アイヒメワラビ Thelypteris x subviridifrons
ヒメシダ科 ヒメワラビ属
生育している環境:谷に沿って狭く広がる氾濫原の樹林内に生育する。
観察された特徴:葉は大きく90~120㎝、外観はヒメワラビに似るが葉の色はミドリヒメワラビに似て緑色。大きい小羽片には短い柄がある。小羽片の基部は広い楔形。中身のない小さな胞子嚢胞が集まった胞子嚢群は盛り上がる。中身のない胞子嚢に混じってわずかに胞子が含まれる胞子嚢が見られるが、その中身の胞子は大きさが不揃い・形が歪なものが混ざる。雑種と思われるが、イノデの仲間で見られる秋葉のようにこの季節につける胞子なので乱れているのかもしれない。改めて初夏にでも胞子を調べる必要がある。
(1)アイヒメワラビ胞子嚢1、1つの胞子嚢を壊したようす
(2)アイヒメワラビ胞子嚢2、1つの胞子嚢を壊したようす
※胞子嚢群はほとんどが不稔の小さな胞子嚢の集まりでそのの中にわずかに観察に耐える大きな胞子嚢が混ざる。
(1)アイヒメワラビ、胞子上面
(2)アイヒメワラビ、胞子側面
(1)アイヒメワラビ、胞子上面
(2)アイヒメワラビ、胞子側面
(1)アイヒメワラビ、胞子上面
(2)アイヒメワラビ、胞子側面
(1)アイヒメワラビ、胞子上面
(2)アイヒメワラビ、胞子側面
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