垣に生育するミタケトラノオ(イワトラノオ×コバノヒノキシダ)とイワトラノオ(左上)。2022年5月28日 奥多摩 栃寄沢
①ミタケトラノオ(イワトラノオ×コバノヒノキシダ)

生育している環境:樹林下、イワトラノオとコバノヒノキシダが混生し群生するウエットな石組みに生育。イワトラノオが優勢。
観察された特徴:葉の大きさは10~14㎝。葉の柔らかさ・薄さなどイワトラノオに似るが、羽片はコバノヒノキシダに似るが、それよりも基部が広い楔形の三角形。胞子のう群は不稔の胞子のうをあふれるようにつける。よく観察すると不稔の白い胞子のうの中に一見充実した色の濃い胞子のうが見られるが、壊して観察すると胞子は歪で大きさに大小があり数が少なく雑種の特徴を表している。

林内の石垣に生育するミタケトラノオ(イワトラノオ×コバノヒノキシダ)。2022年5月28日 奥多摩 栃寄沢
②ミタケトラノオ(イワトラノオ×コバノヒノキシダ)

ミタケトラノオ(イワトラノオ×コバノヒノキシダ)、胞子のう群は不稔の胞子のうがあふれるようにつく。2022年5月28日 奥多摩 栃寄沢 ミタケトラノオ(イワトラノオ×コバノヒノキシダ)、胞子のう群は不稔の胞子のうがあふれるようにつく。2022年5月28日 奥多摩 栃寄沢
③④ミタケトラノオ(イワトラノオ×コバノヒノキシダ)、羽片裏側

ミタケトラノオ(イワトラノオ×コバノヒノキシダ)、不稔の胞子のう群の中にわずかに有色の膨らんだ胞子のうが見られる。2022年5月28日 奥多摩 栃寄沢 ミタケトラノオ(イワトラノオ×コバノヒノキシダ)、不稔の胞子のう群の中にわずかに有色の膨らんだ胞子のうが見られる。2022年5月28日 奥多摩 栃寄沢
⑤ミタケトラノオ(イワトラノオ×コバノヒノキシダ)、胞子のう群
⑥ミタケトラノオ(イワトラノオ×コバノヒノキシダ)、胞子のう群拡大

ミタケトラノオ(イワトラノオ×コバノヒノキシダ)、胞子は歪で大きさに大小があり数が少なく雑種。2022年5月28日 奥多摩 栃寄沢 ミタケトラノオ(イワトラノオ×コバノヒノキシダ)、⑧の拡大。2022年5月28日 奥多摩 栃寄沢
⑦ミタケトラノオ(イワトラノオ×コバノヒノキシダ)、⑤⑥で観察された色の濃い胞子のうを壊したようす
⑧⑦の拡大写真

ミタケトラノオ(イワトラノオ×コバノヒノキシダ)、胞子は歪で大きさに大小があり数が少なく雑種。2022年5月28日 奥多摩 栃寄沢 ミタケトラノオ(イワトラノオ×コバノヒノキシダ)、⑨の拡大。2022年5月28日 奥多摩 栃寄沢
⑨ミタケトラノオ(イワトラノオ×コバノヒノキシダ)、⑤⑥で観察された色の濃い胞子のうを壊したようす
⑩⑨の拡大写真

ミタケトラノオ(イワトラノオ×コバノヒノキシダ)、胞子は歪で大きさに大小があり数が少なく雑種。2022年5月28日 奥多摩 栃寄沢 ミタケトラノオ(イワトラノオ×コバノヒノキシダ)、胞子は歪で大きさに大小があり数が少なく雑種。2022年5月28日 奥多摩 栃寄沢
⑪⑫ミタケトラノオ(イワトラノオ×コバノヒノキシダ)、⑤⑥で観察された色の濃い胞子のうを壊したようす

標本2
林内の石垣に生育するミタケトラノオ(イワトラノオ×コバノヒノキシダ)とイワトラノオ(右下)。2022年5月28日 奥多摩 白丸 林内の石垣に生育するミタケトラノオ(イワトラノオ×コバノヒノキシダ)。2022年5月28日 奥多摩 白丸
①②ミタケトラノオ(イワトラノオ×コバノヒノキシダ)

標本3
林内の石垣に生育するミタケトラノオ(イワトラノオ×コバノヒノキシダ)。2022年5月28日 奥多摩 白丸 林内の石垣に生育するミタケトラノオ(イワトラノオ×コバノヒノキシダ)。2022年5月28日 奥多摩 白丸
①ミタケトラノオ(イワトラノオ×コバノヒノキシダ)
②ミタケトラノオ、中軸向軸側