アイイノモトソウか Pteris × pseudosefuricola
イノモトソウ科 イノモトソウ属
まだ胞子の様子を観察していません。あらためてよい季節に胞子の様子を調べます。2022年4月8日
(1)アイイノモトソウか、栄養葉
生育していた環境:周辺の林床や石垣にオオバノイノモトソウやイノモトソウが生育する。森に隣接する人家周辺の大きな石を組んだ石組みの間に生育。
観察された特徴:羽片側脈の様子からイノモトソウとオオバノイノモトソウの雑種と推定されるが胞子を確認してから結論を出したい。栄養葉の大きさは35~50㎝、胞子葉は50~70㎝。側羽片の基部には上から3段目まで翼がある。羽片の側脈の先端は葉縁の組織ギリギリまで伸び、到達・合着しないものが多いが中には到達・合着するものもみられる。側脈先端は多少曲がるとともに膨らみ末端は尖り筆先のような形になる。
羽片側脈の先端の様子は関西(奈良県 十津川)で胞子まで確認しアイイノモトソウとした個体に比べ葉縁ギリギリまで伸びており観察の仕方によっては葉縁に達しているようにも見えることがある。この夏(2022年)胞子の様子を確認する予定。
私は、関東では胞子を観察してその様子からアイイノモトソウとわかる個体をまだ確認していない。撮影出来次第掲載いたします。